ある日突然体の一部が動かなくなる衝撃

ある日突然体の一部が動かなくなる衝撃

10日ほど前のお話です。 朝、布団から出て眠い目をこすりながら、 ふと不安が頭をかすめました。 「なんだか、左手に力が、入らないな」 指を動かそうとしたところ、 全く力が入らない。 寝ているときに体の重みで痺れたのなら、 少し時間を置けば動くようになりますが、 どうやら今回は違うようです。 「ま、まずい。どうしよう……!?」 いよいよ俺の人生も終わりか…… 「とにかく病院に行ったら? 仕事は休みなさい。」 妻のアドバイスで我に返り、 会社には臨時休暇を願い出て すぐさま整形外科に向かいました。 症状を告げて、すぐにCTなど ひと通り検査を実施。 そして、下された診断結果は、 「手根管症候群」。 (日本整形外科学会のHPにリンクしています) 「しゅこんかんしょうこうぐん」。 聞いたこともない病名でした。 原因は不明だそうです。 とりあえず薬の処方を受けて 仕事は無期休業状態に。 利き腕ではないとは言っても、 両手を使う商売なので、 動かなければ、今の仕事は あきらめなければなりません。 これから、俺はどうなるのだろう…… ・・・・・・・・・・・・ さて、今お話ししたエピソードは 私のことではありません。 いつも利用している美容室の ヘアドレッサーの身に起きた実話です。 1週間ほど前、 私のスマホに電話が入りました。 「誠に申し訳ございません。 ご予約を承っている担当の●●ですが、 急遽お休みをいただくことになりました。 復帰予定は、誠に申し訳ございませんが 今の処目処が立っておりません。」 ひと通りお話を伺って、 別の美容師さんに依頼することにし 電話を切ったのですが、 復帰の目処がついていないというのが 喉に引っかかりました。 さぞやご本人(Aさんとします^_^)も 相当にメンタルを消耗されたのでは ないかなと思っていました。 そころが、その3日後。 「直前で申し訳ございません。 Aが急遽復帰することになりました。 お差し支えなければ、当初のご予約通り Aの担当で、お時間も最初のお約束で お願いすることは可能でしょうか?」 もちろん、私は二つ返事で了承しました。 そのときは、件の病気を患ったことは 知る由もありません。 少なくとも、これだけ短期で復帰できたのだから COVID19 でないことは確かです。 そして、土曜日の11時30分。 思ったより元気そうな笑顔で Aさんは出迎えてくれました。 「症候群」とつく疾患