いま公立でも中高一貫校が増えている本当の理由
教育学では、小学生段階を初等教育、大学や専門学校を高等教育、その間を中等教育と分類する。中等教育は思春期に重なる。反抗期を中心とした多感な時期をひとまとまりとしてとらえるのが世界の共通認識だ。 スイスの著名な心理学者ジャン・ピアジェは、およそ0〜2歳を感覚運動期、2〜7歳を前操作期、7〜11歳を具体的操作期、11歳以降を形式的操作期と分類した。さらに14歳くらいからは抽象的思考の次元が高まり、本格的に哲学や科学ができるようになると分析した。哲学者・池田晶子氏のベストセラーのタイトルも『14歳からの哲学』(トランスビュー)である。
2021/11/30 06:33