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こうむくん https://koumukunn.fc2.net/

司法書士で、10年以上資格の学校で公務員講座の法律系科目を担当しています。試験の情報、勉強法や問題等をあげていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

こうむくん
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2020/08/23

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  • 民法,総則13(代理①)

    今回から,代理です。財産獲得ゲームは,人や法人が法律行為によって行うということを見てきました。代理は,本人のプレーを助けたり(私的自治の補充),本人の領域を広げ(私的自治の拡張)たりします。本人のプレーを助ける場合については,制限行為能力制度で勉強しました。親権者や成年後見人は,法律の規定によって代理権を与えらえることから,法定代理人と呼ばれています。ここで,勉強するのは,本人の活動領域を拡げる代...

  • 公務員試験の勉強方法について④

    今回は,過去問の勉強法方法についてです。「何回,回せばいいですか?」と質問されることがありますが,「覚えるまで回してください」と答えます。「覚える」とは,問題の1肢1肢をすべて覚えることを指し(実際に完璧になることは難しいですが,そこを目指します),№1の問題の答えは3などと覚えることではありません。では,具体的な回し方について,1週目は,問題を解くのではなくて,問題の1肢を読み,すぐにその肢の解説...

  • 公務員試験の勉強方法について③

    今回は,専門試験についてです。専門試験は,以下の16科目の中から8科目を選択して解答します。各自のバックグラウンドを最大限活かしてください。行政系①政治学,②行政学法律系③憲法,④行政法,⑤民法(総則・物権),⑥民法(債権・家族法)経済系⑦ミクロ経済学,⑧マクロ経済学,⑨財政学・経済事情,⑩経営学その他⑪国際関係,⑫社会学,⑬心理学,⑭教育学,⑮英語(基礎),⑯英語(一般)まず,英語が得意であれば迷わず英語を選択...

  • 公務員試験の勉強方法について②

    今回は出題範囲と出題数についてです。まず,基礎能力試験は,知的分野(27問)と知識分野(13問)から出題されます。知的分野の出題は①文章理解(11問)②判断推理(8問)③数的推理(5問)④資料解釈(3問)となっています。知識分野の出題は,自然・人文・社会から13題出題されます。次に,専門試験は,以下の16科目の中から8科目を選択できます。各科目の出題数は5問です。行政系①政治学,②行政学法律系③憲法,④行...

  • 公務員試験の勉強方法について①

    これまで経済や法律の勉強をしたことがなかった方の多くは,公務員試験の勉強を始めると,範囲の広さや専門科目の難しさに,これできるようになるのかなと不安に感じられると思います。そこで,今回は,公務員試験に合格するための勉強方法について書いてみたいと思います。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉の通り,敵(国家公務員試験一般職(行政))を知ることから始めましょう。国家公務員一般職試験は,第1次...

  • 民法,総則12

    法律行為は,民法の定める要件(意思表示等)が充たされることにより成立するため,その要件である意思表示について見てきました。今回は,意思表示の効力発生時期についてみていきます。意思表示の効力は,相手方に到達したときに発生します(到達主義)。繰り返し,到達の意味について出題されていますが,内容を知りうる相手方の勢力範囲に入れば足り,実際に内容を知る必要はありません。以前は,申込の意思表示については意思...

  • 民法,総則11

    今回は,瑕疵ある意思表示の最後,強迫による意思表示です。強迫による意思表示とは,脅されて意思表示をすることです。強迫は,錯誤や詐欺と比べて,意思表示形成過程における本人の自主性・自由度が低いため,本人保護の要請が強く働き,そのことは以下にあらわれています。第三者による強迫でも,表意者は相手方の善悪を問わず取消すことができます。また,強迫による意思表示の取消しは,第三者の善悪を問わず対抗することがで...

