非定型@抗精神病薬
1.非定型抗精神病薬の特徴 非定型抗精神病薬は、いくつかの精神伝達物質に対してより選択的に働き、ドーパミン受容体遮断作用だけでなく、セロトニン受容体をはじめとする様々な受容体に遮断作用を持つのが特徴である。現在の抗精神病薬の主流。 従来の定型抗精神病薬にあった錐体外路症状は非常に少なく、統合失調症の様々な状態に使用でき、処方を単純化できるというメリットがある。 (1)SDA(セロトニン・ドーパミン拮抗薬) 統合失調症の陽性症状から陰性症状まで様々な状態に使用できる。急性期の滅裂興奮状態から幻覚妄想状態、昏迷状態、緊張病性興奮状態、うつ状態、無為自閉状態など。躁、うつ、発達障害にも使う。一方で、…
2022/07/31 00:19