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山森サトコの修行の日々
山森サトコの修行の日々 山森サトコは三年前に女学校を卒業し、今はハンカチ工場に勤めている。彼女は他の仕事をしたことがない……。 もちろんサトコも、世の中に色々な仕事が存在しているのは知って ...
2024/04/27 20:52
泥だらけの海
泥だらけの海 泥だらけの海を行こう 泥だらけの海には 見渡す限り 小さな目が浮かんでる ぼくらの行く手には ほら 布に描かれた星空が これ見よがしに揺れているし 銀紙の三日月だって 光っているじゃないか & ...
2024/04/13 16:18
束になって
束になって 束になってかかって来いと言ったら ほんとうに束になって来た 薄っぺらい紙状に 何枚も何枚も重なって 束になってかかってくるから 数えるのに大わらわだ 雑魚めと言ったら ほんとうに雑 ...
2024/03/07 16:13
窓をたたく人
窓をたたく人 窓の中の人がガラスをたたく その口が何か言っている ボクには声が聞こえない 窓の中の人が何か訴えている 目が真剣だ きっと重要なことなのだ しきりに何か言っている ボクに知ってもらいたいことが ...
2024/03/07 16:05
坂本君
坂本君 友人の坂本君はある朝ネクタイを結んでいて 首がどこまでも締まるのに気がついた ネクタイを引けば引くほど首は細くなり しまいに 親指と人差指の先でつまめるほどになった 襟の周りは波打ち ネクタイは膝の ...
2024/03/07 15:54
鋼鉄の巨人
鋼鉄の巨人 鋼鉄の巨人が出来たと聞いたので 行ってみることにした そいつは巻き上げ式金属シャッターのある ガレージみたいな部屋に据えられていた テラテラと黒光りする体躯を 暗闇に横たえ 咳き込むような音をた ...
2024/03/07 15:42
まどのないまち
まどのないまち まどのないまちがある 人は目にコインをはめ てさぐりで歩いている まどのないまちだから。 まどのないまちなので 総ての物に匂いがない 花が咲きまた散っても 気づく人は誰もいない ...
2024/03/07 15:24
あいつら
あいつら あいつらは 上からまっすぐ引かれた棒や 時には丸く湾曲した線や 何度も折れ曲がってみたり 重なり合ってみたり 突き出たり出なかったり 下のほうで小粋に跳ねてみたり ぐねぐねと波打ったり ひょいと飛 ...
2024/03/07 15:18
密航者
密航者 こんな夢を見た。 私は、船に続く細く長い渡し板の上を歩いていた。あたりはとても暗く、真夜中のようだった。 渡し板は不安定で、一歩踏み出すたびに大きく上下にしなった。周囲に人影は無く、船と岸壁の ...
2021/03/15 08:00
歌詞 『ドッペルゲンガー』
♪ドッペルゲンガー♪ 【1番】 ドッペルゲンガー教えてよ ほんとうの私 ドッペルゲンガーどうしても 君の背中に届かない 君をそれほど好きじゃないはず 私は私よいつだって 君が誰 ...
2021/03/09 08:00
詩形式フォーマット
2021/03/07 15:42
#強引なぞなぞ 経営者のストライキ
2021/03/01 08:00
#140字小説 No.13『武蔵』
2021/02/22 08:00
歌詞 『みんな丸かったらいいのに』
♪みんな丸かったらいいのに♪ 【1番】 三角形も四角形も みんな丸かったらいいのに 自転車だってバスだって みんな丸かったらいいのに 私の心も丸ければ 私はどこへでも行ける 誰と ...
2021/02/15 08:00
#強引なぞなぞ どのような変化球でも
2021/02/08 08:00
#140字小説 No.12『いい感じ』
2021/02/01 08:00
歌詞 『君へ』
♪君へ♪ 校庭の土にまみれて 走り続けてる そんな君 私に 輝いてる今 悔しいことがあったときも 独り走ってた そんな君 みんなは 知らないんだ ああ 君が あの娘 ...
2021/01/25 08:00
#強引なぞなぞ ルーロー飯を作るのが好きで
2021/01/18 08:00
歌詞 『もしも地球が止まったら』
♪もしも地球が止まったら♪ 【1番】 もしも地球が止まったら 君の涙を止められる もしも地球が止まったら 山の向こうへ飛びたって 大きな雲をかき集め 君の帽子にするだろう &nb ...
2021/01/11 08:00
踏み絵
踏み絵 踏み絵をやっていると聞いて 出掛けてみた 寺の境内らしき所に 大勢集まっている 羽子板を持つ人 破魔矢を持つ人 マフラーを巻く人 厚手のコートに中折れ帽の人 正月みたいだった みな高揚した顔だ 人ご ...
