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24-2-2：喪失と決意
《《生首の歌姫》》が口を開いた。響いたのは絶叫だ。 イザベラはそのあまりの音圧に圧倒される。至近距離で、し
2024/06/22 10:32
24-2-1：ゲテモノ
レネ・グリーグが操る戦艦ヒュペルノルと合流した第一艦隊は、アーシュオンの三個艦隊と正対していた。イザベラはセ
2024/06/16 10:19
24-1-2：クロフォードの自嘲
第七艦隊旗艦、航空母艦ヘスティアの提督席にて、クロフォードは小さく唸る。ヘスティアの展開する隠蔽システムの傘
2024/06/15 08:26
24-1-1：運命の出撃
二〇九八年十一月末――。 アーシュオンは驚くべき作戦を展開した。アーシュオン本土を縦断するように、巨大なト
2024/06/09 10:39
23-2-3：二人と、四人
それから三日後。 エディタは暗いセイレネスシミュレータの筐体に乗り込むと、大きく息を吐いた。エディタが部屋
2024/06/08 15:37
23-2-2：私たちはもう、とっくにどっちも正気じゃないわ。
そこまでして、命を捨ててまでして、いったい何が得られるというのですか――エディタが掠れた低い声で尋ねる。イザ
2024/06/02 11:14
23-2-1：わたしは反乱する
二〇九八年、十一月も間もなく終わる頃――。ヤーグベルテ統合首都の秋は足早に過ぎ去り、間もなく初雪が観測される
2024/06/01 09:34
23-1-1：ARMIAの振り子
床も、壁も、天井も、ない。色もない――黒や白の感覚もない。上下左右の概念すら消失してしまっているこの場所は、
2024/05/26 09:59
22-2-1：カオス⇔システム
バルムンクの創り出した闇の中から、アトラク＝ナクアは「あらあら」と戸惑うカティを眺めていた。アトラク＝ナクア
2024/05/25 10:21
22-1-4：アタシが……！？
無事に着艦を済ませ、艦上に降り立った時の疲労感は、今まで感じたことのないほどのものだった。水の中にでもいるの
2024/05/19 11:37
22-1-3：救い無き、狂哭
この、一方的な力が、セイレネス！？ カティの一撃で空域が焼け焦げた。それを目にした瞬間に、カティは寒気を覚
2024/05/18 13:08
22-1-2：エキドナは歌う
翌日正午過ぎ、カティはさっそくエキドナに搭乗していた。移送と慣熟飛行を兼ねた無茶なプランだったが、カティには
2024/05/12 11:16
22-1-1：エキドナの受領
イザベラが人間弾頭を処理した戦いから三日後、十一月も中旬に差し掛かり冬の前触れのような寒風がヤーグベルテ統合
2024/05/11 10:47
21-1-2：クワイアの哄笑
目まぐるしく動く状況の推移を確認しながらも、イザベラは艦首 PPC《粒子ビーム砲》の発射シーケンスを進めてい
2024/05/05 11:09
21-1-1：封鎖海域にて
二〇九八年十一月上旬、訓練航海を終えたイザベラの艦隊は補給を済ませるなりアーシュオンとの中間海域へと取って返
2024/05/04 10:07
20-2-3：補う言葉
まったく、きみってやつはさぁ――イザベラも手近な椅子に腰を下ろして足を組み、頬杖をついた。 「ベッキー、きみ
2024/04/28 10:38
20-2-2：未来への糾弾
レベッカがよろめきながら入った室内には、マリオンが一人、座っていた。その顔は、目の下に濃い影を作っていた。出
2024/04/27 10:21
20-2-1：メランコリック・ダイアログ
第二艦隊旗艦ウラニアの 艦橋《ブリッジ》の窓際にて、レベッカは物思いに 耽《ふけ》っていた。照明すらほとんど
2024/04/21 11:28
20-1-1：平衡天秤
システム・バルムンクの創り出した闇の中に、ジョルジュ・ベルリオーズと黒髪の少女―― ARMIA《アーミア》が
2024/04/20 09:12
19-2-5：遠くない未来に――
