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2020/04/29

1件〜100件

  • 正義の天秤(大門剛明)

    JUGEMテーマ:ミステリ  6話から成るリーガル物。全体を通しての主人公は元医師で腕利きの冷徹で少し謎めいた弁護士だが、彼の、招かれた大手弁護士事務所の刑事部門の(リストラ含み)の強化策に、反発を感じながらも事務所に残ったメンバーたちが

  • 奇巌城(ルブラン)

    JUGEMテーマ:ミステリ  これ読むの小学校以来ですよ。懐かしいな。もっとも、あの時読んだのはポプラ社から出ていた子供向けの本だったので、一般向けのものを読むのは今回が初めて。それでも、読んでいて出てくるのは、「ああ、こんな暗号だったな

  • 死ねばいいのに(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあり久しぶりの京極夏彦。しかも彼の現代物を読むのは本当に久しぶり。六つの話から成る。渡来健也という若い男が突然やって来て、殺された女性について色々尋ねてくる、というのが1話から4話。5話は刑事、6話は国選

  • 警視庁草紙(山田風太郎)

    JUGEMテーマ:ミステリ  上下2巻。週刊モーニングに連載されている漫画を立ち読みして面白そうだと思ったので、原作本を購入。著者らしいお色気シーンはあるし、何より歴史上の有名人物(実在・架空を問わず)が数多く登場するのが楽しい。主人公が

  • 昭和史 1926−1945(半藤一利)

    JUGEMテーマ:日本の歴史  著者は真面目なジャーナリストなんだろうな、というのが最初の感想。読んでいると細かい点までキッチリ調べていることがわかる。それがまた幅広いのよ。軍人から作家、芸人等々、様々な分野の人たちの声を拾い集めている。

  • 大東亜戦争肯定論(林房雄)

    JUGEMテーマ:歴史  竜頭蛇尾の典型。「大東亜戦争とは真珠湾攻撃に始まる太平洋戦争とは違う、明治維新の約20年前を始期とし、昭和20年8月15日に終わった西力東漸に対する百年戦争のことだ」と云う著者は、歴史の後付け解釈を批判する。「昭

  • ゆえに、警官は見護る(日明恩)

    JUGEMテーマ:ミステリ ※ネタバレあり 図書館本。無骨で真面目な武本とやることなすこと警察の常識外のエリート潮崎のコンビが活躍するシリーズの4作目。個人的には武本の動きを描いている部分がハードボイルドタッチで気に入っているので今

  • ブラック・ヴィーナス 投資の女神(城山真一)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあり 図書館本。この著者の「看守の流儀」を借りようと思ったら貸出中だったので、こちらを借りてみたんだけど、何て言って良いかわからないくらい酷い。最近読んでいる日明恩は、文章を畳みかけるように繋げることでス

  • やがて警官は微睡る(日明恩)

    JUGEMテーマ:ミステリ  凶悪犯グループのホテルジャックに巻き込まれた刑事が苦境を解決しようと活躍する…って、これはもう完全に「ダイハード」。実際、作品内でそれを認めてるしね。後半になると、それに犯人グループの内部崩

  • 淋しい狩人(宮部みゆき)

    JUGEMテーマ:ミステリ  6編が収められている。これ、昔ドラマ化されたのが去年の9月に再放送されたんだけど、その時に、この作品をまだ未読だったことに気づき、ドラマは見ずに文庫本を買ったんだ。でも、そのまま積読状態になっていたのを、よう

  • 辛口サイショーの人生案内DX(最相葉月)

     新聞の人生相談なんて当たり障りのない答えばかりだと、ずっと思っていた。でもある日、SNSで紹介されていた最相葉月の人生相談を読んで、その切れ味の鋭さに印象が一変した。相手に寄り添うだけでなく、時には相談者の心の奥の闇を表に引き出すことも厭

  • 嫌われた監督(鈴木忠平)

    JUGEMテーマ:スポーツ 各章とも、徹底した個人主義者の落合監督の考えを掴みきれずに戸惑う選手やスタッフの姿と著者の動きが交互に記される形になっている。エピローグ前の12章、荒木編で、その落合監督の考えが少しだけ解き明かされる。特に荒木の

