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  • 小説 スペースシザース【ss】#27

    三原「残念!私はデザイン専門なのよ?それじゃあ藤崎君はひとまず木田さんに付いて教えて貰って、織田君は私とコッチで作業しましょ。」 2人「分かりました!」 隣から木田先輩の視線を感じる。さっきまでのダルそうな目から少し鋭い目に変わっている。 木田「よーし、徹。まっさるの方がラッキーだったな。俺は容赦無くサボるぞ?お前がしっかりやらなきゃ俺が怒られる事になる。俺が怒られりゃお前が俺に怒られる。分かるな?」 俺「さっきの会話が聞こえてたんですね。分かりました。手ほどき宜しくお願いします!」 よーし。やったるぞ!! 俺は、木田先輩からデザインの仕事とは何たるかを3時間に渡って教え込まれた。 まっさるも…

  • FIRE生活の実態その4

    ちーす(・∀・) σ(゚∀゚ )オレだよ。 今回はFIRE生活の有り余る時間についてお贈りします。 俺は一人で生活して行く上での、衣食住を不自由無く賄えると思われる資産を、親、知人含む誰にも頼らず自分の才覚1つで築いたと言う自負が有る。 だから他人の物差しなんて関係無いし、偉そうだし気に食わんって文句言う奴は、実社会にコミットし、切磋琢磨し、取捨選択を研いで、俺と同じレベルに達してから言えと思ってる。 うーん。偉そうだな(;´∀`) すまん… だか、コレを桃鉄に例えたら、大概の人は理解出来ると思ってる。 自分の稼ぐ力を最大化して、リスクを出来るだけ軽減して、資産の増強の方法論を考え抜いて、万一…

  • FIRE生活の実態その3

    (」・ω・)オッス(」・ω・)オッス 前回麻雀の話をしたけど、麻雀とお金の事情を書いてみるわー。 俺はサラリーマン時代も、実はめちゃめちゃ時間が有った。 現場に顔を出し、取り敢えず近くに居れば良い様な職種/役職だったんで、雀荘には通い詰めの生活をしていた。 1番初めにフリーデビューしたのは、先輩に連れられて行った、上野の【さんグループ】 だったんだ。 今思えば【さんグループ】でフリーデビューさせるなんて、馬鹿じゃねーのか? まー麻雀に特化して話したら色々分からない人も多いだろうから簡単に話すと、戦士同士の戦いがオーソドックスとしたなら、魔法使いと僧侶の戦いみたいな、全く持って王道の戦いでは無い…

  • FIRE生活の実態その2

    こんちは\(^o^)/ 俺です。 今日はFIRE生活のお金事情について。 そもそも浪費癖が全く無い俺は、スーパーの割引惣菜や、自分で作った簡単なツマミをメインに食し、一生酒を飲んでいる。 酒もスーパーのPBのやっすい発泡酒と、もっぱらハイボールなんだけど、飲む量が尋常じゃ無いので、実はソレなりにお金が掛かる。 それでも食費としてはかなり抑えている自覚は有るんだ。 そんな俺が唯一お金を使うのがギャンブルだ。 昔は、3度の飯よりパチンコパチスロに興じ、ギャンブルの炎に身を焼かれ、少し計算しただけでも500万程は溶かしただろうか… スロットの4号機時代を生きた人間は、結構な割合で俺と類似した経験を持…

  • FIRE生活の実態その1

    よーみんな。 FIRE生活の実態を赤裸々に語るシリーズを書いてみようと思って書いてみる。 まずは1番の感想として、 張り合いって物が全くねぇ!! って事が言える… sideFIREしたって言っても、元の会社の顧問職として、週1の仕事で顧問料10万と言う契約をしたんだけど、言ってみたら週休6日のニート生活みたいなもんだ。 日々の生活、嫁子供との距離感、仕事の逼迫感を抱えてる普通の社会人のオッサンからしたら、夢の様だと感じるかも知れんが、ちょっと待ってくれ。 とにかく寝る時間は何時でも良い。 起きる時間も何時でも良い。 目覚めと同時にビール飲んでも全く問題無い。 YouTubeを見て、Netfli…

  • 久しぶり!σ(゚∀゚ )オレだσ(゚∀゚ )オレ

    よ! 俺だよ俺。 久しぶりに書きたくなったから書くわー。 まず最初に、FIREって生き方を知ってる人には、自慢に聞こえるだろうから、ゴメンね! 簡単に言うと、 俺は総資産約2000万に達し、サイドFIREを達成しました! FIREは、金融資産を保有し、配当金で生活費を賄いながら、早期リタイア生活するって話なんだけど、ソレはとってもハードルが高いから、少しだけ働いて配当金で足りない部分を補い、フルタイム職を退くって感じなのがサイドFIREなんだ。 そもそもは東京23区内に35年ローンで戸建てを購入して、普通の家庭生活を送ってたんだけど、離婚や子離れ等色々な事を経て、今回自宅を売却。 そもそも、価…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#65 と思いきや泥酔親父の小言❢

    ホストの世界なんて馬鹿みたいに浅く、そもそもが人間性も思いやりも無いクソ野郎の癖に、今で言う【いっぱしの人間の仮面を着けてみた!】位の、青やら緑やらピンク色の髪をした、全く中身の無いゴミクソYouTuber位の勘違い野郎ばっかりの世界だ。 まぁこの時の俺もそんなもんの延長線なんだけど、マサヤと白以外の奴等には、本当に人間としての尊敬点は皆無だった。 いやー。 この記事を書いてて、今のYouTuber及び、憧れを抱いている小中高学生に言いたい事があったんだ。 本当に思い付きで今コレを書いてるので、ご容赦下さい。 YouTubeが誕生して、一般人でもSNSを通して色々な発信をして、それに対してのイ…

  • モチベの限界です。

    皆様ご無沙汰しております。 当ブログは見て頂ける方に、【タメに成るエンタメを】と言うコンセプトの元、半年程運営して参りました。 それに伴い、ホンの少しだけでもやっている価値として報酬が欲しいと、Google AdSenseに広告の掲載を打診し、9回連続不合格と通知が来ております。 恐らくは、パチプロホストの内容の過激さが原因と思われますが、ブログ等で稼ぐには、記事から何かしらを販売しなければ利益を産まない事は、重々理解しておりました。 しかし、私はソレが有りふれたアフィリブログに思え、ヤリたく無い一心で全く別のブログモデルを確立出来ないか?と邁進して参りました。 それからと言うもの、全くもって…

  • 小説 スペースシザース【ss】#26

    なんともおかしな雰囲気に包まれて、3人でデスクに戻る。 三原「これで一通り挨拶は済んだわね。少しデスクで一息付いてて。」 俺と織田はデスクに戻り、引き出しを開けて持ち物を整理したり、デスクの上を整え始めた。 織田「藤崎さん、面白い会社みたいですね。僕この会社なら頑張れそうです!」 緊張して所々硬かったけど少し慣れたかな?ひとまず良かったよ。 俺「そうですね織田さん。そうだ、せっかく同じ同期なんだし、呼びやすい感じで行きません?俺の下の名前は徹なんで、徹で良いすよ。」 織田「そうだね!僕は優。まっさるって呼ばれてたから徹もそう呼んでよ!」 急にその感じ?!まぁ良いけどさ(汗) 俺「…あ、うん。じ…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#64

    色々考えて頭が混乱してるから、情報を整理してみよう。 マサヤはショウとの喧嘩が有って、俺の主観としても周囲からの見方としても、被害者っぽい感じだけど、結果的にはショウを病院送りにしちゃって警察署に連行されてる。 ショウはマサヤによってスーツの襟首を掴んで投げ飛ばされ、頭を鋭利部に強打して、頭部からの大量出血により、救急医療窓口へ行った。 アミちゃんは複数店舗のホストクラブで売掛を作ってしまって、ある店舗の暗部のところから身柄を拘束され、どっかの組織に強制的な仕事を強要されてるみたいだ。 そして白はアミちゃんの売掛(25万弱)をマサヤから回収しようと、警察署に迎えに行くが、恐らくマサヤは逃亡した…

  • 小説 スペースシザース【ss】#25

    三原「今日居るのは後一人だけね。あっちの奥に居るのが松本さん。ちょっと面倒くさい人だから気にしないでね。」 奥に移動すると、ハーフパンツにブーツを履いて、上はアロハと言うなんとも言い難い格好をして、しきりに舌打ちをしている人が居た。 三原「松本さん。新人の2人よ。挨拶ね。」 三原さんが下を向いている。変にオーラが有る感じで、目を合わせづらいのが一目で分かる。 松本「おはよう御座います。本日の朝ご飯は何でしたか?」 俺「…あ、え?はい!えーとえーと。」 松本「はい。分かりました。そっちの方はどうですか」 織田「はい!納豆ご飯とベーコンエッグと味噌汁です!!」 松本「素晴らしい。私はカツ丼と蕎麦で…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#63

    意識も朦朧として目が覚めたら、どこに居て今はどんな状況か、全く分からない朝って無いか? まさしくこの日の俺はそんな状況だ。 目の前には女と男が寝っ転がってる… 何だこれ? 見た事も無い光景に、マジで混乱した。 少しずつ意識がハッキリとして来て、前日の事を思い出す。 そうか、3人で飲みまくって、ガチの肉弾戦のスマブラをやったんだっけ。 俺が起きて少しボーッとしてたら、マスターが目を覚した。 マスター「お、トオル君おはよう。さすが若いもんは違うね!ってかまだ元気じゃないか!凄いな!」 俺「あー、コレは例の薬の効果なんですよ。昼過ぎ位まではこの状態です……。」 マスター「おお!そうなのか。アレの効果…

