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小松なづなの書庫 https://komatsunaduna.seesaa.net/

素人小説家、小松なづなが執筆したオリジナルライトノベル小説を 置いている書庫です。 『ファンタジー系、R18がメイン』

小松なづな
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2020/09/13

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  • 15話 真実2 ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    戸惑いながら扉を開けると部屋の中にはミラが見えた。見た目は全く変わっていないが、うなだれる様に椅子に腰を落とすその姿は見るからに生気が薄れ憔悴しきっているようだ。そんなミラを心配するように老紳士が慰めている。会話の内容から察するに他種族との争いの中、ヴァンパイアの夫が命を落とし、悲しみに暮れるミラにヴァンパイアロードとしてレイリール家当主を無理やり引き継がせてみたがうまくいっていないようだ。部…

  • 14話 真実 ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    朝日が窓越しに差込み鳥の鳴き声が聞こえる頃、目が覚めたルティスはベッドの上で天井を眺めながら考え事をしていた。すぐ横でルティスの脇下あたりに頭を埋めセシーリアが寝息を立てている。 「俺は結局何者なのだろうか……」 独り言のようにポツリと呟く。ルティスは物心付いた頃には既に両親は居らず、里親に育てられてきた。両親の事を聞いてもルティスが産まれてすぐ亡くなったとしか答えてくれず、どんな人な…

  • 13話 レイリール大森林の城2 ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    老人が目を開けると黙ったままミラは対面に座っていた。どのくらい過去を思い起こしていただろうか……窓に目をやると薄く夜が明け出しているのが見えた。 「では話は今夜、あの子達を呼んでするとしよう。それであの子はどうするつもりだ?どうやって説明する?」 そう老人が訪ねるとミラは意を決したように答えた。 「私が直接話しに行こうと思います。では私はこれで……」 ミラはそう答え老人の部屋から…

  • 12話 レーリール大森林の城 ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    人間の国ギルフォード王国領の最東より、馬車で数日といった距離の場所には人間が一切寄りつかない森がある。ギルフォード王国の領土に匹敵する程の広さを誇り昼夜問わず獣や魔族がはびこり人間や亜人種の侵入を拒んでいる。そんな森の奥深く、生い茂る木々をくり貫いたように更地となった場所があった。そこには城が建てられ、周りには格子の塀が作られていた。いつの時代から存在するのかは人間が森林へ入られない為不明だ。…

  • 11話 教会4※ ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    「汚らわしい目で私をみるな!」 吐き捨てながら鞭を司教の尻に振り下ろす。二度、三度と振り下ろす。悲鳴を上げる司教の尻はみるみるうちに赤くミミズ腫れを作り出していった。 「いいか?お前が犯そうとしていたセシーリアは私のものだ。神に仕える聖神官である前に私の、そう……言うなれば悪魔の婚約者だ。お前の所に置いておいてはやるが二度とおかしなマネはするな。守れるな?」 「はい!丁重にお世話させて…

  • 10話 教会3※ ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    「なんだこれは……女の体……?しかも服まで……」 動揺しながら盛り上がった自分の胸を掴み、反対の手で自分の股間を触る。頭の角と背の羽、尻尾は男の悪魔の時と変わっていない。ルティスはセシーリアの言葉を思い出していた。淫魔族は相手の性別に合わせて自分の性別を変えることができる。 「え……まさか本当だったとは……そうだ、セシーリアは?」 我に帰り窓を覗くと法衣をはだけながら未だ必死に抵抗する…

  • 9話 教会2※ ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    面倒くさそうに看守は席を立ちこちらに歩いてきた。 「なんだ?夜中なんだから静かに寝てろ」 看守はそう言うと机に戻ろうとした。 「まぁそう言わずに少し付き合ってくれないか?」 そう小声で看守を引き留めながら魅了魔法を唱えた。すると看守はゆっくりとルティスの前に腰を下ろした。成功したのを確認し心の中で胸を撫で下ろすと看守に小声で問いかけた。 「教えてくれ、ここはどこだ?」 「ここは…

  • 8話 教会1 ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    セシーリアとの出会いから一週間、ルティスとセシーリアは部屋の中である訓練を日課にしていた。それは人間と悪魔の姿を自在に変化させられるようになる為の訓練だった。最初はセシーリアの魔法で無理やり悪魔の姿にされて、寝て気がついたら人間に戻っていた。自由が利かないとなると不便なものだが毎日の特訓の成果によってルティスは一日に一回程度なら悪魔になって人間に戻る事ができるようになっていた。 どうやら魔力…

  • 7話 契約3※ ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    ベッドの上で目が覚めると胸の辺りに少しだけ重さを感じた。ルティスは顔と目線だけを動かし辺りを見渡すとルティスのすぐ隣、その目線の先には長い銀髪の女が裸で寝ていた。どうやらセシーリアは帰らなかったようだ。ルティスは彼女を起こさないように静かに手を伸ばし髪を優しく撫でた。セシーリアの寝顔の美しさは聖女と言っても良いほどのものであった。思い起こせば実際に彼女は聖神官だ。普段ももしかしたら聖女様と言わ…

  • 人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録 について

    当ブログを訪問閲覧くださり、ありがとうございます。 『人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録』は2年前くらいから少しづつ書き溜めていた思い入れのある物語です。まだ執筆途中ではありますが、完結まで頑張ろうと思っておりますので応援の程宜しくお願いします。 基本的に女体化や同性等なんでもアリな感じで書いてますが、あまりにエグい(小松なづな的に無理な)性的描写(行為中に殴る等激痛を伴うような行為)は基本…

