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この深い森の中で。 http://masan3337.blog.fc2.com/

自作小説(BL中心、一般ファンタジーなど)を連載しています。 kindle作家天瀬由美子の個人ブログになります。 june世代の作風で、長編が得意です。 よろしくお願いします。

天瀬由美子
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2022/04/09

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  • 第1章-----(4)

    「あらあらあら。あなた、陛下、アルシュがレザックを連れて来てくれましたよ」 エラルド王妃サーニャが弾んだ声をあげた。彼女は侍女に案内されて王と王妃の居室に入ってきたアルシュと大きな荷物を持った従者のカズトを見るなり、スカートをたくしあげていそいそと寄って来た。「どうしたの? 急に。顔を見せてくれるのは嬉しいけど。レザックはご機嫌よさそうね。こんにちは。小さな王子様。今日も可愛いわね」 サーニャがア...

  • 第1章-----(3)

    不安というものは常に人の心につきまとう。 アルシュはレザックを抱いて、自宅の裏庭のベンチで日向ぼっこをしながら、そんなことを考えていた。 今のかれは幸福だ。毎日も充実している。レザックを妊娠していた頃の、そのまま臨月を迎えてしまえば出産によって命を失ってしまうかもしれないという恐怖と緊張に比べれば、夢のように平穏な暮らしである。 とは言え、その代わりのように、忙しい。 これまで前例のなかった色々...

  • 第1章-----(2)

    困惑した息遣いが、淫らな喘ぎになるまで時間はかからなかった。 アルシュはウーディを体の奥深くに受け入れて、その場所から広がる容赦ない快感にわなないた。「あ……あぁ――ん……ふっ――」 甘い痺れに包まれる。かれのそこは増々、熱を持ち、さらなる刺激を求めるように悶えはじめる。勿論、ペニスもとっくに勃起していた。 ウーディはアルシュの姿を愛おしげに見つめ、後ろから突きあげた。「俺の可愛い、アルシュ。お前は俺の...

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