新型コロナに負けない心
今回の緊急事態宣言を受けて、我が国の新型コロナの猛威はどこまで防げるのでしょうか。事態の沈静化を祈るばかりです。こんな時、宗教には何ができるでしょうか。『法華経』の観世音菩薩普門品の冒頭には、「もし百千万億の衆生が、様々な苦悩を受けていても、観世音菩薩の名を聞いて一心に称名すれば、観世音菩薩は直ちにその音声を観じて、彼らすべてを苦悩から解脱させるのだ」というようなことが説かれています。「様々な苦悩から解脱させる」のですから、新型コロナ禍からの苦悩からも解脱させてくれるはずです。では、どのように苦悩現場から救済してくれるのでしょうか。経文では、救済の具体例を挙げて「大火に包まれていても、焼かれなくてすむ」とか、「大水に流されていても、浅瀬が得られる」とか、「刀で斬られようとしていても、刀が砕けて救われる」等々、そ...新型コロナに負けない心
2020/04/27 19:07