  • 濁り水(日明恩)

    JUGEMテーマ:ミステリ  図書館本。昨年11月に発行された消防士シリーズ最新作。これも文章のテンポが速い。それと伏線の配置の仕方。いかにも怪しげなランニング男は、やはりその通りの展開になったが、あの爺さんが重要なポイントになるとは、登

  • 啓火心(日明恩)

    JUGEMテーマ:日本文学 図書館本。久しぶりにこのシリーズ読んだ。つうか、これ7年前に出てたのね。1作目、2作目からの間隔が長いよ。警官の方のシリーズは3作目が9年前に出てたのね。全然知らんかった。あっちも間隔空けすぎ。急いで読まなくちゃ

  • 三省堂国語辞典(第八版)

    JUGEMテーマ:日本語 同社の新明解国語辞典にもいえることだが、初期の編者の呪縛のために自家中毒を起こしている。この辞書は積極的に新語を取り入れるという方針が当初より掲げられていたが、それに拘るあまり国語辞典としての役割が弱くなっているよ

  • 仁義なき戦い 菅原文太伝(松田美智子)

    JUGEMテーマ:映画  東映に関する本を読むのは、個人を取り上げた物と全体に目を向けた物を合わせこれが3冊目だと思うけど、どれも面白いよね。この本は、タイトル通り菅原文太に焦点を当てた物だけど、合間に出てくる、鶴田浩二とか高倉健とか若山

  • 旅する練習(乗代雄介)

    JUGEMテーマ:日本文学※ネタバレあり 図書館本。小学生の姪が持ち帰ってしまった本を返しに叔父と共に徒歩で鹿嶋に向かう。小説家の叔父は文章を書きながら、サッカー少女の姪はボールを蹴りながら。これだけで十分魅力的。そこにジーコネタなんて絡ん

  • 戦争の日本中世史(呉座勇一)

    JUGEMテーマ:歴史 今までに読んだ新潮選書の中では一番読みやすかった。著者は、時に発行当時の流行語を交えながら、中世というわかりにくい時代を「戦争」を視点に解き明かしていく。一貫しているのは「階級闘争史観」に捉われない歴史の見方。そのた

  • 竹中平蔵 市場と権力(佐々木実)

    JUGEMテーマ:政治 表紙の惹句にあるように、竹中平蔵という「改革」に憑かれた経済学者の姿を描いた一冊。中にあるように、竹中は一番勉強した時期に受けた影響が今まで続いているんだろうね。他人の研究も自分の物のように発表してしまう狡猾さ。この

  • 理論疫学者・西浦博の挑戦-新型コロナからいのちを守れ! (西浦博・川端 裕人)

    JUGEMテーマ:ノンフィクション 不謹慎な言い方になるかもしれないが、面白い。専門家会議やクラスター対策班の働きについては、NHKが折に触れスペシャル番組等で紹介していたが、その舞台裏をこんなに早い段階でここまで明らかにした本を出版してく

  • 無冠の男 松方弘樹伝(伊藤彰彦)

    JUGEMテーマ:映画 これは、もうそのまま楽しむ本。片岡千恵蔵、市川右太衛門の頃の明るい時代劇から任侠物や「仁義なき戦い」シリーズに代表される実録物、そして新解釈の時代劇と、東映の一連の作品すべてを知っている数少ない俳優へのインタビュー。

  • 人情裏長屋(山本周五郎)

    JUGEMテーマ:時代小説  11編を収めた短編集。ドラマ「子連れ信兵衛」(「ぶらり信兵衛」)の原作である表題作を読みたくて手に取ったが、他の作品もさすが山本周五郎という感じ。いや、現代劇の「豹」などは、女性の奥深い処が描かれていてゾクッ

  • 文学賞メッタ斬り! たいへんよくできました編(大森望・豊崎由美)

    JUGEMテーマ:日本文学 シリーズの中で唯一未読だった一冊。2008年の本なので取り上げられているのは12年も前のものだけど、批評という作業に古さは無いからね。大森と豊崎両氏の「八日目の蝉」に対する高評価は納得だな。あれは良い。長嶋有や石

