searchカテゴリー選択
chevron_left

カテゴリーを選択しなおす

cancel
プロフィール
PROFILE

畑中しんぞうさんのプロフィール

住所
東京都
出身
東京都

非現実ですがどこか思い当たるフシがある世界を書きたいと思っています。シュール系とでも言いましょうか。なおイラストや写真はフリー素材を組み合わせて作ったものです。

ブログタイトル
しんぞうの創作室
ブログURL
https://shinzoo.net/
ブログ紹介文
夢の記述みたいな超短編のフィクションを掲載しています。
更新頻度(1年)

12回 / 68日(平均1.2回/週)

ブログ村参加:2020/06/05

本日のランキング(IN)
読者になる

新機能の「ブログリーダー」を活用して、畑中しんぞうさんの読者になりませんか?

ハンドル名
畑中しんぞうさん
ブログタイトル
しんぞうの創作室
更新頻度
12回 / 68日(平均1.2回/週)
読者になる
しんぞうの創作室

畑中しんぞうさんの新着記事

1件〜30件

  • 鯉 その鯉が泳ごうとすれば 顔に藻がからまる 目蓋の無い 空けっぱなしの目に 半開きの口に 藻がまとわりついて 容易に前へ進めない   そのうえ水がヌルヌルだ 鯉は澄んだ水を泳ぎたいのだ もっとも 澄み過ぎてい ...

  • 純情なカエル

    純情なカエル    いやあれあの、オレあれだし。ただのカエルだし。オレ特に顔が良い方じゃないってのは分かってんだけど。そんなオレが言うのもなんだけど、君よくその葉っぱの上に乗ってるじゃん。そんなふうにさ。ちょっ ...

  • 髪の毛が蛇の人

    髪の毛が蛇の人   髪の毛が蛇の人はなかなかにしたたかだ 髪の毛が蛇の人は話がうまい 何の話でも 時々笑う要素を入れて人を振り向かせる 髪の毛が蛇の人は顔が脂ぎっているし 話す時に唾液を飛ばすことが多い &nb ...

  • 夏のバス停

    夏のバス停   真夏のバス停に 一匹の生き物が立っている たった今しがた 晴れ渡った八月の空から 一条の光が射し その生き物は天から 光の中を下りてきたのだ   生き物の口は耳まで裂け 鋭い牙が剥き出 ...

  • 鍋の煮える日

    鍋の煮える日    家じゅうで鍋が煮えくりかえっていた。こっちの蓋を開けると湯がぐつぐつと沸きかえり、あっちの蓋をとると中ですっぽんが煮えている。そんなぐあいだった。    家じゅうでぐつぐつゴトゴト ...

  • 猫をスプーンですくう

    猫をスプーンですくう   猫をスプーンですくう トロリと落ちた 猫をスプーンですくったら プルプルしている   山羊のツノの尖ったところ 指紋の中心で刺してみた 傷口に蟻が湧く 口の中が蟻だらけ &n ...

  • 暑い日

    暑い日    誰でもこんな経験があると思う。  たとえば夏の暑い日に、どうしても寝られなくて、何度も何度も寝返りを打ち、頭の角度を変え、足を引き寄せ、また戻す。もういちど反対に寝返りを打つ。  布団が汗で湿って ...

  • 彼の半面

    彼の半面   彼の半面はとても善良だ べつの半面は語りたくないが   彼の半面は家族を愛し仕事を愛し 世界を愛し常識を愛し 動物を愛し植物を愛し 同僚や他人をも まったく愛さないわけではない &nbs ...

  • 風船に乗って

    風船に乗って   その国の人々は大きな風船に乗り 全員で旅立った その国には鉄道もあり ビルや道路もあったのに 家や車を捨て 公園も捨てて その国の人々は旅立った 高い空の上からは 自分たちの国が見えた 町並み ...

  • サーカス

    サーカス   もう誰も来なくなった空き地に 穴だらけのテントがある テントの中では 夜な夜なサーカスだ 高い天幕の近くで 体の透けた少女がロープを渡り 円形広場の真ん中では 腐った象に乗った 骨だらけのピエロが ...

  • 砲弾の落ちる街

    砲弾の落ちる街   そのころ いたる所に砲弾が落ちる街に住んでいた 橋の上にもマンホールの上にも 学校にも病院にも砲弾は降ってきた 砲弾は落ちた場所で爆発し そこここで大きな土煙を上げていた   爆発 ...

  • 機械じかけの鮫

    機械じかけの鮫    機械じかけの鮫が出たというので、浜辺に行ってみた。  なるほど、確かに大きな機械仕掛けの鮫が、浜辺でバタバタしている。その体はハリボテのようで、でも、ところどころ金属っぽくもあった。 「な ...

  • 壁抜け

    壁抜け   今でも どうしてあんな話題になったのか ぼくは覚えていない アレは突然君が切り出したのだ 「ねえ、壁を抜けられるのよ」 笑いながら あるいは少し自嘲ぎみに 君は言い放った ぼくはその時 ビスケットを ...

  • 生き物

    生き物   その動物を ぼくは見ました 奴はちょうど 駅の階段の手すりにへばりつき ずるずると 滑り下りていくところでした 背中にはいくつもの突起があり 甲羅の上が なんか 粉を吹いたようになっていました &n ...

  • ニゴリ町

    ニゴリ町    ニゴリ町からカタブキ町に行くならバスを使うといいよ。なにしろあのあたりは鉄道が通ってないんだ。途中にザクロ川があるだろ。あの川は毎日形を変えるからね。バスならハレツ橋を渡って向こうに行ける。楽し ...

  • 父のこと

    父のこと 私の父は船乗りで 七つの海を渡り歩き 雲つくような巨人と戦った事もあると 生前語っていた   父は編物が趣味だった 父の編んだ インディアンの少女のテーブル掛けは 今も茶の間に飾られている &nbsp ...

  • 山高帽

    山高帽   山高帽をかぶって 街を歩こう 誰もが私に訊くだろう その帽子に 何が入ってるのって   山高帽をかぶって 街を歩こう 帽子の中は猛毒のサソリだ   バッグに蛇を忍ばせた学生や ふ ...

カテゴリー一覧
商用