”悲しみの秘儀”
だいぶまえに買った本をようやく読み終えた。 若松英輔「悲しみの秘儀」 若松英輔はいつか読もう読もうと思って読んでいなかった わたしはほんとうにそういう本や映画が多い ”悲しみ”について描かれているエッセイ いろんな物語の引用だったり、彼自身の実体験だったり、いろんな悲しみが詰まっている この本を読みながら 「私は本当の”悲しみ”をまだしらないんだろうな」 と思う 本当の悲しみ? 悲しみに本当も嘘もあるものか 自分が感じたことだけが本当なのではないか その感情すら嘘だというのなら何が”本当”なのか と自問したところで本は終わる もしも本当の悲しみというものがあるのなら それを実感したときに もう…
2020/04/23 11:37