マリオンによるその圧倒的の一言に尽きる一撃、タワー・オブ・バベルは、アーシュオンの艦隊を文字通りに潰滅せしめ
2024/04/14 13:15
19-2-4：マリオンの初陣
正規空母を二隻！？ 指定攻撃目標を確認して、マリオンは絶句する。シミュレータでも単艦撃沈はしたことがある。
2024/04/13 11:06
19-2-3：責任の所在
正規空母が四、駆逐艦が十八、フリゲートが四十……それが敵の総戦力か。 レベッカはセイレネスを通じて、敵艦隊
2024/04/07 10:52
19-2-2：オーダード・インターセプション
その一時間後には、レベッカの姿は 制海掃討駆逐艦《バスターデストロイヤー》の 艦橋《ブリッジ》にあった。戦艦
2024/04/06 09:38
19-2-1：言葉にしないと、伝わらないよ
卒業式から二週間が経過した頃、二〇九八年十月の半ば――。 ヤーグベルテ第二艦隊グルヴェイグは、訓練航海の帰
2024/03/31 09:24
19-1-1：卒業パーティにて
二〇九八年九月末日、士官学校の卒業式が執り行われた。 D級歌姫《ディーヴァ》――表向きは S級《ソリスト》―
2024/03/30 11:26
18-1-2：平和な夜
しばらくの沈黙の末、レベッカは絞り出すような口調で言った。 「イズー。私にはあなたの決意をどうしたら覆すこと
2024/03/24 11:14
18-1-1：捨て去る勇気
イザベラの宣言が、レベッカとマリアの頭の中を跳ね回る。 遠くない未来に、わたしは反乱する――。 「な、何を
2024/03/23 09:44
17-3-2：わたしはここに宣言する
それからしばらく、ただ沈黙の時間が過ぎた。イザベラが最後に言葉を発してから、三十分近くが経過した頃になってよ
2024/03/17 10:59
17-3-1：顔のない女神は、怒りを歌う
レベッカ邸にて、イザベラは事の顛末を話して聞かせていた。今日はマリアは不在で、久しぶりの二人きりの時間だった
2024/03/16 10:05
17-2-5：バロックノート
だがしかし、その PPC《粒子ビーム砲》での一撃は、例の不審な駆逐艦たちによって張り巡らされたフィールドによ
2024/03/10 11:17
17-2-4：エコード・コーラス
《《コーラス》》……だって……！？ その不意打ちには、イザベラの力をもってしても対処できなかった。第一艦隊
2024/03/09 09:57
17-2-3：圧倒、からの――。
アーシュオンの艦隊が、獰猛な牙を剥いた。死をも恐れぬ勢いで怒涛のように迫ってくる。普通に考えれば勝ち目のない
2024/03/03 10:02
17-2-2：イザベラの目
マリア……？ コア連結室の中にいるイザベラは、マリアの不審な行動を追っていた。エレベータで別れた時にもどこ
2024/03/02 09:45
13.0-01-その1
ver.13もまとめてUPします。描いてからだいぶ日が開いてしまったので。 ■2023/10/04 珍しく大き
2024/02/25 09:18
18-1-1：ひずむ音
二〇九八年五月――。 ヤーグベルテ三隻目の戦艦となるヒュペルノルが進水した。ヒュペルノルは唯一の S《ソリ
2024/02/25 08:23
17-2-1：ひずむ音
17-1-1：ブラインドネス
年が明け、カレンダーが二〇九八年に切り替わった頃――。 アーマイア・ローゼンストックは、バルムンクの作り出
2024/02/24 12:35
16-2-2：an end
そこは頭が痛くなるほどに、真っ白な空間だった。イスランシオは目眩を覚えて額に手をやった。何度訪れても慣れるこ
2024/02/18 10:29
12.0-01-まとめて
ver.12はまとめてUPします。描いてからだいぶ日が開いてしまったので。 ■2023/04/09 まずは、ヴ
2024/02/18 08:34
16-2-1：世界を終わらせる手段
カティの真紅の機体――スキュラが、薄緑色に輝く F108+IS《インターセプタ》と正対する。双方の多弾頭ミサ
2024/02/17 11:24
