【オリジナル】許望
ひらりひらり 色褪せないようにと 蓋をしたら 君の声まで届かない 暇つぶしに 小石蹴って歩いてたら 疲れてるな 嘲笑う君がいた もう少しだけ僕を見てほしいと 手を伸ばした君に近づきたくて くだらないとつぶやいていた 顔ももう出てこなくて 花吹雪の道の真ん中で 君を思い出せずにいた それもそうさ、全部妄想だった そんな君は最初からいなかったんだ 当たり前と首を傾げた どんな声色だったっけ 幸福は義務だなんてさ 誰が言ってたんだっけ それもそうか、全部夢の中だった そんな世界最初から欲しかったんだ
2021/02/22 13:06