  • 6話 契約2※ ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    ルティスはセシーリアを拘束している魔法具のロープを解き放った。 「もうコレはいらないだろ?セシーリア、自分でお尻の穴にいれてみるんだ」 そう言うとセシーリアは顔を紅潮させながら頷き、ルティスの肉棒にローションを塗ると満遍なくいきわたるように手で擦り広げる。そしてウサギのような体勢で両膝をを大きく広げてまたがると手を肉棒に添えて自分の尻穴にあてがうとゆっくりと腰を落とした。するすると肉棒を…

  • 5話 契約※ ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    先ほどまで勝負をしていた部屋を移動してルティスとセシーリアは奥の寝室のベッドに移動していた。セシーリアはいまだに負けを認めていない。誰がどう見ても完敗といった所ではあるのだが、プライドからかセシーリアは負けを認めようとしなかった。ルティスはベッドの端に裸で腰を落とし、セシーリアも裸にして足元に両膝を付かせて座らせると、両手を頭の上で縛り直した。釣鐘型の乳房をつき出すような姿勢で背筋を綺麗にのば…

  • 4話 尋問※ ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    悪魔になったからだろうか、ルティスはセシーリアの法衣の上からでも良くわかるほど大きく育った胸を眺め欲望を抑えられなくなってきていた。人差し指で胸を突くと指は柔らかく沈み込んだ。そして手を開き右胸を鷲づかみにしてゆっくり力を入れたり抜いたりして揉んでみた。 「――――ッ」 セシーリアの表情が緩み頬はさらに赤みを増し口から吐息が漏れる。が、正気を保とうと抵抗しているのか表情を強張らせ気丈にル…

  • 復讐心※

    復讐を誓った日からユウキはいつか復讐する事だけを糧に毎日を過ごしていた。スマホで復讐サイトやアダルトサイトなど色々と検索しては情報を仕入れていった。学校からの帰り道を歩きながらスマホを見ていると、とあるニュースの記事が目に留まった。記事にはとある男が知人の若い女性に睡眠薬を飲ませホテルに連れ込み暴行しその後ホテル前でフラフラの女性を一人タクシーに乗せ怪しんだタクシーの運転手に通報され発覚し逮捕…

  • 被害者

    とくにいつもと変わらない朝、ユウキは用意された朝食を食べながら姉のミズキが起きて部屋から出てくるタイミングが出来るだけ遅くなるよう心の中で祈っていた。ミズキとは二つ違いの姉弟なのだがユウキが中学生になるころにはミズキは人が変わったようにユウキに常にキツく当たるようになった。小学生の頃は優しい姉だったがなぜユウキをいじめる様になったのかはユウキ本人には身に覚えがなく、まったく理解できなかった。 …

  • あらすじ

    高校1年生のユウキと二つ年上の姉ミズキの短編物語 執拗にユウキを虐める姉ミズキに対して弟ユウキは復讐を企てるが…… 小松なづなのコメント ファンタジーでもないただのエロ話です。

  • 尋問

    「ここだ入れ」 ルティスは少し歩くと女神官に入るよう告げる。先ほど戦闘した場所からはさほど離れておらず、自分の家の目と鼻の先で戦っていたのだ。 「汚いボロ屋だが気にしないでくれ」 そう言うと女神官の背中を軽く押し、早く入るように促した。女神官も諦めているのか抵抗する様子もなかった。扉を入るとテーブルと椅子が目に入る。奥のほうは暗くてよく見えない。テーブルの中央には受け皿に蝋燭が立てられ…

  • 2話 覚醒2 ~人間だと思い込んでいた淫魔の冒険録~

    抵抗する術も無くルティスの体が変化に晒される。皮膚が捲れ捲れた組織と肉が混じり合い別の組織へと変わるようにうごめき、みるみるうちに外見が作り変えられていく不気味な感覚を覚える。 「うぅ……あぁぁぁ…………」 光に包まれながらルティスは体の変化に違和感を覚え、うめき声をあげながら悶えた。細胞が変化して頭と背中からなにかが新たに蠢きながら生えてくるような、なんとも言えない感覚が全身を巡り、顔…

  • 1話 覚醒 ~人間と思い込んでいた淫魔の冒険録~

    人通りもまばらになってきた夕暮れ時、街の外で悪さをしているモンスターをひと狩終えて冒険者ギルドに来ていた。狩った獲物の特徴となる一部を切り取って提出すれば、報酬として金品と交換してもらえるのだ。通常のクエストは個別に依頼主がいて難易度などによって報酬の額が違う。荷物運びから強敵の退治まで様々な依頼はあるが、ルティスがいつも受けているのはそうしたクエストとは違って王国からの通達で…

  • あらすじ ~人間と思い込んでいた淫魔の冒険録~

    人間の国ギルフォード王国で、身寄りもなく冒険者として生計を立てていたルティスはある日、教会から派遣された聖神官と名乗る者に襲撃され自身が人間ではなく魔族の一種、淫魔である事を知る。 魔族として覚醒したルティスはさらに自身が人間と淫魔とヴァンパイアの混血であり、王族の血筋である事を知る。自身の能力を駆使して魔族の王として迎えられたルティスは種族を超えた平和を実現する…

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