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誰にも見せなくても、丁寧に暮らす
SNSを開くと、光の加減まで計算されたような部屋の写真が並ぶ。木製のカトラリー、陶器のマグカップ、余白のある食卓。整えられた空間と美しい暮らし。そこには「丁寧な暮らし」というラベルが貼られている。 もちろん、あれはあれで素敵だと思う。整った
2025/03/30 15:31
比較のない場所で、呼吸を整える
コーヒーの香りがゆっくりと立ちのぼる。窓際の席、午後の柔らかな光。ページをめくるたび、本の紙の手触りが静けさに溶けていく。目の前には誰もいない。話し声も遠く、小さなBGMが店内を薄く満たしている。スマートフォンは伏せたまま、誰の通知も気にし
2025/03/30 15:25
やわらかい風と、始まりの気配」
気温が急に上がった朝、窓を開けた瞬間に、やわらかい風が部屋に入り込んだ。湿り気を含んだその空気は、どこか土の匂いと若葉の匂いが混じっている。寝ぼけた目が一瞬で覚めるわけでもない。けれど、鼻先をくすぐるその匂いが、春の訪れを静かに告げていた。
2025/03/30 15:21
https://takkusu.com/?p=700
会計の世界には、「費用収益対応の原則」という考え方があるらしい。収益が計上されるならば、それに直接結びつく費用も同時に認識しなければならないという原則。売上だけをひとり歩きさせることは許されず、それを生み出すために払った代償もまた、等しく帳
2025/03/29 12:28
論理と感情のあいだで
社会に出てから、まだ10年は経っていない。けれど、指の間をするりと抜けていくようにして、気づけば10年が目前にある。目の前にある日々をひとつずつ噛み砕いてきたつもりなのに、振り返れば足跡は思いのほか遠くまで伸びている。 この10年弱で痛感し
2025/03/23 00:35
ポケットの中の無限と虚無
スマートフォンの普及によって、世界は一変した。情報の受発信がかつてないほど容易になり、距離という概念が希薄になった。ポケットに収まる一枚のガラスと金属の板が、無限の知識と人々のつながりを生み出している。世界中の人々と瞬時にコミュニケーション
2025/03/08 14:30
雪の記憶
2025年3月3日。東京に雪が降った。 僕の記憶では、今シーズン初めての雪だった。湿ったアスファルトの上に、白い粒が静かに舞い降りる。空を見上げると、灰色の雲の切れ間から、冷えた光がわずかに射している。東京の雪はたいてい儚く、すぐに消えてし
2025/03/03 16:54
選択肢の多さは幸福か、それとも迷いの種か
選択肢は多い方がいいのか、それとも少ない方がいいのか。これは人生の幸福度に大きく関わる問いだと思う。 選択肢が多いことは、可能性を広げるという意味では確かに魅力的だ。Aもできるし、Bもできるし、Cもできる。進学や就職、住む場所や交友関係、あ
2025/03/03 16:19
春の訪れ
2025年3月1日。 今日は、驚くほど温かい。つい昨日まで肌を刺すような寒さが続いていたのに、まるで暦が「3月は春だ」と宣言したかのような空気に包まれている。冬の終わりを感じる。そして、それと同時に春の訪れを確かに感じる。 春が好きだ。これ
2025/03/01 19:14
AIが繋ぐ世界と、失われる対話の温度
AIは素晴らしい。 仕事においても、プライベートにおいても、もはやAIを使わない日はない。朝、目覚めとともにスマートフォンを手に取り、ニュースをチェックすれば、そこにはAIが選別した記事が並ぶ。メールやチャットの文章を考える際、AIの補助を
2025/03/01 18:16
10年ぶりのディズニーランドで感じた喪失感
約10年ぶりにディズニーランドを訪れた。 10年という歳月は長い。人の考え方も変わるし、世の中の在り方も変わる。ディズニーランドも例外ではなかった。新しいアトラクションが追加され、入園料は高くなり、かつて当たり前だったファストパスは消えてい
2025/03/01 17:49
2025年3月 (1件〜100件)
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