  • 小説 スペースシザース【ss】#24

    三原「次はお向かいの大久保さんね。大久保さん。新人に挨拶させてね。」 大久保「ほーい。藤崎と織田ね。緊張せずに何でも聞いてな。例えば女の口説き方とか今日のお馬さんの事とかさ。」 三原「…大久保さんも!もー!!」 社内が和やかな雰囲気に包まれる。 良い会社だなぁ。楽しくやって行ける気がする。木田さんも、大久保さんも気さくに話せそうだし。織田さんはまだちょっと分からないけど。 2人「これから宜しくお願いします!!」 他の席は埋まっては居るが誰も座っていない。作業スペースの方に何人か居るようだ。 三原「じゃあ今度はあっちの3人ね。」 フロアの反対側まで行き、忙しそうに作業している2人の後ろに来た。 …

  • カネの性格を知ればカネに好かれるに決まってる!について

    今回は初のコラム3連発です! よー。みんな。 好きな人は居るかい? 好きな人が居るって人は、その人の性格をある程度理解してると思う。 ソレを理解して、相手に同調若しくは意見交換して、お互いの想いを磨り合わせて行った先に、良好な関係ってのが産まれるって過程が有るよな。 実は それはカネにも同じ事が言えるんだ。 カネは人間に例えて考えて、上手く付き合うんだ! と意識していったら、結構良い関係を築けて、一夜限りの関係【少しずつ消費するだけ】から、一歩先の関係【持ちつ持たれつ】に伸展出来るんだ。 全く意味が分からないよ! そんなの酔っぱらいオヤジの戯言だろ!と流さず、ちょっと聞いて欲しい。 毎月の固定…

  • 仕事なんてしたく無い!と言うモチベがとっても大事。について

    おっすみんな! 今回はコラム2連発回です。 突然だけど、仕事しないで遊んで暮らしたいと言う感情は、人間の9割位が持っている感情じゃ無いか? コノ記事を見ている貴方もそうじゃ無い? 勿論俺も仕事なんてしないで、グータラして過ごしたいと思っている。 じゃあどうすれば仕事から逃げられるのか? 親が金持ちってパターンは、生まれた瞬間に宝くじに当たってる人だから最強だよな。 でもやっぱり9割の人はそうじゃ無いよね。 だからどうすれば良いか考えてみよう。 ・株で儲けて億り人になる? ・玉の輿や逆玉で1発逆転? ・銀行強盗をして逃げ切る? ・オレオレ詐欺でじーさんばーさんから奪い取る? どれも非現実的だよな…

  • 仕事を飼い馴らせ!について

    やあみんな! 今回は久しぶりのコラム回です。 仕事や、やらなければならない事に追い回されて、自分が2人居たらどんなに楽かって思った事は無いだろうか? 俺は何度もそう思った事が有る。 この問題についての、俺なりの解決策をみんなに教えよう。 まず、自分ならこうするのに、他人は違う。 について。 自分の知識から→判断→行動→結果ってプロセスが有るよな。 それが 他人の知識から→他人なりの判断→行動→結果ってなるから食い違いが生じる んだ。 ソレが非効率だったり、思った結果と違うから、他人にやり方を1から教えたら良いんだけど、面倒くさいから自分がやった方が早いって判断してしまう。 ココが肝なんだ。 勿…

  • 小説 スペースシザース【ss】#24

    部長は見た目は40位か?身長は俺と同175cm位でスマートな体型。ちょいワルよりちょっと上品さが有り、口髭の似合うカッコイイ人だ。 三原さんは30位かな。身長は小さいけどグラマーで、目がパッチリしてて色気が有るな。 みんなこの業界だけあってオシャレな人ばっかりだ。 三原「失礼しましたぁ。」 あれ?なんか今変な感じがしたな。 2人でなんかアイコンタクトした様なそんな感じ。気のせいかな。 三原「じゃあ、2人共コッチに来て。ココが2人のデスクよ。とりあえず鞄を置いたら先輩社員に挨拶回りね。」 俺と織田は鞄をデスクに置いて、辺りを見回す。デスクは全部で8セット有り、全て埋まって居る。 三原「そしたらま…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#62

    マスター「それじゃあ店閉めるからちょっと外で待っててくれ。」 そう言われて、マリサさんと2人で店の外に出た。 まだまだ暑い季節って事も相まって、マリサさんはキャミソールの上に羽織っていたシャツを脱いでいて、結構な露出具合だ。 マリサ「この後も楽しみね!トオル君。まだもう少し飲むかもだから、コンビニでお酒でも買って待ってましょう。」 目の前のコンビニで酒を買い漁って出たところで、丁度マスターが店から出て来た。 マスター「お待たせ。それじゃあ行こうか。アソコで良いよな?」 マリサ「そうね♪」 行くホテルは決まっているみたいだ。 その時の俺には分からなかったけど、こういった展開は何度も繰り返し行われ…

  • 小説 スペースシザース【ss】#23

    会社の中は、マネキンやら作業机やら布の束やらで、雑然としている。 ワンフロア丸々のテナントなので、結構広さが有る。 左側1面が作業スペースで、右側はデスクスペースになっており、右奥に以前面接した部屋が有る。そのすぐ横に部長室と書かれた部屋が見える。 小綺麗な女「おはよう御座います。新卒の方ですよね?コチラへどうぞ。」 俺「はい。藤崎と言います!!これから宜しくお願いします!!」 織田「同じく織田です。宜しくお願いします。」 あれ?さっきまでのデカイ声はどうしたんだ。俺の方がめちゃめちゃデカイ声出しちゃったよ。緊張してるんだな。案外ビビりなのかも。 小綺麗な女「まず部長に挨拶してから仕事の話に入…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#61

    この時の俺は、3人での営みを行った事なんて勿論無かった。 何だか武者震いがしてイキリ立つ様な、この場から逃げ出したい様な、とっても複雑な気持ちになったのを覚えているよ。 でもマスターは、幾多の修羅場を越えて来た強者って感じの人だ。 そんな事じゃあ全く怯む様子は無い。 マスター「じゃあ行くかー!」 マジかよ(汗) マリサ「良いねー!今日は3人でイクとこまでイこうよー!」 イキナリこんな事が起こるなんて、1ミリも考えていなかった俺は、とても混乱してマスターを真ん丸な目で見てたらしい。 マスター「あー。でもトオル君が嫌な感じじゃ無い?」 俺「そ、そ、そ、そんな事無いですよ!マスターも是非!」 もう訳…

  • 小説 スペースシザース【ss】#22

    駅から5分位歩いて、ネイキッドデザインに着いた。 雑居ビルの2階に存在している会社を見上げて、深呼吸をする。気配を感じて後ろを見ると、俺と同じ様なスーツの似合ってないちょっと猫背の小柄な男がコッチを見ている。 同じ新卒の人かな。ペコっと軽く会釈をしたら、話しかけて来た。 小柄な男「おはよう御座います!ネイキッドデザインの方ですか?」 俺「あ、おはよう御座います。もしかして新卒の方ですか?」 小柄な男「はい!織田と言います!宜しくお願いします!!」 俺「織田さん。私も同じ新卒なんです。藤崎と言います。宜しくお願いします。」 織田「そうでしたか!スタイルも良くてスーツもバッチリなので、てっきり先輩…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#60

    マリサ「冗談よ!トオル君が可愛いから、からかっただけ。2人の時に一緒に楽しく過ごせたら私はそれで満足だからさ。」 俺「すみません…あの日は飲み過ぎてて…」 マリサ「良く言うわよ!毎日飲み過ぎてるんじゃ無いの?」 俺「確かに!」 2人「アッハッハァ!!」 あぁ。コレは何度目だろう。マリサさん、ありがとう。。。 2人して笑いながら10分位歩いて、マスターのBarに着いた。 店にはお客は誰も居なくて、マスターが洋楽のレッチリ【レッド・ホット・チリ・ペッパーズ】のDVDを流しながらを口ずさんでいた。 俺はレッチリのベースのフリーの常人離れしたベースセンスと、チャドのドラムとのケミストリーがめちゃめちゃ…

  • 小説 スペースシザース【ss】#21

    バクバクと食べて朝食を終え、ごちそうさまも言い忘れたが、食器の片付けはしっかり済ませて、そそくさと自分の部屋に戻った。 慣れないスーツをぎこちなく着て、ネクタイもあれほど練習したのに綺麗に行かなくてイライラしていた。 急いでいればいる程うまく行かないってこの事だよな。 そんな事を痛感しながら着替えを終えて、髪型も綺麗に整えて、玄関まで急ぐ。 玄関の全身鏡を見て、全体を確認した。足元を見ると、俺の靴の横に親父の靴墨と、布巾が置いてある。 ああ。母さんありがとう。綺麗に磨いて、大きな声で言った。 俺「行ってくる!母さんありがとう!!」 駅まで足早に歩き、ホームに着いた。学校に行く時もたまに電車には…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#59

    人間の欲望は尽きないもんだ。 この時の俺は、こんな状況でも今の自分の置かれてる立場を理解して、なるべく良いと思える道を歩んで行こうと思ったんだ。 色々有ってドッと疲れたが、こんな日ほど酒が美味いから不思議なもんだ。 マリサさんはこんな会話をしながらも、上機嫌に飲んでたから、こう言うドタバタも酒のツマミと考えたら良いんだろうな。 俺もいつまでも辛気臭い顔しててもマリサさんに申し訳無いから、気持ちを切り替えて楽しむ事にした。 腹も減ってたし、海鮮系の料理と日本酒がバッチリ合うもんだから、この日もカナリの量を飲んだ。 マリサ「トオル君てホントお酒強いわね!私も相当だけど、負けちゃうわ。」 俺は、【酒…

  • 小説 スペースシザース【ss】#20

    社会人編 母「徹!今日は早めに起きなさいよー!色々支度有るでしょ!」 下から母さんの大きな声が聞こえる。 俺「• • •うん。」 母「起きてるのー?分かった!?」 俺「うーん!!今起きるよ!!」 朝の6:30。眠い目を擦り、階段を降りてフラフラと洗面所へ向かっていく。 冷たい水で顔を洗って一気に目が覚める。気分的には悪くない。頭が切り替わって少し興奮しているのが分かる。 今日から社会人なんだな。俺は希望の会社に入ったんだ。宏美は道が決まらず藻掻いているのに。 頑張らないとな。良し。たっぷり朝ごはんを食べて、満員電車をやり過ごす体力を補わなきゃな。 リビングに行くと父も起きていて、もう朝食が並ん…

