半 夏 生

半 夏 生

葉が白くなったハンゲショウ連日の猛暑の中で、庭のハンゲショウの葉がきれいに白くなりました。一昨年ご近所さんからいただいたものですが、この夏初めてハンゲショウらしくなり、一服の清涼剤を演出してくれています。ハンゲショウは、七十二候の半夏生(7月上旬ごろ)の頃に花が咲き、花の下の葉の色が白く変化する不思議な特徴を持つドクダミ科の植物。開花期が終わると、葉の色は緑色に戻るのだそうです。新潟県ではレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定され、とくにここ中越地方では珍しいとのことです。雲の峰わき立つそれにしても、何のために葉が白くなるのでしょうか。一説には昆虫に開花を知らせるためだとも言われています。昆虫は受粉を手伝ってくれる大切なお客さまです。開花中は「営業中」と白い看板を出し、咲き終わったら看板をしまって緑色になるとい...半夏生