  • それまでの明日(原?)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあり 前作から14年ぶりの作品。沢崎も50を過ぎたか。結局、殺されたのは一人だけ。典型的なハードボイルドより最近は本格物のほうが殺人は多いようだ。調査を依頼した人間の正体、既に死んでいた調査対象、調査の過

  • たかが殺人じゃないか(辻真先)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあり 図書館本。最初に出てくるのが犯人というのは、辻真先らしい遊び心か。88歳でこれだけの作品を書けることに驚いた。二つの殺人が起きるが、後の事件で犯人の見当はつくよね。この手の話で動機は取って付けたもの

  • 愚か者死すべし(原?)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあり 誤りだったと思われたものが実は誤りじゃなかった…。このシリーズに慣れたせいで、、若い刑事が容疑者を庇って撃たれた時も「これは誤射じゃなく、初めからこの刑事が狙いだったのでは?」という勘

  • 冬の狩人(大沢在昌)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあります。 図書館本。3人が殺された3年前の料亭殺人事件で、事件後姿を消した重要参考人から出頭するとのメールが県警に届いた。管轄の違う警視庁新宿署の佐江の同行を条件に…。佐江が同行を求められ

  • さらば長き眠り(原?)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあります。 11年前の甲子園八百長事件。当該球児の嫌疑は晴れたものの、その姉が飛び降り自殺。だた、弟の疑惑を苦にしての自殺だったのか。その真相を沢崎が探ることになるが…というお話。面白かった

  • 戦略立案ハンドブック(デービッド・A・アーカー)

    JUGEMテーマ:ビジネス  職場で経営計画らしきものを作ることになり、それらしき参考書を探し回って見つけた本。正直、私の職場は公益法人なので、企業をメインターゲットとしたこの本では少しズレも感じたし、内容を十分吸収できたとはいえないけど

  • 漂砂の塔(大沢在昌)

    JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。日中露三国合弁の会社のある北方領土の離島で日本人職員が殺された。しかも、その島では90年前に大量殺人があり、今回殺された日本人もその犠牲者の子孫だったらしい。怯える日本人スタッフ達を安心させるために島に

  • 男一匹ガキ大将(本宮ひろ志)

     漫画を取り上げるのは初めて。おっと、今は「漫画」じゃなく「マンガ」か「コミック」か「アニメ」って書いたほうがいいのかな。でも、「男一匹ガキ大将」は、やっぱり「漫画」という気がする。 このところ「鬼滅の刃」が話題だけど、さすがに見る気はしな

  • 聖家族(下)(古川日出男)

    JUGEMテーマ:日本文学 下巻読んでも、やっぱりわからんなぁ。元々、複数の雑誌などに発表したものを合わせたからなのかもしれんけど、断続的な構成がどうしても理解の妨げになる。個々のエピソードは面白いので連続した構成で示されていれば、かなり面

  • 聖家族(上)(古川日出男)

    JUGEMテーマ:日本文学 苦手やなぁ、こういう小説。私はミステリー好きのせいか、どこかに論理的な繋がりが無いと読みづらく感じてしまう。東北地方の土着性。タガの外れた暴力性を持つ兄弟。一族の女に伝わる特殊能力とそれを持つ彼らの妹。彼らの両親

  • 原節子の真実(石井妙子)

    JUGEMテーマ:映画 原節子作品は小津監督の映画を見たぐらい。だから、著者が小津作品での慎ましく清楚なイメージとは異なる原節子の姿を、彼女や周囲の人間の言葉を繋ぎ合わせて明らかにしていく過程に引き込まれた。戦争、家族、映画といった因子が彼

  • 数えずの井戸(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあります お馴染み「番町皿屋敷」を基にした作品。これも「一枚足りない、うらめしや〜」は知っていてもお話全体を知らないので、ひとつの物語として楽しんだ。数や誉め言葉など何かの不足に不安を感じる登場人物たち。

  • 覘き小平次(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  山東京伝の「復讐奇談安積沼」を基に書かれた作品だが、ここでは、小平次は命を救われ死んではおらず、その姿を見て、殺したと思っていた側の人間たちが自滅していくという形になっている。詳しいあらすじを云えといわれても