  • 小説 スペースシザース【ss】#19

    残りの学生生活も、楽しくも淡々と過ぎて行く。バイトをしたり、たまに飲みに行ったり、のらりくらりと過ごしていた。 宏美は結局希望の会社に内定は貰えず、バイト先の本屋さんで暫くバイトしながら、アパレルメーカーの面接を受ける生活をしていた。 愚痴を言いながらも前向きに頑張る姿に、俺も色々アドバイスしたり、一緒に息抜きしたり。そんな日常を送る俺達。 そして遂に卒業式を迎えた。 目が輝いてる人と、薄暗くどんよりしている人の両極端の中で、それでも目には涙を溜めながら、それぞれの道を歩んで行く。 俺は中間位かな。不安と希望の狭間で漂っている感じ。 躊躇いながらも止める事の出来ない時間が流れ、ネイキッドデザイ…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#58

    マリサ「白は、マサヤが飛ぶのを恐れてアミの情報が伝わる前に確保しに行ったのよ。」 俺「マサヤが飛ぶ?ですか?」 マリサ「この業界なら良く有る事なのよ。女の子の売掛の取りっパグれは、指名ホストが自腹で立て替える事になるから、有る程度まとまった売掛が有る女の子が飛ぶと、その指名ホストも飛ぶって訳。」 俺「なるほど。だから白はすぐさまマサヤの元に向かったんですね。」 確かアミちゃんの売掛は20万ちょいだったはず。 コレは高額なんだろうか? その時の俺には良く分からなかった。 大人の社会は怖いもんだ。 俺「ソレは分かったんですが、アミちゃんの携帯に出た謎の男は何者なんでしょうか?」 マリサ「あぁ。多分…

  • 小説 スペースシザース【ss】#18

    レストラン街に着くと親父がそわそわしているのが見えた。 父親「徹、もう込み出す時間だから早く来い」 俺「オッケー。じゃあ入ろうか」 親父はどうしてもビールが飲みたいらしく、帰りの運転を母さんにして貰う様に説得してた。 親父はビールを飲みながら、一通り食べて、二人共終盤にウニと〆鯖を旨そうに食べてた。 俺も食べたかった物は殆ど食べ尽して、大満足だ。 俺「いやー。旨かった!!ごちそうさまでした。」 母「もう良いかしらね?それじゃあ帰りましょう。」 三人共旨い寿司をたらふく食べて、ホクホク顔で家路に着いた。 俺は部屋に着いて、早速裁縫セットを試して見る事にした。 端切れの中から厚めの生地を新品のハサ…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#57

    ここまでややこしくなって来ると、優先順位を付けないと身動きが取れない。 まずマサヤには引き取り人が必要らしいから、他の人を見つけて貰うしか無い。 それにアミちゃんの件が有るから色々絡んでるけど、とりあえずマサヤには知らせ無いでおこう。 謎の男は白の事を知ってるみたいだったし、アミちゃんを預かるから伝えとけって言ってたな。 多分店への売掛が回収不能になったんだろう。ソレを白に伝えなきゃ。 マリサさんはもう後回しにする事は出来ないから、ひとまず店に行って白に謎の男の事を話してから、マリサさんに会おう。 店に急いで向かい、事務所に駆け込んだ。 白に謎の男の話をすると、自らマサヤを迎えに行くって言い出…

  • 小説 スペースシザース【ss】#17

    父親「徹。この分はキッチリ酒で返して貰うからな。早く一端の社会人になってくれよ!その時は一緒に記憶無くすまで飲もうワッハハハ!」 母「まぁお父さんったらオツマミ作るの大変じゃないの。」 俺「いや、心配するとこソコ?!」 一同「ハッハッハ!!」 その笑い声で店員さんがコッチを見ている。 俺「すみませーん、ちょっと良いですか?」 店員「はい。どうなさいました?」 俺「このショーケースの、3万5000円のセットを下さい。」 店員「コチラで宜しいですね?それではレジ迄お越し願います。」 丁寧に梱包してくれて、お会計を済ませて商品を受け取る。 俺「ありがとう!後はちょっと本見たいから、二人はどうする?」…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#56

    野太い声で、アミちゃんの電話に出た謎の男。 俺「アミさんの携帯ですか?」 謎の男「あぁ。そうだけどお前は?」 俺「あのぉ、その、友達のトオルと言います。」 謎の男「どこの店だ?白んとこか?」 えっ?! 白んとこ?? 俺「あ、はい。そうです。」 謎の男「アミはこっちが貰うからな。白にそう言っとけぇ!」 何だ何だ?全く意味が分からないし、アミちゃんは大丈夫なのか?? 俺「どう言う事ですか?アミちゃんは何かしたんですか?!」 謎の男「はぁ?お前白んとこのもんだろ?」 「お前らは幾ら有るか知らねーけど、コッチはコッチでしっかり回収させて貰うからなぁ。」 「まぁ半年位は預かるからそれまで大人しくしとくん…

  • 小説 スペースシザース【ss】#16

    沢山の道具セットがある中で、1番高い物は13万円だと!? ちょっと高過ぎるな。この3万5000円のセットはどうだろ。 使う道具はしっかり揃ってるし、見た目もカッコイイ。 アレコレ目移りしていると両親がブラブラしているのが見えた。 俺「おーい。母さんコッチ来てよ。」 俺「こんなに沢山有るから迷っちゃうよね。それでもこの3万5000円のセットなんてどうかな。色も良いし、セットとしても十分だと思うんだけど。」 母「これでしっかり仕事出来るなら良いんじゃない?お父さん。」 父「そうか?俺はコッチの1万円のセットも良いと思うんだけど。」 母「良い物をキチンと使うのが良いんじゃないの。お父さんのお酒は少し…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#55

    時計を見ると夜の21:30だった。 マリサさんに電話を折り返そう。 ありのままの状況と気持ちを話したら、マリサさんはきっと分かってくれる思う。 マリサさんの人間性は、前回の絡みで理解したつもりだ。 一方的に押し付ける事は絶対にしないし、相手の状況を理解して、想像力を巡らせてくれる筈だ。 俺はササッと出掛ける準備をして携帯を手に取り、マリサさんの鬼電への返信の電話を掛けた。 俺「すみません。色々有り過ぎて考えながらベットに横になってたら、いつの間にか寝ちゃってました。」 「さっき起きてすぐに出れますので、どこに行けば良いですか?」 マリサ「……分かったわ。そしたらトオル君何も食べて無いでしょ?店…

  • 小説 スペースシザース【ss】#16

    今日は何を着ていこうかな。クローゼットを開けて暫しにらめっこしてた。 そうこうしてるうちに10:20分になっていた。 母「徹!そろそろ行くわよ。」 下で母さんが言ってる。俺は結局いつものマイセット1を手に取り、そそくさと着替えて階段を降りた。 親父「じゃあ行こうか。」 今思えば3人で出掛けるのは大分久しぶりだな。 1ヶ月位前にしゃぶしゃぶを食べに行った以来かな。 車で10分程走り、他愛もない会話をしていると、程なくして松岡屋に着いた。 まずは3人で裁縫セットを見に行く。 物々しく重い入り口をギシッと引いて開け、エレベーターを目指す。 流石は土曜日の昼間だな。一階の化粧品売り場は、女性の1人客と…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#54

    白から一通り話を聞いて、何とも言えない気持ちになった。 今日はもう仕事をする気にはなれないな。 俺「今日はスーツの替えも無いし、頭を整理したいので休ませて下さい。」 白「別に良いけど、指名レースが有るのを忘れんなよぉ。」 そう言えば、ショウは自分で指名レースに100万円を追加してたな。 ソレはどうなるんだろう…… 事務所を後にして、ホールを抜けようと思ったら、なんとマリサさんが丁度来店したんだ。 俺はこの時、頭がいっぱいになっていて、前回のお誘いの時に嘘をついて断り、タクシーから見られていたのをすっかり忘れていた。 マリサさんが冷たい目線で近付いて来たんだけど、俺の血だらけのスーツを見てビック…

  • 小説 スペースシザース【ss】#15

    親父「今日は松岡屋にでも行くか。あそこなら五階に大きなクラフトショップも有るし、なんたって十兵衛の寿司屋が有るからな。あそこのウニがたまらないんだよ。なぁ?母さん。」 母「そうね。私は〆鯖が好きかしら」 はい、出ましたー。 今鯖食っとるっちゅーねん!もう慣れたから突っ込むのも面倒くさいわ! 俺はそう思いながらヤレヤレ顔で話を進める。 俺「ゆっくり本も見たいからさ、早めに行こうよ。」 親父「徹。ビニ本なんて買うなよ?」 母「まぁお父さんったら。今時ビニールで包んで有る本なんて有るの?テープで止めてあるだけじゃないかしら。」 親父「そうかそうか。ワハハ」 俺「……はいはい」 俺「それじゃあ10:3…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#53

    マサヤが捕まっただと!! 何でそんな事になったんだ?! ショウが傷害で訴えた訳でも有るまいし、誰かが通報したのか? 俺は事の真相をアキラに尋ねると、アキラは掃除をしていて、事務所から警察官とマサヤが一緒に店外へ出て行くのを後ろから見たらしく、詳しくは分からないと言っていた。 そうなると事実を知っているのは白だ。 俺は急ぎ足でもう一度事務所に戻ろうと思った。 白が警察を呼んだのだろうか…… そんな事して何か得が有るのだろうか。 分からない。 とにかく白に聞いてみよう。 俺は事務所の前まで来て、気を使う余裕も無く、バタッと扉を開けた。 俺「マサヤが捕まったって本当ですか?!」 白「だーかーらぁ。お…

