友人と海

友人と海

私は友人とドライブをしていた。 前方には夜の環状線、右手にはハンバーガー、左手にはポテトである。 久しぶりにカラオケに行きたいと思っていた私は、友人を誘って行くことにした。都心部のカラオケは人が沢山居そうだから、と避けたものの、少し外れた店舗は軒並休業中であった。そんな中でローカルのカラオケ屋は営業していたので、昼食後に3時間ほど歌いたい歌を歌った。久々に長時間歌ったせいか喉が少し痛くなった。 歌い終えた私たちは、次にどうするか決めていなかった。私は寄り道ができない。目的が無いと家から出ない私は、カラオケを終えたら何時であろうと帰るつもりだった。友人はこの日は私とのカラオケしか予定が無かったら…