  • 嗤う伊右衛門(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ 四谷怪談というと、お岩が出てきて…ぐらいの知識しかなかったが、ストーリーは幾つかあるらしい。そして今回、それら四谷怪談群の中に「嗤う伊右衛門」が加わったということか。岩、伊右衛門、梅、直助(権兵衛)

  • 西巷説百物語(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ シリーズで云うと「巷説百物語」「続巷説百物語」と同時期の上方での話を集めたものになるので、帳屋の林蔵が主人公。7編収録されているが、1〜2編除いて、冒頭に出てくる悩みを抱えた人物がラストで悪行を暴かれる。すべてが

  • 前巷説百物語(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあります シリーズ四冊目だが、時間軸では一番前に来る。六つの中編を収録。内容は又市修行編といったところか。小右衛門も祇右衛門も、そして少しだけだがおぎんも出てくる。この頃からの付き合いや因縁だったんだね。

  • 後巷説百物語(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  シリーズ三冊目。年老いた百介が体験談を語ることで、元侍だった若者たちが持ち込む難題に解決のヒントを与える。しかし語られる体験談は真相のすべてではない…。著者はこれで直木賞を獲ったのか。面白いのは

  • 続巷説百物語(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあります。 シリーズ二冊目。短編から中編(いや長編か)六作を収録。百介の狂言回しぶりが一冊目より明確になってきた。話のスケールでは五作目の「死神」だろうな。ページ数も多いし、それまでの作品で蒔かれた伏線を

  • 巷説百物語(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  短編集。7つの作品が収められている。内容は一種の仕掛人話。奇怪な現象の背後にある、人の妄執を表に出して真相を明らかにすることで、奇怪な現象を治める仕掛人たち。小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平、そ

  • 黒死館殺人事件(小栗虫太郎)

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあります。 何度目かの挑戦でやっと完読。三大奇書の中では一番短いが最も難解。読み始めて新本格派第一世代を思い出し、彼らはこういう作品に啓発されて一派を形作ったのかも…と思ったが、読み進むにつ

  • ドグラ・マグラ(下)(夢野久作

    JUGEMテーマ:ミステリ※ネタバレあります。 訳わからんかったけど面白かった。謎が解決されないまま次々と別の謎が示されるので、読んでいる自分の位置を見失う。そこでお手上げになるかその状態を楽しめるかなのかもしれん、この本は。確かに奇書。夢

  • ドグラ・マグラ(上)(夢野久作)

    JUGEMテーマ:ミステリ  困った。これは本当に訳が分かりにくいぞ。記憶を失った「私」が覚醒し、若林と名乗る男から直近に起きた奇怪な殺人事件の解決には「私」の記憶回復が必要というあたりは面白そうだったが、正木博士の残した記録やら論文やら

  • 虚無への供物(下)(中井英夫)

    JUGEMテーマ:ミステリ 著者自ら「アンチ・ミステリー」と云ってるんだからそうなんだろう、というのが正直な読後感。「本格推理小説は子供だましの手品小説」と登場人物に云わせているのも頷ける。上巻同様、ヘボ探偵の推理合戦が続くかと思うと作中

  • 虚無への供物(上)(中井英夫)

    JUGEMテーマ:ミステリ もっと読みにくいかと思っていたが、上巻を読む限りそれほどでもなかった。京極物で鍛えられたせいかな。お話は1954年から始まっているが、発行は1964年で丁度松本清張らの社会派推理小説が活気を帯びてきた頃。それへの

  • 今昔百鬼拾遺−天狗(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  シリーズ第三作。本作では「百鬼徒然袋−雨」の「鳴釜」に出ていた篠村美弥子の友人の失踪がお話の起点。その友人の服を着た自殺死体、、同じ時期に自殺した別の女性、更に別の女性が行方不明。同性愛も絡んできて話は混沌と

  • 慈雨(柚月裕子)

    JUGEMテーマ:ミステリ  図書館本。定年退職した元刑事、その部下だった若手刑事、16年前の幼女殺害事件、それと手口が同じ事件。この4つが絡み合いながら話が進む。16年前の犯人は服役中だが、それは冤罪だったのか。元刑事は当時

  • 『今昔百鬼拾遺 月』が発刊される!