16-1-2：レネの剣舞
その翌日には、 S《ソリスト》級 歌姫《セイレーン》、レネ・グリーグが第一艦隊に配属された。 V級《ヴォーカ
2024/02/11 10:15
16-1-1：二度目がないと思っている？
あの戦いで受けた被害は甚大――その一言に尽きた。クロフォードが育て上げた虎の子の第七艦隊は事実上潰滅させられ
2024/02/10 11:32
15-2-5：コーラスワーク
レベッカ率いる第二艦隊が、セイレネスの射程内に暗礁海域を捉えた時にはすでに、友軍艦隊は壊滅状態に陥っていた。
2024/02/04 07:35
15-2-4：殲滅の歌
アーシュオンの狙いは、第七艦隊《《そのもの》》だった。 クロフォードはようやくそのことに気が付いた。つまり
2024/02/03 10:20
15-2-3：碧く光る海
バーザック提督率いる第八・第七連合艦隊は大いに奮戦していた。暗礁地帯で巧みな艦隊運動を見せつつ、着実に時間を
2024/01/28 11:27
15-2-2：軋轢という名のもの。
それから約五十時間が経過した。クロフォードの搭乗する第七艦隊旗艦ヘスティアは、ノトス飛行隊の支援を受けつつ対
2024/01/27 09:37
15-2-1：第七艦隊、戦闘準備
第七艦隊司令官、リチャード・クロフォード准将は苛々とした表情で髪の毛を掻き回した。 艦橋《ブリッジ》中央にあ
2024/01/21 09:56
15-1-1：ウラニア、進水
その海戦より約一ヶ月後、二〇九六年十二月二十四日は、第二艦隊の新旗艦、戦艦ウラニアの進水日だった。それまでの
2024/01/20 09:25
14-2-2：逡巡と介入
クララとテレサは未だにマイノグーラを沈められていない。 「いつまでかかっている。 M《量産》型も減っていない
2024/01/14 21:25
14-2-1：圧倒するモノ
イザベラは督戦席で頬杖をついて、遠く東の空を見つめている。太陽はとっくに背中側に落ち、現在目の前に広がってい
2024/01/13 09:44
14-1-3：アフター＆インター
戦闘の被害は想定よりも小さかった。しかし、ゼロではない。死者も少ない。少ないがゼロではない。確かに、悪くはな
2024/01/07 14:56
14-1-2：指揮官エディタ・レスコ
第一の目的、それは M《量産》型ナイアーラトテップを殲滅することだ。第二の目的は新人 V級歌姫《ヴォーカリス
2024/01/06 11:04
14-1-1：マイノグーラ
制空権の心配など、最初からしていない。カティたちが 制《と》れないというのなら、いったい誰にそれが可能だろう
2023/12/31 09:41
13-2-1：グラッジ・マッチ
次で仕留める――！ カティは紺色の目を細め、HUDの向こうに見える白い機体を追った。背面飛行に移り、コック
2023/12/30 09:23
13-1-3：イントルーダー
被弾！ いや、しかしまだだ。まだだ、が――。 シルビアは真後ろにつけている真紅の大型戦闘機をカメラで確認
2023/12/24 09:57
13-1-2：カティ vs シルビア
カティの眼下に第二艦隊旗艦、レベッカの座乗艦・エリニュスが見え始める。その両サイドを固めるように、エディタ・
2023/12/23 10:47
13-1-1：カティの出撃
二〇九六年十一月――。 アーシュオンが着々と M《量産》型ナイアーラトテップの頭数を揃え、また、 I《改良
2023/12/17 08:26
12-3-1：インサイド・ザ・プリズン
シルビアの執務室から出た直後に、ミツザキはふわりと姿を消した。もっとも、誰かがその瞬間を見ていたとしても、そ
2023/12/16 10:52
12-2-2：再戦の機会を
ミツザキは無遠慮に室内に入ってくると、そのままフォアサイトの隣に腰をおろした。その表情には僅かな陰りが見える
2023/12/10 08:57
12-2-1：狙い撃つは――
ヤーグベルテの V級歌姫《ヴォーカリスト》を仕留めてから半年後、二〇九六年十月――。 シルビアは硬いデスク