2021/01/04 08:00
龍の日
龍の日 龍の日のために 我々はもう一度乾杯した 我々が手にした足の高いグラスには 赤い色の砂糖水が満たされていた 「ところで」 と先生が口を開いた 「今年の龍の被害はどうだろうか?」 「四月ごろ、北で一件あ ...
2020/12/28 08:00
#140字小説 No.11『裸の王様』
2020/12/21 08:00
#強引なぞなぞ 関西から来た女性
2020/12/14 08:00
歌詞 『おでんとカラス』
♪おでんとカラス♪ 【1番】 あーガラス越しにおでんが冷めてゆく あーカラスが来ておでんを眺めてる あんなに熱かった私たち 湯気が出るほど沸いていた でもベランダのおでんと同じ ...
2020/12/07 08:00
ラジオ
ラジオ ラジオを聞いていたら この世の終わりですというニュースが入った これ幸いと思っていると やっぱり誤報でしたと言っている 近頃のラジオはいいかげんだ すごく作り物っぽくなっている 昔はニュースがなけれ ...
2020/11/30 08:00
#140字小説 No.10『罪を憎んで人を憎まず』
2020/11/23 12:15
影の街
影の街 影の街に行ったことがあるかい 行き交う人はみんな紙なんだ 厚みの無い黒い紙だ 「やあこんにちは」なんて 紙の帽子を上げて挨拶してくるから ぼくも「こんにちは」なんて言う 厚みがないから心も軽い 紙の ...
2020/11/16 09:45
#140字小説 No.9『幸せを売るセールスマン』
2020/11/10 18:00
#強引なぞなぞ 決まった時間に
2020/11/02 08:00
心が巨大な人
心が巨大な人 心が巨大な人は体も大きいから 自分を持て余していた 手足が大き過ぎるし 顔も大き過ぎる 声もいちいち大きいから みんなにうるさがられる 心が巨大な人は貝殻を耳にあて 潮の音を聞こ ...
2020/10/26 08:00
#140字小説 No.8『微笑み返し』
2020/10/19 08:00
#140字小説 No.7『サイレン』
2020/10/12 08:00
A町作文集
A町作文集 今年、麻美ちゃんちの猫「しらたま」が子供を五匹生みました。しらたまは前足の先が茶色くて他は白いですが、生まれた子猫は三匹が白くて、あとの二匹は黒いブチと茶色の縞でした。子猫のお父さんは判らない ...
2020/10/05 08:00
#140字小説 No.6『ちゃんとして』
2020/09/28 08:00
#140字小説 No.5『たどん』
2020/09/21 08:00
豆腐の祭り
豆腐の祭り 大きな とても大きな 豆腐のようなものが道をやってくる 白くて四角くて 根もとのあたりは 木の台座に乗せられているようだ それを屈強な男たちが担いでいる みな裸に白いふんどしと赤い足袋だ 「おい ...
2020/09/14 08:00
#140字小説 No.4『手のひらから草』
2020/09/07 08:00
茎皇子さまの国
茎皇子さまの国 私のようなものが、こうしてみなさまの前でお話する大役を仰せつかりましたのは、たいへん勿体無いことでございます。このようなお話をするのにも、他にふさわしいお方があまたおられましょうが、どのよ ...
2020/08/31 08:00
#140字小説 No.3『空飛ぶ絨毯』
2020/08/24 08:00
#140字小説 No.2『竹藪』
2020/08/22 12:00
#140字小説 No.1 黒い紙
2020/08/17 09:45
鯉
鯉 その鯉が泳ごうとすれば 顔に藻がからまる 目蓋の無い 空けっぱなしの目に 半開きの口に 藻がまとわりついて 容易に前へ進めない そのうえ水がヌルヌルだ 鯉は澄んだ水を泳ぎたいのだ もっとも 澄み過ぎてい ...
2020/08/10 08:00
#強引なぞなぞ 坂本竜馬
2020/08/08 18:00
純情なカエル
純情なカエル いやあれあの、オレあれだし。ただのカエルだし。オレ特に顔が良い方じゃないってのは分かってんだけど。そんなオレが言うのもなんだけど、君よくその葉っぱの上に乗ってるじゃん。そんなふうにさ。ちょっ ...
2020/08/03 08:00
髪の毛が蛇の人
髪の毛が蛇の人 髪の毛が蛇の人はなかなかにしたたかだ 髪の毛が蛇の人は話がうまい 何の話でも 時々笑う要素を入れて人を振り向かせる 髪の毛が蛇の人は顔が脂ぎっているし 話す時に唾液を飛ばすことが多い &nb ...
