女子高生が自分の好きな曲を小説にしてみたというブログ小説です。 曲には一つ一つのストーリーがあります。そのストーリーを自分なりにアレンジして小説にしてみました。恋愛ものばかりだと思いますがぜひご覧ください。コメント・リクエスト待ってます。
今日、自分は死ぬかもしれないと思って生きている人は何人いるのだろう。 何らかの病気にかかっている人、年を取り、寿命を迎える人。 でもどうだろう。 今、実際普通に働いていたり、学校に行ったりしている人が もしかしたら今日死ぬのかもしれないと思って生きている人はどれほどいるのだろうか。 人はみんな今というこの時を生きるために必死で、 ただ今日を生き向くためのことしか考えていないだろう。 でも、あなたが今日明日生きているという保証はどこにもない。 そしてまた、あなたの隣にいる人でも同じことで、 みんな明日生きているという保証はないのだ。 いつ死ぬのかなんて誰もわからないのだ。 美香の気持ち俺への気持…
俺はあれから、自分を偽ることをやめた。 美香がいなくてもやっていけると思うこと。 美香のことを忘れようとすること。 美香への気持ちを隠すこと。 やっぱり、俺は美香のことが好きだ。 その気持ちは変えられない。 君がいない人生つまらない人生なんて送ることができない。 君がいない人生なんて考えられない。 俺は、もう一度、友美に会うことを決めた。 美香のことどれだけ知っているかと聞かれ、 俺は何も答えれなかった。 俺は美香のことを何も知らなかった。 別れを言われても仕方がなかった。 俺は美香から逃げた。 美香のことを俺よりも大切にしてくれる人はこの世界中にどこにでもいる。 美香は俺といないほうが幸せだ…
俺は、いつも通り会社に行き、いつも通り仕事をしていた。 だけど、この日は、いつもを少し違った。 なんだか、体がだるくて、頭が回らない。 でももう3時だし、早退するほどでもないから今日は定時で帰らせてもらおう。 なんでだろ。 こんな時に限って、美香の顔を思い出す。 君のいない日常に慣れてきたつもりだったけど、 やはり、こんな時は君の顔を思い浮かべてしまう。 会いたい。 どうしてもこの言葉が思い浮かんでしまうのだ。 「お、おい。お前大丈夫か?」 上司が驚いたような顔で俺を見てきて、そう話しかけてきた。 「もういい、今日はもう帰れ。」 「でもまだ仕事が…。」 「いいよそんなん。まあ最近残業続きだった…
あれから何日たったのだろう。 友美とは、あの日以来会っていない。 あの日から俺は変わった。 いや、元の自分に戻ったのだ。 美香に出会う前のごく普通の生活を送っていた自分に。 君がいなくなってから、気づいたことがある。 朝起きれない俺はいつも美香が起こしてくれた。 いつも朝は卵焼きとみそのにおいがしていて、いつも俺が起きる前に準備してくれていたね。 美香がいなくなった最初のころは、全然起きれなくて、 いつも遅刻ギリギリだったけど今ではちゃんと一人で起きれるようになったよ。 でも朝ご飯を作るのはやっぱりちょっと大変で、いつもさぼって昨日の残りのお惣菜とか食べてるけど。 朝起きて歯を磨くとき、いつも…
俺はさっそく、大学の時の友人、友美に連絡をした。 友美は美香と仲が良く、美香と出会ったときに友美とも知り合った。 友美とは大学卒業後会ってなったから、会うのは3年ぶりくらいか。 美香は、よく卒業後も友美と頻繁にあっていたということを聞いていた。 友美とは大学の近くのカフェで待ち合わせた。 「久しぶり。ひろむ全然変わってないね。」 「友美もな。」 3年ぶりだったが、友美はほとんど何も変わっていなかった。 いつも友美と美香は一緒にいるだけで笑っていた。 その時と変わらない、懐かしい笑顔だった。 カフェの中に入り、俺はなんて言い出せばわからず、二人の仲に沈黙が続いた。 すると、友美から話を切り出して…
「あ!かわいいー!」 同棲し始め、美香とスーパーの帰り道、猫がいた。 見た感じ、どこかで飼われている感じではない。野良猫だろう。 「ねー、この子飼おうよー。」 「だめだよ。うちのアパート動物飼えないでしょ。」 「あーそっかー。残念。じゃあ、もーちょっと経ってまた引っ越したら猫飼おう!」 「はいはい。そーだな。」 「うん!やった!」 「残念がったり、すぐ喜んだり、美香って猫みたいだな。」 「それほめてんのー?」 「褒めてる褒めてる(笑)」 美香は俺と違っていつも笑ったり、喜んでたり、すねたと思ったらもう機嫌直ってたり、なんだかんだいつも楽しそうだった。 そんな美香と一緒にいるだけで楽しかった。 …
俺は普通の人間だ。 普通の家庭に生まれ、 普通に学校に通い、 普通の高校へ行き、 普通の大学に進学した。 その普通の大学で出会ったのが美香。 美香とは友達の紹介で知り合った。 美香は最初からほかの人とは違った。 美香はほかの女の子とは違って、なんかキラキラして見えた。 なんでかはわからない。 よく考えたら、一目惚れだったのかもしれない。 それが俺の初めての恋だった。 初めて、この人と一緒にいたい。 この人の一緒に笑い合いたいって思った。 美香はいつも笑っていた。 美香はいつも笑顔で、俺が落ち込んでいるときも、疲れているときも、泣きそうなときもずっとそばで笑っていてくれた。 俺が、美香に告白した…
『 私たち、別れよう。 今までありがとう。 美香 』 そう書かれた紙切れが置かれていたのは3か月前。 朝起きたらその紙切れがあった。 あれから美香からとは会ってもないし、連絡もない。 3か月たった今でも、別れたという実感はわかない。 美香とは、大学から付き合っており、同棲もしていた。 だが、その紙切れが置かれているのを見たとき、 悲しみや怒りといった感情はなかった。 その紙切れを確認し、朝の支度をし、仕事に行った。 俺は卒業後、大手の企業に就職し、とても忙しい日々を送っている。 だから、美香のことを考えることもなく、仕事に熱中していた。 「おい!またミスかよ!最近多いぞお前。気引き締めろよ。」…
はじめまして。 おさちと申します。 私の詳細ついては『おさちに幸あれ』というブログをやっておりますので そちらを見ていただけると嬉しいです。 この『おさちの音楽図書館』は、 私の好きな曲を小説にしてみようというブログ小説です。 一つ一つの音楽には一つ一つ違ったストーリーがあります。 ほとんどの曲は一曲4分ぐらい。 でもその4分にはその人の物語があるのです。 そんなことを小説にできたらなと思います。 また、まだまだ未熟ものですので 温かい目で見守ってもらえればなと思います。
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