韓国2020年第2四半期のGDPは3.3%の減少
韓国の2020年第2四半期のGDPは3.3%の減少となりました。かなり大きな落ち幅となりましたが新型コロナの影響もあり仕方がないと言えるでしょう。この数字をどのように見ればいいのか韓国報道の内容や韓国の反応をチェックしていきます。 記事「韓国、4-6月期の成長率は衝撃の-3.3%…7-9月期反騰でも年間マイナス不可避」より 新型コロナの影響で韓国の2020年第2四半期のGDPは-3.3%と落ち込みました。 韓国銀行(韓銀)が23日に発表した「2020年4-6月期実質国内総生産(GDP)」(速報値)によると、4-6月期の実質GDPは前期比3.3%減少した。-3.3%は当初の予想(-2%台半ば)を大きく下回る。 引用元:韓国、4-6月期の成長率は衝撃の-3.3%…7-9月期反騰でも年間マイナス不可避(中央日報2020年7月23日) かなり大きな落ち幅となっていますがこの落ち幅をどのように見るべきでしょう? 韓国2020年第2四半期のGDPは金融危機以来の大きな落ち込み 韓国2020年第2四半期のGDPは金融危機以来の大きな落ち込みとなっています。 第1四半期は1.3%の減少 韓国の2020年第1四半期のGDPはは前期比1.3%の減少でした。 新型コロナの影響が出たと見られています。 そして第2四半期は更に落ち込み2.0%以上は下がると予想されていました。 過去最低レベルの水準 韓国の2020年第2四半期(4-6月期)の実質GDPは前期比3.3%の減少でした。当初の予想は2%半ば水準の落ち込みとされていたので予想よりも大きく下回る結果となっています。 四半期の成長率では通貨危機当時の1998年1-3月期(-6.8%)以来22年ぶりの最低水準です。 2008年の金融危機よりも落ち込み幅が大きいということで歴史的水準と言えます。 新型コロナの影響 基本的には新型コロナの影響が大きいと言えます。輸出が16.6%落ち込んだのが主な原因です(全体として見ると4.1%減の寄与率)。他には建設投資が1.3%減り、設備投資は2.9%減少し落ち込んでいます。 その一方で民間消費は増加を見せており減少幅を減少させています。全体的に見ればコロナがあったにもかかわらず善戦したといるかもしれません。
2020/07/26 17:41