自然哲学の時代
「万物の根源は!」 きっと高らかに哲学者たちは主張していたであろう自然哲学の時代。 万物の根源を問うことは、世界を征服することだったのだろう。 だって、万物の根源がわかるということは、世界の始まりを知ることにつながるからだ。 万物の根源は水! 万物の根源は空気! 万物の根源は無限なるもの! 万物の根源が数である! まさに言ったもの勝ちな世界。 大喜利にも近そうだ。 おそらく、それ自体ではなく、それを最もらしく感じさせる言説が大事だったのではないだろうか? 万物の根源は人の意志である! としてみよう。 か弱き人間と大いなる自然、という対立軸があったのではないかと思う、この時代。 意志なんてものは…
2022/04/30 06:36