『日本書紀』の修辞法から見た天皇号の濫觴(下)ー漢文脈から見た日本史⑤

『日本書紀』の修辞法から見た天皇号の濫觴(下)ー漢文脈から見た日本史⑤

4 「東天皇」国書小考 乙説派が、推古朝遺文に見える「天皇」を改変を経ているとするのは言うに及ばず、推古紀16年9月辛巳条に引く隋に充てた国書中の「東天皇敬白西皇帝」という一節の「天皇」ももとは別の君主号が記されていたのを改作したものだと見做すのは必