ドラゴンボールって、子どもの頃のわたしにとって、ただの漫画やアニメじゃなかったんですよね。というか、あの時代の子どもたちって、ほぼ全員が読んでた気がする。男子も女子も。毎週火曜日のジャンプ発売日、近所の本屋さんにダッシュしてたの、今思えばなかなか必死だったなぁって思うけど、その頃は真剣だった。中でも、わたしがどうしても惹かれてたのは、鳥山明先生の絵。ストーリーももちろん好きだったけど、まず一番に惹かれたのはあの線の感じ。線が生きてる、っていうのかな。うまく説明できないけど、とにかく目が吸い寄せられてました。 最初に出会ったのはたぶん幼稚園の年長さんくらいで、従兄が読んでた単行本をこっそり読んだ…