    JUGEMテーマ:ミステリ  8月7日に講談社ノベルズとして『今昔百鬼拾遺 月』が発刊されるらしい。 大極宮のHPによると、中身は『今昔百鬼拾遺 鬼』、『今昔百鬼拾遺 河童』、『今昔百鬼拾遺 天狗』の3冊に大幅な加筆修正

  • ニッポンの書評(豊崎由美)

    JUGEMテーマ:日本文学  著者の「書評の役目は大八車の押し手」という考えには全くもって同感。この表現を見て、昔、呉智英が『読書家の新技術』で紹介していた足立巻一『やちまた』に対する朝日新聞のアナグラムまで使ってある熱のこもった書評を思

  • 今昔百鬼拾遺−河童(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ シリーズ2冊目。中年男への覗き魔、模造宝石、男性の連続尻出し死体が一つに事件に繋がっていく。今回は多々良先生と薔薇十字探偵社の益田も登場。二人とも相変わらずで可笑しい。一方で差別に触れた部分は痛いし切ない。ただ、

  • 今昔百鬼拾遺−鬼(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  京極堂シリーズのスピンオフ作品。京極堂の妹の中禅寺敦子と「絡新婦の理」に出てきた呉美由紀がコンビとなって事件解決にあたる。シリーズ1冊目の本作では、学校の先輩を連続辻斬り事件の犯人に殺された美由紀がその経緯に

  • 百鬼夜行―陽(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  シリーズ1冊目と同じく京極堂シリーズのサイドストーリーとして10の短編を収録。ただ「墓の火」と「蛇帯」は未刊の長編「鵺の碑」の登場人物を主人公にしている。こんなのを読むと、発行見込みの立たない「鵺の碑」を何と

  • 百器徒然袋―風(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  シリーズ2冊目で1冊目と同じく中編を三作収録。二作目の「雲外鏡」だけ、シリーズ恒例の京極堂脚本演出による榎木津一座のドタバタ芝居が無かった。代わりに敵役の神無月鏡太郎演出の陰謀芝居があったが、敵役だけに、案の

  • 暴虎の牙(柚月裕子)

    JUGEMテーマ:ミステリ  図書館本。シリーズ三作目。あれ、死んだはずの大上が出てる? と思ったら設定が「孤狼の血」より前の昭和57年だった。やっぱり大上が出てくると骨太感が増すね。その辺が二作目との違いか。ただ、この物語の主人公は今で

  • 今昔続百鬼―雲(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  4つの中編を収録。妖怪伝承を探訪している多々良・沼上コンビが遭遇する事件で披露する推理はどれも見当違いなのだが、なぜか犯人の心根には刺さり自白をもたらすというユーモアミステリー…かな? 4作のう

  • 百器徒然袋ー雨(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再読。中編を三つ収録。いつもの京極堂シリーズに比べユーモア要素が強い。例えば三作とも狂言回し役になっている「僕」の名前を榎木津がしつこく間違えた挙句「君はいつかの何とか云う人」と云うに至っては大笑い。また、三

  • 文学賞メッタ斬り! 受賞作はありません編(大森望・豊崎由美)

    JUGEMテーマ:日本文学  2007年の本なので語られているネタとか小説は古いんだけど、大森・豊崎コンビの語りは十分楽しめる。私が通常の文壇事情に関心がないせいか、選考委員ネタには初めて知ったこともあり満悦。まあ、4冊目なので「ああ、ま

  • 百鬼夜行―陰(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再読だが、例によって内容は全然覚えていなかった。10編からなる短編集で、いずれも京極堂シリーズのサイドストーリー。「姑獲鳥の夏」、「魍魎の匣」、「鉄鼠の檻」、「絡新婦の理」、「塗仏の宴」といった長編の登場人物

  • 時間の習俗(松本清張)

    JUGEMテーマ:ミステリ  「点と線」同様、何十年ぶりかの再読。三原が峰岡に当たりをつけるのも単なる勘だし、その峰岡がカメラ好き&俳句好きの梶原と接点と持つ辺りも今ひとつ。それと動機が取ってつけた感強い。でも、トリックは面白かった。男2