2020/07/27 08:00
夏のバス停
夏のバス停 真夏のバス停に 一匹の生き物が立っている たった今しがた 晴れ渡った八月の空から 一条の光が射し その生き物は天から 光の中を下りてきたのだ 生き物の口は耳まで裂け 鋭い牙が剥き出 ...
2020/07/20 08:00
鍋の煮える日
鍋の煮える日 家じゅうで鍋が煮えくりかえっていた。こっちの蓋を開けると湯がぐつぐつと沸きかえり、あっちの蓋をとると中ですっぽんが煮えている。そんなぐあいだった。 家じゅうでぐつぐつゴトゴト ...
2020/07/13 08:00
猫をスプーンですくう
猫をスプーンですくう 猫をスプーンですくう トロリと落ちた 猫をスプーンですくったら プルプルしている 山羊のツノの尖ったところ 指紋の中心で刺してみた 傷口に蟻が湧く 口の中が蟻だらけ &n ...
2020/07/06 08:00
暑い日
暑い日 誰でもこんな経験があると思う。 たとえば夏の暑い日に、どうしても寝られなくて、何度も何度も寝返りを打ち、頭の角度を変え、足を引き寄せ、また戻す。もういちど反対に寝返りを打つ。 布団が汗で湿って ...
2020/06/29 08:05
#強引なぞなぞ 白雪姫
2020/06/26 08:05
彼の半面
彼の半面 彼の半面はとても善良だ べつの半面は語りたくないが 彼の半面は家族を愛し仕事を愛し 世界を愛し常識を愛し 動物を愛し植物を愛し 同僚や他人をも まったく愛さないわけではない &nbs ...
2020/06/22 08:00
風船に乗って
風船に乗って その国の人々は大きな風船に乗り 全員で旅立った その国には鉄道もあり ビルや道路もあったのに 家や車を捨て 公園も捨てて その国の人々は旅立った 高い空の上からは 自分たちの国が見えた 町並み ...
2020/06/15 08:00
サーカス
サーカス もう誰も来なくなった空き地に 穴だらけのテントがある テントの中では 夜な夜なサーカスだ 高い天幕の近くで 体の透けた少女がロープを渡り 円形広場の真ん中では 腐った象に乗った 骨だらけのピエロが ...
2020/06/08 08:00
砲弾の落ちる街
砲弾の落ちる街 そのころ いたる所に砲弾が落ちる街に住んでいた 橋の上にもマンホールの上にも 学校にも病院にも砲弾は降ってきた 砲弾は落ちた場所で爆発し そこここで大きな土煙を上げていた 爆発 ...
2020/06/03 08:00
機械じかけの鮫
機械じかけの鮫 機械じかけの鮫が出たというので、浜辺に行ってみた。 なるほど、確かに大きな機械仕掛けの鮫が、浜辺でバタバタしている。その体はハリボテのようで、でも、ところどころ金属っぽくもあった。 「な ...
2020/05/30 18:30
#強引なぞなぞ 日本の首都
2020/05/29 08:00
壁抜け
壁抜け 今でも どうしてあんな話題になったのか ぼくは覚えていない アレは突然君が切り出したのだ 「ねえ、壁を抜けられるのよ」 笑いながら あるいは少し自嘲ぎみに 君は言い放った ぼくはその時 ビスケットを ...
2020/05/25 08:00
#強引なぞなぞ 桃太郎
2020/05/22 09:00
生き物
生き物 その動物を ぼくは見ました 奴はちょうど 駅の階段の手すりにへばりつき ずるずると 滑り下りていくところでした 背中にはいくつもの突起があり 甲羅の上が なんか 粉を吹いたようになっていました &n ...
2020/05/18 08:00
ニゴリ町
ニゴリ町 ニゴリ町からカタブキ町に行くならバスを使うといいよ。なにしろあのあたりは鉄道が通ってないんだ。途中にザクロ川があるだろ。あの川は毎日形を変えるからね。バスならハレツ橋を渡って向こうに行ける。楽し ...
2020/05/13 11:00
#強引なぞなぞ 七輪
2020/05/12 21:00
父のこと
父のこと 私の父は船乗りで 七つの海を渡り歩き 雲つくような巨人と戦った事もあると 生前語っていた 父は編物が趣味だった 父の編んだ インディアンの少女のテーブル掛けは 今も茶の間に飾られている   ...
2020/05/11 20:00
山高帽
山高帽 山高帽をかぶって 街を歩こう 誰もが私に訊くだろう その帽子に 何が入ってるのって 山高帽をかぶって 街を歩こう 帽子の中は猛毒のサソリだ バッグに蛇を忍ばせた学生や ふ ...
2020/05/10 20:00
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