駅前10秒、500円の味。
(戦前建築の風格@甘木鉄道甘木駅)真ん中に塔屋を持ち、横に広がりのある甘木鉄道の甘木駅。元国鉄甘木線の終着駅で、現在も甘木鉄道の本社機能と車庫が置かれています。この甘木の街には、二日市から伸びる朝倉軌道と、田主丸から甘木を通り秋月へ伸びる両築軌道、そして上田代から太刀洗を通って甘木市街へ伸びる中央軌道という三つの軽便線が大正時代から走っていました。甘木鉄道は、国鉄の基山駅から分かれて甘木に至る鉄道で、従来の中央軌道のルートをほぼ踏襲する形で1939年(昭和14年)に開業していますが、これは「軽便規格の中央軌道では輸送能力と経営基盤が脆弱」ということで、鉄道省が輸送力強化のために甘木線の建設を決定したことによります。それだけ太刀洗飛行場の軍需関連の輸送ってのは国策的に大事だったということでしょうか。ちなみに...駅前10秒、500円の味。
2024/09/29 14:00