タイトル忘れた(20年くらい前、某文学賞に出して1次に残った)⑦
7 8時間ほど眠りたかったのに3時間しか経っていなかった。怠さは残ってるのに目は冴えている。バイクのエンジン音が小刻みに聞こえてくる。新聞配達だろう。こちらに近づいてきていた。明け方のこの時間が最も肌寒い。ベッドから出てトイレに行き、またベッドに戻る。剥き出しの足が冷たかった。 身長よりも小さなベッド。先日、お隣りさんからも指摘された。「足、はみ出しませんか?」「まっすぐ寝ると、くるぶしくらいからは...
2021/06/28 20:10