DVDからダウンロードへ
二〇〇八年以降、僕は経済的余裕のなさで新品のイメージビデオ(IV)をほとんど買わなくなった。一二年七月に大竹愛子の「哀愁シネマ」を買ったのが最後だ。僕は大竹のデビュー作「NEWKISS」が欲しかったが、発売当時は生活に窮していたため手を出せなかった。六作目となる「哀愁シネマ」は、プロとしてすっかり性的露出に慣れてしまい、何の恥じらいも感じられない大竹の演技に、僕は激しく落胆したと同時に、やはりデビュー作を買っておけばよかったとほぞを噛んだ。DMM.com(以下DMM)がグラビアアイドルの動画配信を行っているのを知ったのはその年で、写真集からIVへとシフトし始めた〇五年と同様、僕の自慰用素材が記録媒体から動画配信に替わる節目の年だった。旧作なら約千円で買える安さと、運営会社が経営破綻さえしなければ無期限でダウンロ...DVDからダウンロードへ
2021/04/23 10:22