「奴 一平」
今月の浮世絵作品は東洲斎写楽「初代」市川男女蔵の奴一平」です。解説は下記からの引用でした。東洲斎写楽「初代市川男女蔵の奴一平」-歌舞伎ちゃん二段目(suehiroya-suehiro.com)東洲斎写楽「初代市川男女蔵の奴一平」浮世絵といえばこれというような名作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」と対になるシーンで、「赤襦袢」とも呼ばれます。左肩のあたりに市川團十郎家の紋・三升の中に男の一文字が書かれた男女蔵の紋がついています。髪の乱れぶりと口角をぐぐぐと下げた表情が特徴的。いままさに悪人の江戸兵衛と対峙している善人の奴一平の、みなぎるような忠義の心が見えてくるようです。が、絶対にこれからこの人は大事な用金を盗られるのだろうな…ということもビシバシと伝わってきます。初代男女蔵、脇役らしい絶妙な味わいであるなと思...「奴一平」
2023/09/30 05:30