この愛を君に捧ぐ。 6話

この愛を君に捧ぐ。 6話

サイド*歩実本当は目覚めてた。と言うよりも、まどろむだけの長い夜だった。余計な想いが胸を掻き乱して、睡眠に至るまでにはいかなくて余りある時間、数少ない想い出をたどって、まだ人間らしく生きてた自分をたどってた。それ