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 着物ファッションと買い物のアルバム日記 part2 http://arimatunarumi.blog.fc2.com/

当ブログは、近年着物に興味を持つようになった着物初心者さんや若い世代向けに書いているブログです。 着物の知識・情報のメモ&お買い物&着物ファッションをアルバム風にまとめてみました。

有松なるみ
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2021/10/13

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  • 白喪服の意味は、死と再生の儀式と色直し ~白喪服の話⑤~

    今回は、白喪服の意味は、人生の通過儀礼であり、死と再生の儀式と色直しの意味があるというお話です。 結論から先に述べると、白喪服の意味は、人の一生のうち、産着や百日祝いや結婚式や葬式などで何度か経験する死と再生の通過儀礼の一つであり、白い着物に着替えるのは生と死を承認・確認する意味があり、白い着物はお色直しの一枚目という位置づけだったようです。 お色直しとの関連は意味がわかりにくいかもしれませんが...

  • 上流階級の葬礼では、南北朝時代~江戸前期まで遺族が喪服を左前で着ていた!?

    今回は、上流階級の遺族の装束において、南北朝時代~江戸前期まで、喪服や服喪期間の衣服を左前に着ていた時期があるというお話です。 現代では、「遺体に着せる死装束は、普段と違う左前に着せる」「左前は死装束」というイメージがありますが、南北朝時代~江戸前期までは、死者ではなく遺族が葬儀や服喪期間中に左前に着物を着ていたという興味深い情報がありました。 逆に言うと、お葬式では、遺族の喪服は、古来からしば...

  • 喪服の色は古代は白、平安~鎌倉時代は黒(上流のみ)、室町~江戸時代は白、明治以降は西洋化で黒。~白喪服の話④~

    今回は喪服の歴史と変遷についてまとめてみました。 今は喪服=黒のイメージですが、日本の歴史においては喪服=白の時代のほうが長く、葬礼で白を基本とするのは中国やベトナムやトルコなどの他のアジア圏とも類似した文化があったようです。 <参考記事>ベトナムの喪服は白色,日本の喪服も江戸時代までは白色 住んで旅してAsianLife (aoba.net)白い時もあった喪服。喪服が黒い理由とは?|知っておきたい葬儀の知識|ご...

  • 白喪服の話③ 資料で見る各地の白喪服の様子。江戸時代もレンタルがあった。素材は正絹、木綿、麻など。

    今回は、江戸時代の白喪服の様子や戦前までの各地の白喪服の風習についてです。 江戸時代の白喪服については、歌舞伎や文楽がその姿を留めているので参考になります。 男性は白い着物に白い裃、女性は白無垢に帯の結び方は色々あるようです。↑文楽では花嫁衣裳のように綿帽子を被る姿や帯をお太鼓で前で結んでいる姿などがありました。 ↑歌舞伎では女性は綿帽子は被らず、帯は白い帯を結ばずに巻き付けたような着付けの時...

  • 白喪服の話② 葬送行列の写真と92歳のお婆さんの話、寝棺と座棺、白無垢に文庫結び?

    今回は、92歳のご近所のお婆さんに白喪服の写真を見ていただいて、お話を伺いました。 私:「曾祖母のタンスから白喪服が出てきて、曾祖母の父の葬儀で白喪服を着ている写真も見つけました。 昔は喪服は白かったそうです。白喪服について何かご存じでしたら教えてください。」↑前記事より再掲。お婆さん:「まぁ、あなたのひいおばあちゃんは白喪服まで持ってお嫁に行かれたの。それはすごいわね。 明治生まれの人で自前の白...

  • 白喪服の話① 曾祖母の白喪服について本家の人と大阪の店員さんに聞いてみた話、網元のお嫁さんの話

    今回は、白喪服シリーズ第一弾で、曾祖母の白喪服についてです。 曾祖母のタンスに白い着物があり、何なのかわかりませんでしたが、和裁士さんや大阪のいつもの店員さんに聞いてみたところ、白喪服だということがわかりました。 曾祖母は夏の白喪服と袷の白喪服と両方持っていて、夏の白喪服は絽の白い色無地、袷の白喪服は繻子の着物に繻子の丸帯でした。(夏の白喪服は黄ばみや汚れが酷くて見苦しいため、写真は控えさせて...

  • 藍染めの発酵は、藍還元菌や6種以上の乳酸菌などの微生物によるもの

    今回は、藍染めで活躍する微生物のお話です。 日本の藍染めでは、手間暇かけて発酵させて蒅(すくも)が作られているのが特徴ということで、蒅や藍甕の中で発酵に活躍する微生物はどういう菌なのか、個人的に気になっていました。「日本人は菌を家畜化している」といわれるように、日本人は毒性のあるカビ菌から無毒の麹菌を選択的に利用したり、味噌や日本酒やぬか漬けなど様々な発酵食品を発展させていることで知られます。<...

  • 藍染めは日本だけのものではない③ アフリカの絞りと日本の絞りの関係性、青の民族トゥアレグ族、etc.

    (前回からの続き) 今回は、アフリカ大陸の藍染めの話と、アフリカの絞りと日本の絞りが16世紀から交流があったというお話です。 まず、1960~70年代のアフリカ大陸の藍染めの様子です。↑北アフリカの藍染め。↑カメルーンとイエメンの藍染め。『藍染めの歴史と科学』より。 『藍染めの歴史と科学』は1992年出版ですが、写真は1974年出版の『天半藍色』からの参照なので、50年近く前の写真です。 近年出版の本では、アフリカの...

  • 藍染めは日本だけのものではない② 年中藍染めができるようにしたのは室町時代の青屋四郎兵衛、中国の藍染めについて、etc

    (前回からの続き) 染色の専門家の本を読んでいると、日本でジャパンブルーという言葉が独り歩きしていて、藍染めが日本固有の文化や特殊技術のようなイメージが広がっているのを訂正していることが多いです。 私も初心者の頃、着物本で商業的な藍染めの宣伝を呼んでいるうちに、無意識に「藍染め=日本的なもの」という印象を持ってしまっていたので、染色の専門家さんは一般にこのようなイメージが広がっている問題をご存じで...

  • 藍染めは日本だけのものではない①「藍を建てる」という言葉は明治以降に全国に広まった?

    今回は、藍染めと藍を建てるという言葉や天然藍と合成藍についてのお話です。 着物本だけを読んでいると、「ジャパンブル―」「サムライブルー」と書かれていたり、藍染めの伝統的・文化的側面の話が多いため、「藍染め=日本特有の文化、日本だけの特殊技術」のように勘違いする人が出てきてしまうような気がします。 でも、藍染めは古来から世界中で行われていた染色で、日本に限ったことではありません。 そこで、藍...

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