アコギ
アコギ マーチン 昭和30年代男ならフォークギターを手にした人は多いと思う。 中学校入学当時はフォーク全盛期で、誰かが録音したカセットテープを友人で回して、楽しんだものだ。 なごり雪や神田川というような情感たっぷりの歌にはスリーフィンガー奏法などのしっとりとした分散和音が合うので、一生懸命練習した。 しかし、『二人で行った横丁の風呂屋~』『キャベツばかりをかじってた~』 『顔の皺は増えてゆくばかり~』などの歌は人生これからという中学生が聴くにはあまりに暗すぎた。 大学の専門課程に入る時、前述の幽霊屋敷を出て、個人宅の二階に間借りしたのだが、風呂はなく、部活後に汗と泥にまみれて銭湯に行ったものだ…
2021/09/12 00:04