高校野球あれこれ 第180号
大社も驚いた早実の「5人内野」シフト。 雌伏の時を過ごした名将はここまで準備していた ターニングポイントになった試合 8月17日行われた夏の甲子園3回戦。早稲田実業高(以下、早実)は大社高に延長11回タイブレークの末に敗れるも、その戦いぶりと、試合後の和泉実監督の振る舞いなどから「グッドルーザー」と称賛された。 今夏の西東京大会前、早実の評判は「そこまで」高くはなかった。昨秋はベスト4に進出しているが、春はベスト16で終わっていた。 攻撃陣はタレントが揃っていた。主将の宇野真仁朗(3年)は高校通算64本塁打で、うち「木製弾」が16発というプロ注目のスラッガー。3番を打つ186センチの大型遊撃手…
2024/08/26 21:33