  • 民法,総則10

    今回は,詐欺による意思表示です。詐欺による意思表示とは,騙されて意思表示をした場合をいいます。表意者が,意思表示形成過程の瑕疵(=詐欺)に我慢できなければ,その意思表示を取消すことができます。相手方が騙した場合は常に取消すことができるのですが,騙した者が第三者であった場合は常に取り消せるわけではありませんので注意してください。すなわち,第三者が詐欺した場合で相手方が取り消せる場合とは,相手方が,表...

  • 民法,総則9

    今回から瑕疵ある意思表示についてです。瑕疵ある意思表示とは,意思表示形成過程にきず(瑕疵)がある場合で,意思表示が錯誤,詐欺,強迫に基づいてなされた場合です。瑕疵を重大と考えた場合,表意者は意思表示を取消すことができ,意思表示は遡って効力を失います。では,錯誤について見ていきたいと思います。錯誤とは一言でいうと勘違いです。錯誤は改正以前は意思の不存在のメンバーでしたが,今回の改正で瑕疵ある意思表示の...

  • 民法,総則8

    引き続き意思の不存在についてです。意思表示があるように見えるが,表意者の真意がないのが意思の不存在でした。原則,無効ですが,相手方保護の要請がある場合には有効になります。今回は,虚偽表示です。虚偽表示は,表意者と相手方が,お互いに表意者に真意がないことを知っている場合です。例えば,表意者が,債権者が自己の車を差押えようとしていることを知り,差押えを免れるため(表意者の財産でないものを差押えることは...

  • 民法,総則7

    引き続き法律行為です。意思表示は法律行為を成立させる重要な要素でしたが,民法は,意思表示にイレギュラーがある場合について規定しています。大きく,意思表示があるが表意者の真意と異なる場合(意思の不存在),意思表示形成過程に問題があった場合(瑕疵ある意思表示)に分かれます。さらに,意思の不存在は,心裡留保と虚偽表示に,瑕疵ある意思表示は,錯誤,詐欺及び強迫に分かれます。意思の不存在では真意がないため意...

  • 民法,総則6

    権利の主体(人と法人),権利の客体(物)についてみてきました。今回は,財産を獲得等する手段の1つである法律行為(代表的選手である売買)について見ていきたいと思います。まず,民法555条は「売買は,当事者の一方がある財産権を移転することを約し,相手方がこれに対して代金をしはらうことを約することによって,その効力を生ずる」と規定しています。すなわち,売買は,売主:「Aという時計を(3万で)売ります。」と...

  • 民法,総則5

    主体の次は,財産権の客体である物についてです。物とは有体物をいいますが,電気のような無体物も管理が可能であれば物に含まれます。物はさらに,不動産と動産に分かれ,土地と建物が不動産でそれ以外の物が動産です。それぞれの物は独立して処分の対象となるのですが,ある物(主物)が処分されるとある物(従物)も処分されたことになるという場合があります。この規定はよく出題されるので確認しておいてください。あと,果実...

  • こうむくん,公務員試験対策,憲法第2回

    今回のテーマですが,基本的人権総論です。ここでは,基本的人権を享有できるのは誰か(主体の問題),基本的人権は制約を受けることはないのか(人権の制約の問題)等,試験においては最頻出のテーマで,出題頻度は最重要のAです(テーマの出題頻度は最重要のA,重要のB,チェックはしておいて欲しいCの三段階に分類していいきます)。レジメは以下で無料で公開しています。https://note.com/koumukunn/n/n09e8818a93b2...

  • こうむくん,公務員試験対策,憲法第1回

    はじめして,こうむくんと申します、国家公務員Ⅱ種試験を受け官庁訪問した時からずいぶん時がたちましたが,現在,司法書士として活動する傍ら,大手予備校の公務員講座で法律系科目を担当しております。note上で,本日から週1回程度,リノベしたレジメをアップしていきたいと考えています。2021年度の公務員試験をめざす皆様のお役に立てれば幸いであります。本日は憲法第1回,憲法総論から天皇制です。テーマの頻出度はCで...

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