  • 絡新婦の理(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再読だけど全然覚えていなかった。シリーズ一番の傑作は「鉄鼠の檻」だと思っていたが、これもなかなかの物。連続目潰し殺人と女子中学生売春グループの結びつき。憑き物も落とし甲斐があったけど、「蜘蛛」の正体について最

  • 点と線(松本清張)

    JUGEMテーマ:ミステリ  何十年ぶりかの再読。4分間の空白が有名な作品。個人的には、初めて読んだ松本清張の小説だったので懐かしかった。私が読んだ時でさえ、飛行機利用をなかなか思いつかない設定は時代を感じさせるものだったが、今回再読して

  • 魍魎の匣(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再々読。3つの事件は重なる部分があるものの、結局別々のものなのだが、その重なり方、特に久保によるバラバラ事件の誘因となった重なり方に「うーん…」と複雑な感想。あれだけで繋げて長編としてひとつの作

  • 姑獲鳥の夏(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  シリーズ第1作を再々読。久しぶりに読んだ。出版当時は「なんて長い話!」と言われたけど、今ではシリーズの中だと中編(いや短編か)という感じ。似た姉妹の取り違いというミステリの定番ネタもあれば著者得意の蘊蓄もあり

  • 鉄鼠の檻(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再読か再々読。よくわからなかった京極堂シリーズの楽しみ方を認識させてくれた作品。関口がマトモなので読みやすかったのかな。久しぶりに読んだせいか終わりの部分の記憶は全く無かった。おかげで「娘だと思ったら母親だっ

  • 狂骨の夢(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  たぶん再々読。でも随分前なので内容はあまり覚えていなかった。京極堂シリーズはメモ取りながら読むようになったけど、だんだんメモの量が増えてきて、この本ではA4で6枚になった。メモ取りに忙しくて読書が進まんという

  • 不連続殺人事件(坂口安吾)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再読、と云っても読んだのは遥か昔なのでほぼ初読と同じ。合間に附記として何度も出てくる作者のコメントを楽しみながら、ゆったりとした気持ちで読める本格推理小説といえばいいのかな。本格物を読まなくなって久しいのでそ

  • 潮鳴り(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  誰かがこの作品を著者の代表作のひとつだと言っていたので読むのを楽しみにしていたんだけど、葉室麟の悪い面が出たね。ひと言でいえばご都合主義。ホント、都合が良すぎるのよ。長く不仲だった兄弟や親子が簡単に心を通じ合

  • 蛍草(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  テレビドラマを笑いながら見てた頃から原作もこんなに笑えるのか? と思ってたけど、ドラマ同様笑えた。結局、だんご兵衛、お骨、駱駝の親分、死神先生の4人の存在だね。ストーリーは一種の敵討ちなんだけど、この4人が絡

  • 海の見える理髪店(荻原浩)

    JUGEMテーマ:日本文学 表題作は初めから注意して読んでいればオチは予想できただろうが(なぜこんな理髪店まで来た? 店主には別れた妻と子供がいる?等)、床屋へ久しく行ってない身としては、描かれる散髪の過程に以前通っていた理髪店を思い出し、

  • 塗仏の宴ー宴の始末(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  支度編からメモ取りながらの読書になったけど、話が広がりすぎてメモを何度も読み返さないと筋を追えず、読み終えるのに苦労した。それにしても、みちの教え修身会だ、太斗風水塾だ、韓流気道会だ、条山房だ、成仙道だ、徐福

  • 塗仏の宴ー宴の支度(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再読だけど、これも前回読んでからずいぶん経っているので内容を覚えておらず、ほぼ初読のような感じ。お話は一部重なっている内容で六編。それぞれの話の中の謎が六つの話を読むことで結び付くような付かないような&hel

  • 会社の中はジレンマだらけ(本間浩輔・中原淳)

    JUGEMテーマ:ビジネス  仕事に関する議論は論者自身の仕事内容に左右されることが多い。自分の知っている範囲でしか通用しない主張をしがちということ。成果主義やホワイトカラー・エグゼンプションの議論の時にそう感じたが、この本を読んでも同様