  • 小説 スペースシザース【ss】#14

    そんな親父だから、俺が高校の時少し悪さした時はさ、左のボディーブローを軽く食らわされた訳。 もう悶絶よ!息は出来ないは、胃の内容物が込上がってくるわ。 でも、色んな経験して来ただろうから、人間味は凄く厚いんだ。 怒られた後は二人でパチンコ行ってさ。 土曜の昼間っから酒飲んでたのに、高校生の俺を車に乗っけてよ? 飲酒運転で、未成年の息子とパチンコ行く公務員なんて、今考えたらめちゃくちゃクレイジーだよな。 車の中で、俺も昔は散々悪さしたもんよ!お前も同じ血だってこった!ワハハ!って。 ホント最高の親父だよ。俺は、そんな親父が大好きだった。 親父は身長も182cmとかなりデカい。 食欲も人並み以上で…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#52

    事務所の扉を開けると、白が店のホームページを更新してるところだった。 マサヤの姿は見えない…… 白「おう帰ったか。ショウはどうだった。」 俺「お疲れ様です。傷自体は大した事が無いと思うので、重傷では無いと思いますが、何日か仕事は出来ないと思います。」 俺は病院まで送っただけなのに、自分の主観で報告をした。 白「まぁそうだよな。そう思ってホームページに、ショウは病院送りになったって書いといたんだぁ。一応指名数はナンバーワンだからねぇ。」 「こんなおもしれぇ事が起こると、何が有ったか気になってまた客が来るもんよぉ。」 「おもしれぇよなぁ♪お前もそう思うだろぉ?」 俺「は、はい。」 白「じゃあお前も…

  • 小説 スペースシザース【ss】#13

    母「徹ーご飯出来たわよー。」 下で母さんが呼んでいる。 俺は部屋を軽く片付けて、階段をスタスタと降りる。 リビングには父も起きて来ており、寝間着のまま煙草を吹かして新聞を読んでいる。 父「ほう。あの犯人まだ捕まって無いとよ。 あんな大きな強盗事件を起こしておいて。 日本の警察はどうなってるんだ。全く。 税金を有効に使って欲しいもんだよなぁ。 母さん。」 母「そうよねぇ。大根の1つでも安くして欲しいものよね。」 父「そうそう。」 これで会話が成り立ってるんだからウチは平和なもんだよ。全く。 父「おい徹。お前はもう直ぐ社会人になるんだ。父さんの様にはなるなよ?俺は散々苦労してきたから、お前は平坦な…

  • 小説 スペースシザース【ss】#12

    俺はドタバタと階段を上がって自分の部屋に入った。 一通り髪を乾かし、サッパリした所で、兄貴から貰ったお揃いの古臭い裁縫道具セットを手に取る。 これは初心者から業界の強者までキッチリ仕事が出来る物を詰め合わせてあるセットだ。 一緒にデッサンとかをまとめるファイルも付いてたけど、本棚に閉まったまま使った事は無い。 これのお陰で課題の提出はサクッと出来たし、実習も良い成績を取れて来た。 でも、ハサミは持ち手の部分がヘタって来たし、スケールもバネの戻りが悪い。 やっぱり買い替え時だなー。 でもこのハサミ、片方の持ち手の部分に変な凹みと言うか、エアコンとかのリモコンのリセットボタンの様な穴が有る。 ここ…

  • 小説 スペースシザース【ss】#11

    寝て起きたら朝の6時だった。 昨夜は余りに楽しくて、すき焼きを腹一杯食べ過ぎたせいか、ベットに横になったら少しゴロゴロして直ぐに寝てしまったらしい。 風呂も入らず寝ちまったから、シャワーでも入ろうか。 無人の兄貴の部屋を横目に若干の思いを馳せつつ、階段をスタスタ降りて行くと両親はまだ起きていないらしいく、静かなリビングの横の風呂場に入った。 俺は、朝に45度位の熱いシャワーをバシャーっと短時間で浴びるのが大好きなのだ。 熱くて細胞が一気に目覚めて、少し身体をバダバタさせる、この感覚がたまらない。 自分の血が巡り回って、大袈裟に言うと生きてる感じをこの瞬間に再認識しているのだ。 ひと通り身体を清…

  • 小説 スペースシザース【ss】#10

    家に着いたら親父が帰っていた。母はせっせとすき焼きの支度をしていて、慌ただしそうだ。 俺「ただいまー!あ、親父お帰り。俺さ、第一希望のネイキッドデザインに受かったんだよ!」 父「おお。それはおめでとう。卒業前に決まって良かったな。兄貴と同じデザイナーか。」 母「お父さん!薫の事は‥」 父「ああ。そうだったな。アイツはどこほっつき歩いてるんだか。もう2年も音沙汰無しで。」 俺「‥‥まぁさ!兄貴も男なんだし!何だかんだ元気にやってると思うよ。そのうち、おっすー!とか言ってヒョッコリ顔出すよ」 母「そうだと良いんだけどね。薫ったら」 兄貴は4歳上で、ホントに明るくて、俺にも色々してくれる気さくな頼れ…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#51

    病院内に入り、ショウはもう良いから帰れって言った。 アレだけイキってたんだ。今の自分を哀れに思われたく無かったんだろう。気持ちは分かるよ。 そして俺は部外者だし、病院にいても何も出来ないので、報告の為にも店に帰る事にした。 そう言えばここまで乗っけてくれたタクシーの運ちゃんは、お金は良いから早く行きなって言ってくれて、払って無かったんだ。 後部座席のシートにも結構血が垂れてたから、掃除もしないといけないだろうし、悪い事したな。 俺はちょっと色々考えたかったので、とぼとぼ歩いて帰ろうと思い病院を後にした。 白はこんな事が有っても全く動じなかった。 この程度の揉め事は慣れっこなんだろうな。 マサヤ…

  • 小説 スペースシザース【ss】#9

    二人は、テンション高めでいつものファミレスに向かって少し早足で歩いていた。 程無くしてファミレスに着き、いつもの指定席に陣取り、俺はダイエットコーラ、宏美はコーヒーを取って前のめりに座った。 俺「どーよ!宏美。俺はやってやったぞ!」 宏美「ホントにネイキッドデザインに受かるなんて流石は徹ね!おめでとう!」 俺「ありがとう。頑張れたのは宏美のおかげもあるから、今日は奢るね!」 宏美「ありがとね。あぁ。私はどーなるんだろ。徹みたいにラッキーが舞込むと良いんだけど、どこもダメっぽいんだよね。」 ラッキーって(汗)まぁ、ラッキーと言えばそうかも知れない。たまたま試験は山張った所が出たし、受け答えも、考…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#51

    ショウはよろけながら何とか立つと、頭から流れる血が目に入って、事の重大さに気が付いたみたいだ。 ケンカしてる最中は、アドレナリンが出まくって多少の痛みは感じないものなんだけど、本当に大量の血が流れると、その血が温かく感じて何だかちょっと気持ちが良いんだ。 それから、頭はとにかく大量に血が出るから、その量に自分でもヤバいって感じて、一気に痛みと怖さが襲って来る。 正にショウはそう感じたんだと思う。 立ったものの戦意喪失し、直ぐにその場に座り込んでしまった。 そして白がショウの元に近づいて行く。 白「どうした?もう終わりかよ。俺はお前嫌いじゃないよ?だから死んで欲しくないんだよねぇ。」 「だけど店…

  • 小説 スペースシザース【ss】#8

    俺「第一志望のネイキッドデザインに受かったんだよ。かーさん。」 母「まぁー!凄いじゃない!コレで貴方も一流のファッショニスタの人じゃない!」 何言ってやがるんだ母さん。いつもながら訳分かんねぇ表現するな。ホント疲れるって。 母「お祝いしなきゃねぇ。今日は奮発して、すき焼きでもしようかしらね!」 まぁ、喜んでくれているのには間違いないから良いかぁ。 俺「うん!楽しみにしてるね。ちょっと宏美に会って報告してくるね!」 母「はいはい。気を付けて早めに帰ってくるのよー。」 よっしゃ!宏美に自慢して来よーっと。 宏美の家までチャリンコをぶっ飛ばして向かっていた。はやる気持ちはペダルを踏み込む力に変わって…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#50

    マサヤ「お前調子に乗ってんじゃねーぞ!」 マサヤがショウのワイシャツの襟を掴んだ。 ショウ「やんのかぁ?来いよ!!」 マサヤはショウの腹を思いっきり殴った。 ショウは悶えながらもマサヤに頭から突っ込んで、ソファーに押し倒して揉みくちゃになった。 俺はどうしたら良いか分からなくて、立ち尽くして見てたんだけど、周りは「行け行け!やれやれー!」ってヤジが飛び交い、大盛り上がりだ。 揉みくちゃな状態から、ショウがマサヤに馬乗りになって顔を1発殴った時、騒ぎを聞いた白が事務局から出て来た。 そしてやり合ってる2人の真横のソファーに座った。 ソレを見て、大騒ぎだった周りが静まり返った。 白「やるなら外でや…

  • 小説 スペースシザース【ss】#7

    翌週になり、ポストに封筒が届いていた。第一希望のデザイン会社からの、合否通知だ。 心臓が鼓動を早め、血が早く巡るのが自分でも分った。 封筒を大事に抱え、そそくさと部屋に持って行った。 よく切れるハサミで、丁寧に開封し、中をチラッと見たけど、何やら赤い文字が見える。 ※合格。内定とさせて頂きます。※ キター!!早く母さんに見せよう!! ドタバタと階段を降り、一瞬躓きそうになったが何とか持ちこたえ、リビングの扉を勢い良く開けた。 俺「かーさんかーさん!見てよ!」 母「どうしたの?そんなに慌てて。お化けでも出たの?」 俺「そんなわけねーだろ!見てよ!受かったんだよ!」 母「あら?この間のご当地検定受…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#49

