【書評・感想】「線は、僕を描く」――不自由さに宿る凛とした自然 

【書評・感想】「線は、僕を描く」――不自由さに宿る凛とした自然 

「線は、僕を描く」講談社 砥上裕將/著 あらすじ 著者 【書評・感想】不自然さに宿る凛とした自然 印象的なフレーズ 終わりに あらすじ 交通事故で両親を失った僕は、心に空白を抱えたまま無為に学生生活を送っていた。ある日、友人からの頼みで展示会の設営バイトをしていた僕は水墨画の巨匠、篠田湖山と出会い、水墨画を教わることになる。森羅万象を描き出す水墨画とその絵師達との関わりの中で、僕は少しずつかつての自分を取り戻していく。 著者 砥上裕將 1984年生まれ。福岡県出身。水墨画家。 本作「線は、僕を描く」で第59回メフィスト賞受賞。 【書評・感想】不自然さに宿る凛とした自然 「線は、僕を描く」 この…