  • 陰摩羅鬼の瑕(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ  再読。「邪魅の雫」の時に役立った関係図作成法を使って読み直そうとしたが、あそこまで人間関係が複雑じゃなかったので関係図は作らずに済んだ。十数年ぶりの再読なので内容は全く覚えておらず再読といいつつ実際は初読感覚

  • 暗約領域(大沢在昌)

    JUGEMテーマ:ミステリ  新宿鮫シリーズの主人公は鮫島だが、各話に出てくる物語を背負った犯罪者がそのお話での主人公。今作にもそういう人物が何人か出てくるが、それぞれの背負っている物語の大小(強弱)が曖昧なために、各人の物語を消化しきれ

  • 絆回廊(大沢在昌)

    JUGEMテーマ:ミステリ ※ネタバレあります。 図書館本。8年ぶりに出た新宿鮫シリーズの長編新作「暗約領域」に前作「絆回廊」の登場人物が出てくるというので、その記憶確認のため再読したが、記憶確認どころか全然話を覚えていなかったため

  • 邪魅の雫(京極夏彦)

    JUGEMテーマ:ミステリ ※ネタバレあります。 京極堂シリーズの長編で唯一未読だった作品。買ったのが2017年12月なので2年半ほど積読状態だったことになる。このシリーズって長いし登場人物多いし、間に挟み込まれる登場人物(主に関口)の独

  • 孤島の鬼(江戸川乱歩)

    JUGEMテーマ:ミステリ ※現代では不適切な用語がありますが、作品の雰囲気を伝えるために使っています。 この本を読もうと思ったのは、NHK-BSの「深読み読書会」でこの作品が取り上げられたのがきっかけ。ところが、「深読み読書会」を録画し

  • 7つの習慣(スティーブン・R.コヴィー)

    JUGEMテーマ:ビジネス  自分の根底の考え方をどうするか、それが大事だよっていう話なんでしょうね、きっと。それが読後最初に浮かんだ感想。で、いろいろ考えたけど、結局その感想に戻る。その根底の考え方については第1章に書いてある。個性主義

  • 象牙色の嘲笑

    JUGEMテーマ:ミステリ  主人公は、ある女を探してほしいとの依頼を受けるが、その女の殺害と別の富豪青年の失踪の繋がりが浮かんできて…と、以下、ハードボイルドのお手本のようなお話が続く。最近の作品は読まないのでわからないん

  • 移設終了。

    JUGEMテーマ:そのた  読書メーターからの移設が終わりました。 移設っていうか、読書メーターの方を消すわけではないので、正確には複写ということになりますかね。 で、失敗したなって思ったのはカテゴリーをほ

  • 観応の擾乱(亀田俊和)

    JUGEMテーマ:日本の歴史  これも坂井孝一「承久の乱」と同じく参考文献として紹介されていた本。「承久の乱」以上に教科書での扱いは小さいが、攻守所を変える様や寝返りの激しさなど、なかなかダイナミックな内乱だったことをこの本で初めて知った

  • 黒いトランク(鮎川哲也)

    JUGEMテーマ:ミステリ  何十年ぶりかの再読。前回はトリック等がよくわからなかったので、今回は集中してじっくり読んでみた。おかげで内容はよく理解できた。ただ、犯人の動機が作品発表時ならこれで良かったのだろうが、今の時代ではちょっと理解

  • 悼む人(下)(天童荒太)

    JUGEMテーマ:日本文学  上巻の感想に書いた3人がどうなったか書くのは完全なネタバレになるので遠慮しておくとして、下巻で特に印象的だったのは主人公の母親の闘病の様子。末期がん患者の衰弱していく感覚が細かく描かれているが、そんなところま

  • 悼む人(上)(天童荒太)

    JUGEMテーマ:日本文学  事故などで亡くなった人が死亡した場所を回りそれぞれの死を「悼む」生活を続けている主人公。取材の過程で主人公の存在を知った雑誌記者、主人公の母親、そして自分が殺した夫を悼む主人公の姿を見たことから行動を共にする

  • 中村俊輔式 サッカー観戦術(中村俊輔)

    JUGEMテーマ:スポーツ  サッカー戦術に関する解説書は数多く出ているが、小難しいものが多い。そういったものは、ベテランのファンを対象に書かれているのかもしれない。それに比べ、この本は優しく観戦ポイントを教えてくれる。他書でよく見かける