    俺がマサヤの元に近づこうとしたら、アキラが高級酒の入ってるショーケースを拭いとけって先輩風を吹かせて来た。 俺は1番に来てトイレから店内掃除をしっかりやったんだ。 コイツは指名レースもまだゼロだし、言い方もムカつくし、誰からも好かれて無いし、頭も悪い。 本当に下らない奴だ。 俺は【ハイハイ】って顔で急いでショーケースを拭き終わり、もう沢山出勤して指名レースの話しでゴッタ返しているマサヤの元へ。 そして、昨日の姫と過ごしたところから、アミちゃんと合流し、売掛について沢山話し合って、思った事。 それらの話を一方的にぶつけて、マサヤはずっと聞いていた。 ひと通り話終わり、暫し黙ったままの時間が続いた…

  • 小説 スペースシザース【ss】#6

    宏美「あ、徹。面接どうだった?今日は第一志望のとこだったよね?」 俺「うん。結構手応えあって、良い感じだったと思うよ。でも、デザイナー迄の道は長そうだねー。見習い期間が三年間とか言ってたからな。んで、そっちは?」 宏美「うーん。大人って分からないなぁって感じかな。」 俺「ん?なんの事?」 宏美「なんか今日の面接で、学生気分を一新して、考え方も変えて行かなきゃって感じで言われてさ。」 俺「ふーん。それでコーヒーなんか飲んでるの?」 宏美「うん。」 俺「ハッハッハ。宏美らしいや。ごめんごめん。変な意味じゃなくて」 宏美「大人ってなんなのかなぁー?」 俺「大人になれてる大人なんて、数える程しか居ない…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#48

    高確率状態からのスタートって言っても、設定変更したから高確率スタートな訳で、前日のデータが重要だ。 そこで役立つのがデータランプだ。 前日のデータが凹んでいる場合は、大体上げ設定か、同一設定への打ち換えって事になるんだ。 この台の前日のデータは結構出ている…… 下げ設定が濃厚の中、それでも何も無い台を打つよりは圧倒的に有利だ! 投資2000円で高確率が転落する寸前に前兆演出からのダゾナ! キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!! 知らない人はLet's検索♪ そっからサバンナチャンスが30連位しただろうか、一撃4000枚を獲得! コレで今日の上澄みを取り切り、設定も下げ予想で…

  • 小説 スペースシザース【ss】#5

    ふう。そうは言っても何かしらの仕事はしなくちゃいけない。 今日も面接が入っている。実は今日の会社は大手アパレル系に沢山品物を卸している第一希望の会社だ。 今まで受けてきた会社は前哨戦にすぎないな。ここが本番だ。よし、気合入れて望むぞ! リクルートスーツをバッチリ着こなし、髪型、身だしなみをしっかりと整えた。 そう言えば宏美も今日は第二希望のショップスタッフの面接って言っていたな。宏美もしっかり頑張っている。 俺「よーし。母さん。行ってくるよ!」 会社に到着すると、様々な人が居て倍率が高い事が分かった。 そしてものすごく緊張した面接が終わった。 デザイナー志望って事で一応受答えはシッカリと出来た…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#47

    ハックション!! 寒ぅーーー❢ タオルケットに包まり、寒くて目が覚めた。 めちゃめちゃ寒い。なんでだ……? あぁ。エアコンか。 ボーッとした頭でひとまずエアコンを消し、暫し動けなかった。 徐々に頭が回転し始め、携帯を見ると8時。 寒くてあまり寝れなかったのか……。 てか、朝一行ける時間じゃん!! まぁ俺の朝一ってのは、朝の開店時間からパチンコに行く事なんだけどね…。 それから昨日の1日を思い出し、少し考え込んでいたら、洗濯を回したのを思い出した。 やっちまった……。 夏の時期なんで、当然生乾き臭をバンバン放っている。 面倒くさいけどもう一度洗い直しだ。 洗濯機を回してテレビを付け、ボーッと今日…

  • スペースシザース【ss】#4

    俺「でもまぁ、宏美は世渡り上手だから何をやらせてもソツなくこなせるでしょ?結局何かは仕事しなきゃいけないんだしさ。それに宏美は美人だし!」 宏美「まぁね!」 俺「っおい!!」 ランチを食べながら、こんな会話をするのがいつもの俺達の楽しみだ。 しかし、本当にやるならしっかりとデザインをやってみたい。 さっきの宏美に言った言葉は、自分に言い聞かせていたかの様に思えて、少しだけ変な気持ちになっていた。 翌日。昨日のそんな流れもあってか、俺は少しだけ就活に前向きになっていた。 結局は世の中の1歯車になって社会人としてやっていかなければならないんだ。 それならば、やってみたいと思える事をやってみるまでだ…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#46

    アミ「うそうそ!私ココも払って無いし… あまりお金も無いから帰るね。トオル君ありがとう、ご馳走様ね。」 そう言うと、アミちゃんは1人笑顔で帰って行った。 姫に気を使って2人にしてくれたんだろうけど、そろそろ1人でゆっくり休みたい。 俺「姫も今日は家帰りなよ。俺も溜まったてる洗濯とかしたいからさ。」 姫「そっか。分かった。沢山奢って貰っちゃったし、アミちゃんの事もありがとうね。マサヤさんと上手く話し合えたら良いね。」 俺「そうだね。でもアミちゃんが暗くなってない事が救いだよ。多分マサヤも分かってくれる。ああ見えて結構男気は有るから大丈夫だよ。」 そう言えば連絡先を交換してなかったから、ココで初め…

  • スペースシザース【ss】#3

    そのファミレスは学校を出て3分位の所にあるんだ。 宏美は歩きながら午前中の授業の不満を少し漏らしながらも、いつもの光景に表情はにこやかだった。 ファミレスに着き、顔馴染みの笑顔が爽やかな店員さんが近づいて来た。 店員「お二人様で禁煙席で宜しいですね?」 いつ来てもココの接客は気持ちが良い。 流れる様に、もはや指定席と化している一番奥の二人掛けの席に案内された。 席に着くなり、宏美が大きな溜め息を漏らした。 宏美「はあぁ……。もう卒業まで1ヶ月切ったね?」 「徹はやっぱりデザイン事務所で、バリバリのデザイナーの道を進むんだよね?」 「私はまだ決めきれてなくて、普通にOLでも良いかなぁなんて思えて…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#45

    ショウならともかく、マサヤがアミちゃんを強引に来店させて、食い物にしてる訳では無いと思う。 根拠は、マサヤは売上がどんどん落ちて白にドヤされてるのに、アミちゃんやその他の指名客から無理矢理売上を上げて、客離れが起きてる訳では無いからだ。 やったもん勝ちの世界で、優しさを持つ事は悪なのか… そんな考えを持ってる俺は、この業界に向いて無いのだろうか。 色々頭を巡らせ、Win-Winの関係は無いのか少し考えた。 暫し姫もアミちゃんも押し黙ってる。 そうか。マサヤと俺でアミちゃんの金銭的負担を話し合うんだ。 初めの方は1万円位で楽しくやれたんだ。だから来店はしてもその位で済む様に、何とか出来ないだろう…

  • スペースシザース【ss】#2

    俺はもう、12社もの会社説明会、面接を受けてはいるものの、手応えはあまり良くない。 そんな事だから、お互い少しイライラしてるのが原因かな。 そろそろ昼休みの時間だ。 いつもは一緒にランチを食べにファミレスに行くんだけど、今日はどうかな? そんな事を考えながらボケッとしていたら、お昼のチャイムが鳴った。 俺「おーい。宏美ぃ。ランチいこうぜ」 宏美「あ、徹!昨日はごめんね。いこいこ♪」 宏美は怒りっぽいが、ネチネチ根に持つ事が無く、とてもサッパリした性格だ。 だから、少し位の言い合いなんて、翌日にはまったく引きずらない。 何も問題の無い普通のカップルの流れで、いつも行くファミレスに向かって歩いて行…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#44

    タクシー内のマリサさんと遠目に目が合うが、ココからは怒っているのかどうか、表情が良く見えない。 俺は姫に動揺を悟られまいと、必死に何も無かった感を出して、とにかくその場を早めに後にした。 後から何を言われるだろう……。 少しの恐怖感を覚えつつも、【仕方無かったんだ】と言う感情を自分に押し付け、ひとまず気持ちをやり過ごした。 20分程歩いて、アミちゃんのショップ近くの大衆焼き鳥居酒屋に到着し、連絡すると直ぐにアミちゃんが現れた。 アミちゃんは、「日勤からの棚卸しでヘトヘトだよー!」って、話してみると以外と元気だった。 ひとまず棚卸しは済んだから、一緒に飲もうって居酒屋に入ったんだ。 まずアミちゃ…

  • スペースシザース【ss】#1

    以前告知した通り、私の小説、ハートフル家族に巻き起こったハサミの不思議な物語の【スペースシザース】と言う小説を掲載致します! 長期に渡ると思いますので、気長に見て頂けたら嬉しいです( ´∀`)それでは どーぞ! 俺の名前は藤崎徹。 今年でファッションデザインの専門学校を卒業する20歳のそこそこイケテル系男子だ。 ウチの学校はCMなんかもバンバンやっていて、生徒数は1000人を超えるマンモス高なんだけど、俺のクラスの皆は専門学校生活でスッカリ自堕落が日課になっている、どうしようもない連中ばかりだ。 そんな事言ってる俺も、本当はまだまだ学生生活を大いに楽しみ、このぬるま湯がずっと続けばどんなに良い…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#43

