オルタナティブロックの社会学を読んで アフターコロナの音楽シーンを考える
「2020年、2万円分の本をレビューするまで年を越せまてん」 第一回は、南田勝也『オルタナティブロックの社会学』(花伝社)の紹介をしたいと思います。 この本はタイトルの通りオルタナティブロックというジャンルにおける音楽シーンの変遷を丁寧に追って数々の名盤を挙げながら紹介しています。 // ニルヴァーナやマイブラといったロック史を語るうえでは外すことのできない伝説のバンドの数々。伝説的な音楽は受け継がれつつも、聴衆や社会の変容によって私たちが消費する音楽というものは変化してきているということをこの1冊を通して考えさせられます。 後半では「ロックとスポーツ」を論じており、今の時代に求められる音楽は…
2020/11/28 00:29