2023/12/09 09:16
12-1-1：ARMIAとベルリオーズ
あなたは……なぜ私にこんな 役割《ロール》を与えたのですか。 バルムンクが生成した闇の中で、マリアはベルリ
2023/12/03 09:18
11-2-3：ヴォーカリスト、三人
ちょうどその頃、エディタ、クララ、テレサの V級歌姫《ヴォーカリスト》三名は、士官学校のセイレネス・シミュレ
2023/12/02 10:39
11-2-2：諦観
イザベラ・ネーミアの初陣、大勝利――。 ほとんどあらゆる 情報媒体《メディア》が、その戦闘をそのように総括
2023/11/26 11:23
11-2-1：エディタのタクト
イザベラはアーシュオンの残存艦隊に向けての第二射を放つことを決意する。 薄緑色《オーロラグリーン》の輝きが、
2023/11/25 11:13
11-1-4：自己犠牲と憤怒の剣
エディタとトリーネは、新型の クラゲ《ナイアーラトテップ》との交戦を開始しているようだ。物理的には対潜攻撃を
2023/11/19 13:55
11-1-3：圧倒せし咆哮
先陣を切る三機の白い戦闘機――確認するまでもない。マーナガルム飛行隊だ。マーナガルムに率いられた各航空隊の連
2023/11/18 15:45
11-1-2：コンダクター・イザベラ
二〇九六年三月――イザベラ・ネーミアが歴史の表舞台に現れてから一ヶ月が経とうかという頃。 ヤーグベルテ第一
2023/11/12 10:22
11-1-1：わたしのために
二〇九六年一月――年始は、《《ヴェーラ死去》》のニュースで埋め尽くされた。そのニュースはヤーグベルテ国内にと
2023/11/11 12:25
10-1-5：カティとの乾杯
レベッカとレネの食事の日から二日後、二〇九五年の大晦日、夕刻――。 レベッカの邸宅にカティがやってきた。
2023/11/05 11:26
10-1-4：新たな提督
レベッカはそれからしばらく口を 噤《つぐ》み、じっとレネを見つめた。レネは唾を飲み込んでその視線を受け止め、
2023/11/04 10:35
10-1-3：レネとレベッカ
レベッカは 携帯端末《モバイル》を 弄《もてあそ》ぶ。マリアは電話をしながら 何処《いずこ》かへと去っていく
2023/10/29 13:18
10-1-2：死の提案
一人でICUに入ったレベッカは、ベッドに横たわるその人を見て、言葉を失った。これまでずっと顔は包帯で覆われて
2023/10/28 11:09
10-1-1：年の瀬、その報せは。
二〇九五年も間もなく終わろうかという頃、レベッカはまだ慣れてもいない新居の窓から、雪がしんしんと降る様子を眺
2023/10/22 09:23
09-2-3：その手を汚した感想は
その日の夜、午後八時を過ぎた頃――。 エディタは艦隊旗艦エリニュスへと召喚されていた。 艦橋《ブリッジ》の
2023/10/21 17:15
09-2-2：徹底粉砕
セイレネスによって威力を 増幅《アンプリファイア》された砲撃が、数百キロ彼方のアーシュオン艦隊に大打撃を与え
2023/10/15 12:05
09-2-1：血を流す意味
エディタたちが軍に正式配備されてから約三ヶ月後、二〇九五年十二月――。 重巡洋艦アルデバランの 艦橋《ブリ
2023/10/14 09:48
09-1-1：歌姫養成科第一期卒業生
ヴェーラの《《事故》》から一週間後、士官学校では卒業式が執り行われていた。この日は、エディタラ歌姫養成科第一
2023/10/08 09:56
08-4-4：誰の望みなりや
その 手紙《メッセージ》を読み終えて数分後、参謀部第六課、レーマン少佐からマリアの 携帯端末《モバイル》に着
2023/10/07 10:51
08-4-3：手紙
親愛なるベッキーへ わたしは今日、ここでわたしを捨てようと思う。 もしこれで死ぬっていうなら、それはそれ
2023/10/01 09:34
08-4-2：燃える、記憶
巡洋戦艦エリニュスから走り出るなり、マリアはレベッカの手を掴んで自分が乗り付けてきた参謀部の黒いセダンに導い
