ちょうど8年前の今頃、生後1ヶ月くらいの雛だったセキセイインコのゆず君がウチにきた。いろいろあってウチで飼うことになった子で、母は最初、鳥はあまり得意でなくて飛んで来るのが怖いと言っていた。父も日々の世話も負担だ心配だというなかで、ゆずは僕達の家族になった。 その後、我が家では、トラブルに巻き込まれたり僕が病気になって入院したりと、何かと順調でない時期がちょいちょいあったりしたのだけど、家族がツラい時、いつも癒やしてくれたのはゆずの存在だった。母もいつしかゆずのことが大好きになり、父は毎朝のケージ掃除や餌交換に充実した何かを覚えていたみたい。ゆずの親は私ではなく僕の両親で、僕はお兄ちゃんだった…