第17話〜歩いて歩いてまた歩いて〜
「大阪駅に行こ」と彼女が言い、そろそろ家を出ることにした。 鍵を閉めた後は、2.3回ドアノブをガチャガチャと回して必要以上に確認をする。 僕「何回も確認するの癖なんよな」 彼女「わかる。それ家でもするで」 歩いて駅に向かう。彼女はヒールで靴擦れを起こしていた。歩き方から痛みが伝わってきた。駅に着いて、電車に乗った。あまりに辛かったようで、着いてからダイソーを探すことにした。気付いたら僕は寝ていた。大阪駅に着き、真っ先にダイソーを探したが、見つからないので、ご飯を食べに行くことにした。これが、地獄の始まりだった。同じところを何度も通り、迷路のように彷徨っていた。彼女が足を痛めているので気持ちが焦…
2020/08/31 23:08