  • 恋歌(朝井まかて)

    JUGEMテーマ:日本文学  歌人の三宅花圃が何気に手にした師中島歌子の手記から舞台は幕末へ。天狗党の動きを背景に一人の女性が動乱の水戸で生き抜いた姿を描いた話は最後にまた元の時代へ戻ってくる。最後のキーとなる人物の正体は、明かされる前に

  • 銀漢の賦(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  2007年の発表だから作者の作家人生の中では初期の作品になるが、その割に落ち着いた構成なので驚いた。今では平侍と藩の執政という離れた立場になってしまった少年時代の友が、協力して藩の窮地を救うという物語だが、単

  • 散り椿(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  隠し目付の蜻蛉組だ、藩主の異母兄だ、といえば藤沢周平の「用心棒日月抄」シリーズを、若い頃に道場で汗を流した四人が、その後、道を違えて…とくれば同じ藤沢周平の「風の果て」を、それぞれ思い浮かべてし

  • 超辛口先生の赤ペン俳句教室(夏井いつき)

    JUGEMテーマ:俳句 プレバトの魅力は、俳句が作者の目の前でケチョンケチョンに添削されるところ。どんな下手な句でも何とか形になるように添削する夏井先生の苦労には頭が下がるが、おかげで俳句作りの注意点が具体的に理解できる。その番組の魅力を一

  • 蜩ノ記(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  これまで読んだ葉室麟の作品とは明らかに違う。直木賞受賞作と言われれば確かにそうだな、と納得するのは、甘っちょろさがほぼ消えているところ。「甘っちょろさ」という基準を持ち出すのも大好きな藤沢周平と比べてしまうか

  • 無双の花(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  関ケ原の戦いでは豊臣側に身を置き敗軍の将となるも、その後、豊臣と徳川の間で苦慮しながら「義」を守り通したことで最後は徳川の大名として一生を終える、そんな主人公を描いた作品。実在の人物だし資料も多くありそうなの

  • オランダ宿の娘(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  幕末、オランダ使節の定宿の娘を主人公に、シーボルトや間宮林蔵など実在の人物と謎の海賊や幕府の老中などが絡む事件が描かれているわけだが、個人的にオカルトっぽい話は苦手なので、私の評価は低くなる。未来が見えるだの

  • 承久の乱(坂井孝一)

    JUGEMテーマ:日本の歴史  何かの本(何だったか思い出せない)の参考文献で紹介されていた本。読みながら、あの時代を舞台にした大河ドラマを通して見たくなった、再放送してくれないかな…と思ったほど面白い本。薄幸のイメージだっ

  • 川あかり(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  剣術の苦手な主人公が人を討たなくてはいけない、となると、これは山本周五郎の「ひとごろし」ではないか。ところが、その主人公には剣術上手だった父から授かった流派の秘技がある、となると、これは藤沢周平の隠し剣シリー

  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(川上和人)

    JUGEMテーマ:生物  私などは、学者は難しい本を抱えながらしかめっ面で話をするというイメージが未だに捨てきれないが、その正反対にいるのが著者。いや、実際は難しい本を抱えたりしかめっ面で話をしたりするのかもしれないが、著者が活動的なのは

  • コア・コンピタンス経営(ゲイリー・ハメル他)

    JUGEMテーマ:ビジネス  この手の本には、闇の中に急に光が差し込んでくるような、ハッと目が開かれるような、雷に打たれたような、そんな刺激的な解決策が書かれているわけではないんだよね。至極当たり前のことが書かれているだけ。その意味ではど

  • 実朝の首(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  ちょうど今、この小説の舞台となっている時代の歴史本を読んでいるところなので、両方の理解が深まったような気がする。それにしても面白い。伝記的な部分もあるし、それがいいアクセントになっている。登場してくるのは実在

  • 刀伊入寇(葉室麟)

    JUGEMテーマ:時代小説  平安時代中期を舞台にした伝奇小説と時代小説の二つの要素を持つ小説。二部構成の第一部のほうが伝奇的な部分が強く、第二部のほうが時代小説らしさが強いが、だからといって第一部が史実を全く無視しているわけではない。伝

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