2023/09/30 09:03
08-4-1：驕りと怠惰と自己犠牲
ASA《反歌姫連盟》という謎の組織による襲撃事件から二週間が経過した、二〇九五年九月。 レベッカは、新型
2023/09/24 10:42
08-3-4：夏の星座と、警鐘
自宅へと向かう車中では、ヴェーラもレベッカもひたすらに沈思し、ひとつも口を開かなかった。家に送り届けた時も、
2023/09/23 10:44
08-3-3：底の見えぬ願望
思い当たるフシはなくもない――ヴェーラはそう言い残すと、それきり何も言わず何も応えず、自分の執務室に立て 籠
2023/09/17 11:47
08-3-2：状況不明
死ぬかな――それは一種の淡い期待だったのかもしれない。 そう感じたその瞬間、それまでずっとヴェーラの心を侵
2023/09/16 10:23
08-3-1：狙われたステージ
それから約四ヶ月後、新曲「セルフィッシュ・スタンド」がリリースされてから一ヶ月が経過した、二〇九五年八月――
2023/09/10 10:07
08-2-1：わたしたちの時代
それから数日後、戦艦エラトーを見上げるレベッカは、少し寂しそうな表情だった。エラトーは明日から長期間のメンテ
2023/09/09 20:42
08-1-3：完成した詞とご褒美のキス
レベッカは大いに混乱していた。昨夜着ていたはずのブラウスが、自分の隣にきちんと畳まれて置かれているという事実
2023/09/03 11:11
08-1-2：二人の語らい
なし崩し的にマリアを加えた三人は、当たり障りのない話題を面白おかしく広げて話し、食事を進めていった。途中でヴ
2023/09/02 10:49
08-1-1：静かな夜を迎えて
エイブラハム市の壊滅から三ヶ月後、二〇九五年四月。ヤーグベルテ統合首都に於いては、未だ初春の頃である。エイブ
2023/08/27 09:07
07-2-2：論理の地平にて
よろめきながら歩き去るヴェーラを見送ってから、マリアは再び壁に背を預け、拒絶するかのように腕を組んだ。 「い
2023/08/26 10:29
07-2-1：あなたの救いは
少女が絶命したまさにその瞬間に、エイブラハム市は文字通り吹き飛ばされた。ヴェーラが動いた時にはすでに、阻止限
2023/08/20 10:03
07-1-2：覚悟の差
ヴェーラはその巨大な PBV《飛翔体》を追いかける。取り付けるか否かといったタイミングで、 PBV《飛翔体》
2023/08/19 10:47
07-1-1：ICBM
戦艦、セイレーン EM《イーエム》- AZ《エイズィ》が就役してから一ヶ月後、二〇九五年一月。アーシュオンは
2023/08/13 08:54
06-3-2：わたしの道
ハーディが出ていき、ドアが閉まるのを見届けてから、ヴェーラはマリアにその空色の瞳を向けた。 「で、だ、マリア
2023/08/12 06:01
06-3-1：戦艦セイレーンEM-AZと闇色のマリア
エディタとレネが出会ってから約二ヶ月後、ヤーグベルテ統合首都全体が雪に包まれ始めた頃、二〇九四年十二月――。
2023/08/06 11:07
06-2-2：レネという少女
圧倒的過ぎだろ――シミュレータから出たエディタはトリーネの筐体の前をウロウロと歩き回る。遅れて出てきたトリー
2023/08/05 11:32
06-2-1：ペルソナ・ドメイン・アーキテクト
それから数日後、 V級《ヴォーカリスト》および S級《ソリスト》の合計八名が初めて一同に会した。こと三期生と
2023/07/30 11:34
06-1-2：素質と制御
私はね、と、マリアは囁く。 「第一及び第二艦隊と、その指揮管轄権を持つ参謀部第六課。私はその間に挟まる、いわ
2023/07/29 09:19
06-1-1：マリアとの出会い
初戦は散々な結果に終わりはしたが、 M《量産》型ナイアーラトテップはそれでもヤーグベルテにとっては脅威だった
2023/07/23 10:00
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