    店側の人間としては、売上を上げる事が正義なので、マサヤが悪いとは思わない。 しかし、金銭感覚を狂わせる程のシステムとは如何な物か。 少し話は反れるけど、日本はギャンブル依存症の割合が世界一ってその界隈の人からすると常識なんだけど、コレには俺の人生に大きく関わっている、ある文化が影響してる。 それは、日本独自の文化である、パチンコ産業がギャンブル依存症率を押し上げている最たる原因なんだ。 なぜ日本でパチンコが生まれたのかと言うと、昔の温泉街に有った、スマートボールってのが始まりなんだ。 こんな奴。 コレを温泉街でほろ酔いのオッサン共が楽しんで、その結果、高成績者にはちょっとした景品を進呈する。 …

  • 【おかわり❢】パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#42

    俺「マリサさんスミマセン。今日は昼から飲んでて、飲み過ぎてもう気持ち悪いので、また誘って下さい!」 マリサ「あら、残念。マスターもトオル君と話したがってるのに。仕方無いわね。また誘うわ。それじゃあね。」 マリサさんには本当に悪いとは思いつつ、今日1日の流れで、姫とココで別れるのは違う気がしたんだ。 姫に何でも無い顔をして、それじゃ飲みに行こっかって言ったら 可愛い笑顔で「うん!」 って言ってくれた。そんなんされたら 惚れてまうやろー! この辺りから、仕事上の関係と、個人的な感情の境界線が分からなくなった気がする。 それから海鮮系の居酒屋に入り、ビールで乾杯した。 やっぱり無心で打った後は腹が減…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#42

    最初に、ブログをご覧頂いている皆様に宛てて。 ブログ内にコメントを頂いた方、ブログ外から直接コメント頂いた方。 本当にありがとう御座います! 自らに枷をハメて、毎日更新頑張ったらぁ! と気を張って参りましたが、それに参りましたw 人のモチベーションは何かに起因している。 格闘家なら勝利、モデルならスマートな体型を維持してオシャレな服を着こなす、芸人なら笑わせる事を考え抜く。コレらに共通する事は? そう。インセンティブ【成果に見合った報酬】に起因している言う事ですね。 俺がブログを始めたキッカケは、世の中に物申したいって気持ちが有って、更にソレを楽しく見てもらいたいとの思いが有るけんだけど、個人…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#41

    恐る恐る電話に出てみると、女性の声がする。 この声は聞き覚えが有るぞ… 女「トオル君?私分かる?今どこに居るの?」 うん。マリサさんだ。 その当時はスマホなんて無かったから勿論ガラケーなんだけど、たしかインターネットのiモードが搭載され始めた頃だった様に思う。 誰から番号を聞いたのか分からないが、嬉しくも有るんだけど、タイミングが何とも… マリサ「マスターとトオル君の事話してて、飲みに来ないかなって。誰かと一緒?」 俺「ちょっとだけ待って下さい!」 いつものBARに居るからおいでよって事なんだけど、姫とご飯がてら居酒屋に行くつもりだったし、どうしたもんか… コレは困った。 昨日初めて会ったけど…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#40

    やっと主張の激しい奴を押さえ込む事に成功した俺。 よーし。今まで色々集中出来なかったから、こっからが勝負だ!と意気込んでまたもや1万円カードを買った。 この時投資は俺が2万の姫が3000円で2万3000円。 わんわんパラダイスは海物語のパチもんみたいな台だから、魚群ならぬニャ群【猫群】が1番熱い。 2万7000円目でニャ群から大当たりするも単発で、どんどん投資はかさみ、夕方過ぎには5万程負けていた。 姫は順調に出し続け、このまま行けばノリ打ちの成果はほぼプラマイゼロ位だ。 俺的には中々気に食わないので、姫の出玉を交換し、カップルシートを後にした。 仮にもパチプロを名乗る俺だ。 良い台を探し閉店…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#39

    その当時のパチンコは、パッキーカードなるプリペイドカードを島端の自販機で購入し、台横のユニットに挿入し、玉を払い出して払い出して遊戯すると言う方式だった。 こんな奴 コレには金額が刻まれており、1000円〜1万円までの種類が有った。 また、店舗によってはジャッキーカードやらパニーカードやら色々種類が有ったんだ。 今はもうこのシステムは無くなったんだけど、その理由は1万円券を巧妙に偽装して、売り捌く輩が多数発生したからなんだ。 その当時の技術なんてそんなもんで、テレホンカードと同じだねー。 俺はひとまずこの生活を始めた初日に、大花火で万枚【約20万】を出していたので、金が無い訳じゃ無かった。 今…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#38

    俺は寝ぼけている姫の手を引き剥がし、体を揺すって少しずつ目覚めさせた。 そして何とか起こした姫に、ワイシャツをクリーニングに出したい事と、パチンコに行きたい事を告げると、私も行きたーい! って事になって、なんと今日も1日姫と過ごす事になってしまった。 必然的にホテルを出たら俺の部屋に来る事になり、ちょっとは離れたかったけど、まぁ嫌では無かった。 俺の部屋までは、歩いて15分位掛かるんだけど、歩くのはちょっと躊躇してしまう。 なにせまだ奴が収まらない… 仕方無いので、姫のバックを持ってあげる体で前を隠し、タクシーで部屋へ向かった。 部屋についてダラダラしたかったが、長居してしまうとガッツリ打てな…

  • やりたく無い事はやらない!について

    おっすみんな! 昔、オカンから オカン「宿題終わったの!!いつやるの!」 子供「今やろうと思ってたんだよ。うっせーなぁ。」 こんな会話が無かっただろうか? 俺は面倒くさがりの極地みたいな性格なんで、とにかくやらなきゃいけないとされているものは、とことんやりたく無かったし、やらなかった。 だってそれでも生きて行けるから。 ここ2日、Blogの更新をするのがどうしても面倒臭くて、向き合ってもYouTubeが俺の脳みそを解放してくれないので、仕方無いよな。 だってそれでも生きて行けるから。 俺はこのBlogを通して、世の中に少しでもタメになるエンタメ発信をして、ゆくゆくは少しだけ小遣いを稼げたらなぁ…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#37

    俺はトイレに行きたくて目が覚めたら、姫が布団をはだけて隣で寝息を立ていた。 男は分かると思うんだけど、自分が起きたら奴も起ッキしてる時が結構有る。 特に若い時はね。 それでも、大体トイレを済ませたら奴も収まるものなんだ。 勿論その時もそうだと思っていたんだけど、トイレを済ませても奴は全く変わらない… 俺は、暫らくなんでだろう思いながらとボーッとしてた。 頭を起こそうと、冷蔵庫からコーヒーを取り出し、昨日の事を少しずつ思い出していた。 あ!!アレか!! まじ?! なんと、寝て起きてもまだ効果が持続してるんだ。 俺がこの時21で、若いってのも有ったと思うけど、こんなに凄いものなんだ! 一向に収まる…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#36

    このまま横になっていては寝てしまう。 俺は、俺の身体にヒルみたいに引っ付いてる姫を一旦引き剥がし、掛けてあるスーツの内ポケットを漁って、白い魔法の錠剤を取り出した。 コレを飲めば未曾有の夜のパワーが手に入る… 昔、母さんが言ってたっけ。 知らない人から薬を貰っちゃイケナイって。 でもココまで来て引ける訳が無いよな。 俺はこの錠剤に好奇心も有ったので、サクッと2錠取り出し、ポイッと口に放り込んでレモンサワーで流し込んだ!! 心を落ち着かせる為にひとまずタバコを1本吸って、また姫がくっつき虫になって来たので、はぐらかしながら15分位経ったかな。 そんなにテンションが上がった訳でも興奮した訳でも無い…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#35

    姫は、ひとしきり騒いだら、俺の横にちょこんと座った。 そして甘えた声で、こう言った。 姫「トオル君は、彼女みたいな人なんて沢山居るだろうけど、今日は私だけの物ね!」 ドッキン……!! 俺はこれまでの人生の日常生活で、女の子からこんな言葉を聞いた事が無い。 本当に特殊な世界だ。 俺の普通の女の子に有った概念が、どんどん壊れて行く。 きっとコレはなりきりゲームの1種なんだ! それがしっかり出来るのがプロなんだ。 そう自分に言い聞かし、姫に一緒にお風呂に入ろうと言った。 姫は恥ずかしがる感じを出しつつも、喜んでいる様だった。 お風呂でイチャイチャ洗っこみたいな感じをして、一緒にド派手な風呂に入った。…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#34

    姫は楽しそうに、ベッドでジャンプしたり、風呂にお湯を貯めてスゴーイ!なんて言ったりとにかくテンションが高い。 俺は、姫がホストクラブに初めて来た【ド新規】と言う事を思い出した。 言ってみたら今日の姫の相手、俺はホスト【楽しませるとこが仕事】だ。 恋愛感情も無いのに、今日知りあったばかりの俺とこんな所に来てしまう心理とは一体何なのか? チヤホヤされて、耳障りの良い事だけを言われて、馬鹿みたいなゲームで盛り上がって楽しませる。 もしかして、コレがホス狂いを生むって事なのか?! 今日の姫は、めちゃめちゃ楽しい!! って感情しか無いだろうけど、その真理は、もうホス狂いの入り口に立ってしまっている。 人…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#33

    そこからまた30分位歌っただろうか。 もうマサヤとアミちゃんは帰ったのだろうと悟った俺は、姫にそろそろ疲れたから帰ろうと促した。 俺は連日の暴飲で飲み疲れしてる事も有って、もう眠たかったんだ。 しかし、姫はハイテンションを維持したままで、体を密着させてまだ帰りたく無いって俺の膝に乗ったりして、騒ぎ出した。 姫は、【派手って訳じゃ無く、普通の可愛い部類の女の子】って感じなんだけど、この時の俺は、まだまだ女の子の気持ちを理解出来ていなかったんだ。 俺は、女の子ってのは身持ちが固く、相手の欲求(性的も含む)を受け入れるかどうかを選択するのが、女の子の性質だと思ってたんだ。 だって俺がそれまで生きて来…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#32

    姫がアミちゃんの服の中に手を入れて、準備万端で盛り上がる4人! 中島美嘉のGLAMOROUS Skyが始まる。 そう。この罰ゲームをやられて、1曲をキチンと歌える人は皆無である。 とにかく所々で「アァン」やら「ウーン」やら「ハフゥ」とかの息漏れが入って、その度に爆笑が起こる! なんとお馬鹿な話なんだ。 姫はこのゲーム性を理解してて、イントロ部分で手を緩めるから、そこで何とか持ち直すんだけど、歌が始まるとまたイジられて、大爆笑を巻き起こし、なんとか1曲を歌い終わったアミちゃんは、 全力坂のエンディングか?! って位、息を切らしてソファーに倒れ込んでた。 そんなアミちゃんを横目に、姫が歌い、マサヤ…

  • どんくさい人と、その先について!

