習近平の野心
中国の習近平主席が11月初めに開催される中央委員会第六全体会議で「第三の歴史決議」を提示し、審議・採択される見込みであるとのこと。第一の決議は毛沢東、第二は鄧小平が行っているので、習近平はこれら二人の歴史的偉人に並ぶ人物であると言いたいようだ。毛沢東とは言わずと知れた今の中国の建国の父である。紛れもなく中国共産党へ大きな貢献をした人だが、大躍進政策での大量の餓死者を発生させて、文化大革命による大混乱をもたらしたことでも知られる。鄧小平は文化大革命の大混乱を収束させて、経済成長へ大きく政治の舵を切った人物で中国共産党の中興の祖と言える。両名に共通しているのは、死ぬまで権力を手放さなかったことであるが、習近平もそれを狙っているのだろうか。来年開催される5年に一度の党大会で3期目も続投することが見込まれている。その為...習近平の野心
2021/10/27 17:15