少年でなくなるということ
更新が滞って幾星霜、なんとなく久々に再開しようと思う。少年でなくなるということ、何かそういうような心境をここしばらく味わっている。いったいどういう状況で、その心境がやってくるのか?体力の衰えとか、目がかすむとか、何かそういった身体的な疲労感に見舞われる時ではない。まだ何と言っても若い部類に入るだろうから、そういう経験はまだし得ない。ものを上手く覚えたり、思い出したりするのに困難を覚えるだとか、新しい概念を学ぶのに苦労するといったような知力の衰えも、実感のわかないどこかよそよそしいものである。理由は先に述べた通り。じゃあ一体何なんだと言われれば、もう『ゴールデンエッグス』を心から楽しめなくなった今の状況、これを意識せざるを得ない瞬間に至って、僕はもう自分が少年ではなくなってしまったのだという気分になる。僕にとって...少年でなくなるということ
2017/06/10 03:17