    今回はコラム回です。 みんなの周りにどんくさい人は、居るだろうか? 自分かも知れないって思ったり、何人か頭に浮かんだって人が居ると思う。 世の中には、何かと行動が遅く、物事を効率的に考える事が苦手な人が結構居るんだ。そう言う人達は社会から、望まずしてどんくさい人認定されている。 更に、どんくさい人々の一定数は、ある程度自覚しているんだ。 自分かも知れないって思った人は、ちょっと俺の話を聞いてくれ。 何人か頭に浮かんだって人は、その人と関わらざる負えない立場なら、その人に助言すべき、魔法の言葉が有るんだ。それは とにかく最初に優先順位を考えてから行動せよ。 コレで有る。 極論で最適解を述べよう。…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#31

    その罰ゲームとは!? マサヤとマサヤ推しの女の子のアミちゃんは【アレね】って感じで意思疎通が取れてる感じだったんだけど、俺と姫は全く分からない状態で、【まぁまぁまぁ】みたいな感じだった。 俺の歌終わりで1個に辛子が大量に入った、ロシアンたこ焼きがスタートしたんだ。 そのロシアンたこ焼きは6個入りなんだけど、4人で6個は1、2番目がまぁ不利なんだよ。 とにかく俺は腹が減ってたし、新人の役目だと思って1番で1個食べたが、セーフ。 そして女の子を立てる為にマサヤが次に食べてセーフ。 さぁ。 次は1番ノリノリのアミちゃん。 爪楊枝で1個刺して、食べた… 暫くして、我慢してたんだろうけど、涙がボロっと溢…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#30

    暫しマサヤのテーブルで盛り上がっていると連れの女の子が来店し、無事指名を入れて貰った。 この時点で、約半数のホストがランキングボードに1票を積み重ねた。 とりあえずの1票にほんの少しだけ安心したが、目標は最下位を取らない事。 しかも自分の力では何も得ていないと言う現実を忘れちゃいけない。 俺はマサヤとお友達2人に、せめて楽しい時間を提供しなくてはと思い、体を張って馬鹿をやって、酒を飲んだ。 そしたら連れの女の子【例の如く名前を覚えれないから、姫って呼んでた。そしてガチの新規客】が思いも寄らず俺を気に入ってくれてさ。 マサヤと2人で、仕事終わりで合流するって約束になったんだ。 この店は人気店でい…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#29

    とりあえずホール仕事をしつつ、ヘルプ【先輩ホストのサポートでテーブルに付く】を何件かこなしていると、フリー客の初回荒らし風の女の子2人組が来店したのが見えた。 俺としては絶対にそのテーブルに付いて、あわよくば指名を貰いたい! その思いとは裏腹に、1番ゴミ歴が長い先輩ホストと、アキラがその2人組に付いたんだ。 恐らく白が考えてくれてて、ゴミから優先的初回に付ける様にしてるんだと思った。 俺はヘルプをそれとなくこなしながら、アキラのテーブルをめちゃめちゃ気にして見てたんだ。 それと言うのも、初回荒らしの特性に、最低金額で遊んで指名もせず、時間が来たらスグに帰ると言う性質が有るからだ。キャバクラで言…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#28

    ショウは、前々から白の人を食った態度が気に食わなく、オーナーの弟と言う事も有って、生意気で嫌っていた様だ。 そして、指名本数は白を上回っている為、自分こそがナンバーワンだと見せつけたかったのだ。 この指名ランキングでも、絶対に自分が優勝する自信が有るからこそ、事前に100万を用意し、白のお株を奪おうと思っていたらしい。 白「おぉ。カッコイイじゃんショウ。頑張ってトップ取ってよぉ。」 「おーいみんな、ショウが大サービスでもう100万追加してくれたぞぉ。」 「結構な大金じゃん?その分来店数も期待してっから頑張ってよぉ!」 そんなショウの煽りには全然乗らない白。 その性格からか、余裕たっぷりに楽しん…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#27

    まず、この店のナンバーワンはSLAM DUNKで言う翔陽の藤真みたいな、プレイングマネージャーの白だ。 頻繁に接客には出て来ないものの、太客をしっかり抱え、客単価がめちゃめちゃ高い。それもほとんどがマダム層だ。 いわゆる会社の経費や、親の財産、旦那の稼ぎを、巧みな話術と絶妙な気配りでそっくり店の売上に変える、魔法使いみたいな能力者だ。 それとは対処的に、クズの王道みたいなナンバーツーが居るんだ。 その名はショウ。 このショウ。売上だけ見たら白に劣るが、指名本数は断トツのナンバーワンなんだ。 そして彼は、風俗嬢専門と言っても過言じゃ無いほど風俗の子を抱えてる。 俺が後にモメて、辞めるキッカケにな…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#26

    白「よーし、みんな集まれぇ」 「今日から1ヶ月で、指名本数ランキング付けて、トータル1位には賞金100万の指名レースやるよぉ!!」 「フォワードもゴミも関係無し。とにかく本数取ったモン勝ちだ。」 「但し!!ゴミは不利だから特別に、場内貰ったら2ポイントだ。その他はぜーんぶ1ポイントだよぉ」 店内がどよめいて、みんな鞄の中の札束に目が釘付けだ。 白「みんなビックリしてるけどこの札束は偽物だよぉ」 「ランキングボードの横に景気良く置いてあったら、お客の目も引けて、派手でおもしれぇーだろぉ!」 「後、今回のランキングは俺は参加しねぇから、絶対誰かが100万ゲット出来るよぉ!気合入れて頑張れぇ」 一同…

  • サラリーマン経験は財産だ。について!

    コラム回です。 社会人になってから、改めて勉強する事は少ない様に感じないか? それは真っ赤な嘘だ! 社会人になってからは勉強しかしてないと思って良い。 正しい敬語の使い方、書類の作り方、接客の常識、お金の知識。一般的教養。 常に知らない事に遭遇するのが社会人の日常生活なんだ! 俺は、社会人力blogを書く上で、本当に書きたい事が有ったんだ。 それは、サラリーマン経験が無い社会人は、社会人としてレベルが1つ低い位置にいる。 と、言う事だ。 面と向かって誰もそんな事は言わないと思う。コレを言うと、何かと波風が立ってしまうからだ。 ふざけんなって声が聞こえて来そうだが、コレは世の中のシステム上、必ず…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#25

    続けて店内の清掃をしていたら、チラホラ先輩ホストが出勤して来て、賑やかになって来た。 何だかみんな、ソワソワしてる様に見えたけど、気のせいかな?! そこにマサヤも出勤して来て、俺の元にやって来た。 マサヤ「よー。どうだ?昨日はマリ姉の新人遊びだったんだろ。うまくやったか?」 マサヤは、俺をこの世界に引き込んだ張本人で、アレやれコレやれと言って来るけど、何だかんだ俺の心配をしてくれる。 俺は昨日の状況と、白と話した内容を掻い摘んで話した。 マサヤ「俺は売掛の回収しなくちゃいけないからお前に色々面倒掛けるけど、飲み込み早いし、結構この仕事向いてんじゃん?」 「白は上がってくる奴は可愛がるけど、下が…

  • 過去のコラム記事

    過去のコラム系記事を、伝えたい内容を加え、分かりやすく添削しました。 新社会人【社会人5年目位まで】の教科書として、見てくれたら必ずタメになると思います。 是非に( ´∀`)

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#24

    色んな事情で風俗で働いている人がいると思うけど、好きでやってる人なんてそうそう居ないよな。 そう言う人程、色んな面で満たされない思いが有るんだと思う。 マリサさんも多分そんな感じて、少しでも精神的、肉体的に満たされたくて、男を求めて居るんだ。 だから、満足させてあげなきゃ。 なんだか文章にすると生々しいからアレだけど、果てたいって事なんだろう。 その為に白は魔法の薬をくれたんだ。 答えが分かって、早く白が戻って来ないかなぁと思いながら、完璧にトイレ掃除を済ませた。 そこにちょうどアキラが出勤して来たんだ。 この、アキラって奴。 ホスト業界では珍しく無いんだけど、寮生活をしてるんだ。 店から15…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#23

    俺は思い切って白に聞いてみた。 俺「ホストで成功するにはどうしたら良いですか?」 白「お前が成功?2日目の奴が何言ってんだよ。さっさと掃除しろぉー」 俺「掃除はすぐにやります。なんかこう、アドバイスが有ったらお願いします!」 白「そうか。昨日マリサがなんで朝居なかったか考えたら成功するんじねぇかなぁ」 俺「朝居なかった理由ですか。」 白「ソレを考えたながら掃除でもしろよ。 分かったら夕方もっかい来るからそん時に教えてよぉ」 「じゃあねー♪」 そう言い残して白はどっかに行っちゃった。 事務所は鍵が掛かってるし、高価なお酒もショーケースに入ってる。 店内から持ち逃げ出来るとしたら綺麗なグラス位か。…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#22

