2022年9月初書籍 『で、どうやったら「運命の人」に出会えるんですか?』 (ライトワーカー(ナチュラルスピリット)様) 大好きで運命の人である旦那さんと、【今やりたくて、かつ今できること】で毎日ハッピーラッキーで暮らしています。
旦那さんを全世界に自慢したいと毎日思いながら【自分掘り】を楽しんでいます。
名前を呼ばれた藤子は、その人影に目を凝らし、「センパイ!?」 と、それが鴨美だと理解した。「はあー、はあー、よか、ゲホゴホ」「セ、センパイ、大丈夫ですか?」…
◼️case2「全部、あなたの為に」⑭~弱いアタシなんていない~
「あんたね、さっきはよくも偉そうに、アタシのこと話してくれたわねえ!」「おお、当たってたろ?」「ぜんっぜん、違うわよ! アタシはねえ、生まれたときから天真爛漫…
◼️case2「全部、あなたの為に」⑬~アンタにアタシの何が分かるの?~
(…………)「おい」 来るはずの衝撃が襲ってこず、代わりにぶっきらぼうな声が聞こえる。「おーい、聞こえてんのか? いつまでオレ様にもたれ掛かってんだ? 重いぞ…
◼️case2 「全部、あなたの為に」⑫~どこまでも駆けていきたい~
(サイアクサイアクサイアク……!) 人通りの多い街中を、まるで無人の広野を走るように全力疾走で駆け抜けながら、藤子は今しがたの出来事を呪わずにはいられなかった…
◼️case2 「全部、あなたの為に」⑪~ 見られたくなかったもの~
「ね、ねえ。あのバカネコは今ここにいないし、でもあのバカネコが言ったことはあたしが心から謝罪するから、ここは穏便に……」「腹話術でアンタが話してたくせに、ふざ…
「センパイ」 珍しく残業もなく退社し、会社のビルから一歩遠ざかったとき、後ろから声が掛けられた。 振り返ると、そこには1人の女性が仁王立ちしていた。もちろん(…
「それと……ああ、意外なところだと【強い自分】でいたい。強くて、他人なんてものともしない自分だ」「藤子さんは、『天然』で有名よ。お局も、彼女のことだけはイビル…
「俺様はマジックじゃねえぞ」「わ! また喋ったあ!腹話術ですかセンパイ! 浮いてるし!」「おめー達みたいに、【我】に囚われて頭も体もワケわかんなくなってるヤツ…
「な、なななな」「センパイ、発作?」「なんで、見えて……」「なに寝ぼけてるんですかセンパーイ。もしかして、1杯引っ掛けてましたあ?」 なんとなく、自分にしか見…
「【我】ってやつは、別に悪者でもなんでもない。おめーがここに、ただ存在するように、【我】もただそこに在るだけのものだ。 おめーを不幸にしたり、逆に幸せにするも…
「ひゃはははは!」 1時間の昼休み、鴨美は自席で早々に持参弁当(と言っても、具なしの海苔巻きおにぎりだけ)を平らげ、会社裏の小さな公園に足を運んだ。 ようやく…
一見、とてもよく尽くす彼女……あるいは、ケン君とやらがやたらとダメンズに聞こえる話なのだが、鴨美はどうも違和感を抱いた。「ケン君は、外食とかしないの? 職場…
「へえ、すごいじゃない。全部、手作りなの?」 鴨美は思わず感嘆の言葉を洩らす。普段接している藤子のイメージと、目の前の鮮やかな弁当は、少しチグハグに感じる。「…
「ま、恋愛って難しいよね。じゃ、もうすぐ始業のチャイムなるし、あたしはこれで」「あたしってえ、やっぱ重いんですかねえ?」 疑問文を投げてきた藤子に、鴨美は驚愕…
「え~~! まじありえな~~い!」 始業前のロッカールーム(女子更衣室)に、場違いな甲高い声が響き渡る。 その口調も、テンションも、ここにいる誰もが馴染めない…
「受け入れるっていうのは、肯定するってこと?」「そうとも言えるが、繰り返しになるが、受け入れるってのは、自分をヨシヨシすることじゃない。ただ、悲しいなら悲しい…
「まあ多少脱線したが、話を戻すとだな、おめーが今、自分で気付いたように、子どもの頃も、大人になってからも、おめーは変わってねえ。【自分には価値がある】ってこと…
「年齢も性別も出生地も関係ない。おめーらは、ずっと同じことを繰り返してる。 だからこそ、いつまでも【地獄】のままなんだ。【不幸】なままなんだ。 いいか、【存在…
「あたしは……あたしはただ、絵が好きでいたかった」 鴨美の声は、震えている。 悔しさか、怒りか、情けなさか、悲しさか……全ての気持ちが混ざり合っている。「楽し…
「あたしの理想……」 鴨美は、ゆっくりと身を起こして、目の前に両手をかざした。 手のひらに、まるでスクリーンのように、これまでの想いや、日々や、出来事が浮かび…
デビにゃんの言葉を聞きながら、鴨美は、頭の中でパズルのピースがはまっていくのを感じていた。 まだ心は追い付いていない。 けれど理屈では、どこか納得せざるを得な…
(あの時、あたしはどんな気持ちだったんだろ……。あたし、何を感じてたんだろう……) 自分に問いかけると、スーっと、別の、自分だけの空間に入り込んでいくようだっ…
「で、あなたは誰なの? というか、何なの?」「おめー、今さらすぎねえか?」「うっさいわねえ。そっちが急に出てきたんだから、しょうがないでしょ」「うっさいとはな…
「あたしの、幸せ……? 何の話なの……?」 戸惑いに一瞬、怒りの勢いを止められる。鴨美はポカンと、宙にぷかぷか浮いている猫のぬいぐるみはを見つめる。 猫のぬい…
鴨美はベッドに戻ることも、かと言ってその場にへたり込むこともせず……いや、出来ず、スマートフォンの画面を見たまま、立ち尽くしていた。 時刻を見たあと、鴨美は『…
い……(なに? だれ?)お……きろ……(うるさい、もう少し寝かせて)「おい! 起きろーーーー!」「きゃあ!」ガバア! という音と共に、体を寒気が襲った。「オ…
「あーーむかつく!」 鴨美は、苛立ちのままに石っころを蹴っ飛ばした。石は低い軌道で鋭く飛んでいったが、着地したときの音は鈍かった。 一見、衝動のままの見境ない…
皆さま、はじめまして。 Amy(エイミー)と申します。 引きこもりや心の病や厨二病などの黒歴史など、様々なもの経験してきた私ですが、今は24時間一緒にいても…
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