    なんで白が昨日の事を知ってるんだ?! 俺の行動を監視してたのか?? そんな訳無いよな。 そんな事して何になるんだ。 あまりに気になるから、白にしつこく聞いたら、種明かしをしてくれたんだ。 マリサさんは超常連で、しかも新人食いで有名な人なんだって。 と言う事はアキラも?? そして、1日かけて品定めして、評価を白に伝える流れになってて、その見返りに、次回の飲み代の半額を白が負担するんだって。 更に白が教えてくれたんだけど、これにはホスト独特の理由が有るんだそうだ。 俺がこの業界に入るキッカケになった【姫】の友達マサヤ。 このマサヤが陥っている状況を覚えてるかな? 女の子の売掛【飲み代のツケ】を沢山…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#21

    俺はどうしても真っ直ぐにマリサさんを見る事が出来ずに居たけど、少しして決心した。 マリサさんを抱き上げ、その勢いのまま激しく求め合った。 暫く【濃厚接触】をして、全てに解き放たれた感じがした。 そして、ひとしきり終わったらまた頭がグルングルンして来て、会話もそこそこに、直ぐ寝てしまったのだ。 翌朝、10時位に目を覚したら、1人だった。 マリサさんが居ない。 状況が良く分からないまま、前日の事を思い出しながら、もう一度シャワーに入った。 記憶はしっかり有る。 濃厚接触も覚えてる。 その後は直ぐに寝てしまった。 それも覚えてる。 何か悪い事をしただろうか。 モヤモヤしていても連絡先も分からないから…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#20

    フロントで選んだ部屋に入ると、薄暗く雰囲気が良くて、独特のアトラクション的な要素に気持ちが盛り上がった。 昔のラブホテルは、部屋の片隅にゲーム仕様のパチスロ機なんかが良く置いて有ったんだ。 俺は親父の影響で根っからのパチンカスなんで、そこに有った【獣王】って言う今じゃ伝説のスロット機に被り付いちゃってさ。 酒も大分入ってるんで、マリサさんに獣王の楽しさを熱弁しながら20分位打ってたんだ。 マリサさんは「うんうん」って聞いてくれて、多分意味なんか分かってくれて無いんだろうけど、嫌な顔せず隣にチョコンと座って見ててくれた。 程なくしてボーナスを引いたけど、残念ながらサバチャンは入らなかったな。まぁ…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#19

    俺「俺も疲れたんで、そろそろ帰りましょうか。送りますよ。」 俺はマスターにお会計をお願いした。 今日会ったばかりのマリサさんだけど、お店で12万も払ったんだ。 この短い間で、楽しい時間と共に沢山の勉強をさせて貰ったし、このBARの飲み代位は俺が出そうと思ったんだ。 そしたらさ、 マリサ「トオルちゃんはお供なんだからお金なんて払わくて良いのよ。マスターご馳走さまね!」 ってカードでお会計を済ませちゃった。 なんて良い女なんだ。 俺はマリサさんの見た目は全然好みじゃ無いんたけど、現実をしっかり見てる所や、切符の良さや、【お供なんだから】って表現の奥に見える、絶妙に気を使わせない配慮って言うのかな。…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#18

    マリサ「そんな嘘付かなくても大丈夫よ。 ホストなんかと本気にならないから、楽しい時間を共有出来たらそれで良いの!」 こんなに若くても凄く大人な人が居るんだ。 前の会社の30オーバーのアホな先輩なんかより、マリサさんの方が世の中を知ってるし、人生への覚悟を感じる。 白と良いマリサさんと良い、今まで接して来た俺が知ってる周りの大人なんかより、数倍大人に感じたんだ。 自分の中の狭くて小さい世界がグングン広がって、この頃に 【物事を多角的な視野から見る】 ってスキルが手に入った気がするよ。 マリサさんはノー天気な部分と、凄く現実的でしっかりしてる部分の2面性を持ってた。 RPGで言えば、遊び人と僧侶を…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#17

    白に背中をバン!と叩かれて勢い良く事務所を飛び出した。 店に出るとアキラが横目に見えたけど、相変わらず拭き掃除してたな。 階段を駆け上がって、マリサさんと手を繋いで、歩いて5分位で結構渋めのBARに着いた。 俺は酒は好きだけど、もっぱら居酒屋か宅飲みがメインなんで、BARで飲んだ事は何回かしか無かったんだ。 マリサさんは結構テンションが高くてさ、BARに入って直ぐに【ウェーイ!】みたいなノリだったんだ。 マスターは30位の顎髭が似合うかっこいい人だった。 マリサさんの友達らしく、マリちゃん今日は随分と飲んでるね。酔っ払い過ぎて彼に引かれない様に気をつけないとな? みたいな事を言ってたな。 多分…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#16

    マリサさんの見た目は、26位でスリムなんだけど古風な日本人って感じで、顔が地味でけして美人では無いんだ。 でも愛嬌が有って人当たりが良いから、俺も悪くは無いと思ってた。 俺は流石に店ではヤバいと思って、マリサさんの手を握って恋人繋ぎでやり過ごしたんだ。 これはキャバクラでお触りするオッサンをいなす為に、キャバ嬢が良くやるから知ってたテクニックなんだ! そんな感じで結構酔ってテンションが上がって、3時間位経っただろうか。 マリサさんが友達がやってるBARに行こうって言って来たんだ。それは初のアフターのお誘い! 俺は始めての事で嬉しくて、でも行って良いのか良く分からないから、マサヤに聞きに行ったん…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#15

    マリサ「お金貰ってここに居るって事は、あなたはプロなの。ここはホストクラブなんだから、プロなら自分がナンバーワンだって言う気持ちでお客を楽しませる接客しなさいよ。」 マリサ「私は、そう言う意味で今はあなたがナンバーワンって言ってるのよ。」 ズギューン。 である。 その時俺は若かったし、仕事とは?って事を真剣に考えた事も無かった。 小学校だか中学校の道徳の授業で、職業に貴賎はないって言葉を教わった記憶が有るんだけど、その時に俺が思った事は職業には貴賎がハッキリと有る。だった。 俺は少しひねくれた考えをしてるのかも知れないけど、スポーツ選手、政治家、芸能人らの日の当たる職業と、土木作業員、警備員、…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#14

    それに気が付いた俺は、なるべく白の目に付く様に仕事をする様になった。 その日は白の接客を見つつ、ホール仕事を教わりながら過ごして居たら、1時間位で初回荒らしの2人組にヘルプで付いたんだ。 昨日の失敗から、何とか盛り上げるけど、ほとんど飲まずにその場をやり過ごし、2組目に1人で来ていた風俗嬢に付いたんだ。 その人は結構な常連らしく、とにかく店に居るホストの指名をどんどん変えて、派手に遊ぶのが生き甲斐!みたいな人だったんだけど、俺が4人目の指名で呼ばれたんだ。 付け回し担当から、 「昨日入った新人なので、マリサさんの新人教育お願い致します。」と紹介され、テーブルに付いた。 俺は1人で接客に付くのは…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#13

    その日、遂に現状の目標が出来たから、まずは白に少しでも気に掛けて貰える様にならなくては。と思ったんだ。 白の能力を自分に取り込むには、本人に近づき、学ばなければ行けないからだ。 それを実行するには幾つかの方法が有る。 1、ホストとして実績を出す。 2、可愛い奴と思われる。 3,とにかく目立つ。 まずは1の【ホストとして実績を出す】は、絶対にすぐには出来ず、時間が掛かる。 お客様を沢山抱えて、売上をどんどん上げて、店に貢献出来た時にやっと達成出来るので、中々難しい道だ。 次は2の【可愛い奴と思われる】は、今すぐ取り組めば、小さい結果ながらも早く達成出来るかも知れない。 結構セコい方法だけど、具体…

  • 日本の教育に疑問が有るのです。

    久しぶりのコラム回です。 人生とは何なのだろう。 人の生きる道とは十人十色な訳で、たまたま人間に生を受けただけの生物に過ぎない存在だ。 その人の生物たる行いに、倫理を持つ事なんて個人にはなんの関係も無い。 世の中の偉いとされる奴らが作った、人間とは?を律する物差しが法律で有り、倫理なんだ。 野垂れ死にする人も居れば大きな成功を手にする人も居る。 俺は何が成功か?って世の成功者に聞きたいんだ。 金や地位や名声が成功なら、それに焦点を絞って努力するかも知れない。 そう教科書に書いて欲しい。 個人的に思う成功は、一定の期間【感覚】で心満たされる事と解釈している。 美味いものを食う。楽しい遊びをする。…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#12

    その日の初来店客はキレイなマダムだった。 白のお客様だ。 白は滅多に接客には出て来ないんだけど、さすがは白のお客様。装飾品とかがいちいち高そうで、めちゃめちゃお金を持ってそうな見た目をしている。 俺はどんな人なのか興味が有ったから、グラスを持って近くに立って、話を盗み聞きしてたんだ。 そしたら、世界情勢から政治の話、エステの話から、最近の話題のスイーツの話まで、白はしっかり抑えてるんだ。 俺は白の年齢は聞いた事が無かったけど、多分この時27〜28位だと思う。 この人は始めて見た時の印象が凄すぎたから、【姫の友達ホストのマサヤの腹を、綺麗なフォームで蹴ってた】オーナーの弟だし、権力だけで上層部に…

  • パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#11

    そうこうしてたら2時間程経過し、頭痛も少しはマシになったので、スーツを取りにクリーニング店へ。 少しスロットを打ちたかったけど、そんな時間的余裕は無かったな。 ビシッと戻ったスーツを着込んでも、ヘアメイクは自分では出来無いので、まずヘアメイクスタジオへ行き、そのまま店へ出勤した。 今日は少し早く着いて、すぐさまトイレ掃除を開始した。 少し遅れてアキラが来て、店内の掃除をしてた。 こんなんが5日も無給で続くのかと思うと、重たい気持ちになったが、なんだかその時はあまり嫌じゃなかったんだ。 キレイな身なりをして、女の子と飲んで騒いで、それがお金まで貰えるなら結構悪くないのかなって。 まぁ仕事も無いん…

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