旧「宇宙日記。宇宙にはぜんぶある。」2019年12月に、食道癌と診断されて禁酒したの中のひとの日記となりました。 2020年6月10日に切除手術を受け療養中。 アメリカの生活と日常、食道癌の治療の記録になります。
1999年に渡米。アメリカ東海岸在住。 日々の暮らしと出来事と思ったことなどを書いています。
3時過ぎに目が覚めたので、そのまま起きる。 夜中に目が覚めて、また寝入ることができるか寝付けないか、は、大概感覚でわかる。無駄な抵抗はしない。起きだしてまた眠くなったら寝ればいいだけの話だ。睡眠にこだわりはない。 昨夜寝入ったのは23時前だから、4時間半は寝ただろうか。抗癌剤やそれに関わる薬(デクサメタゾンなど)の影響や、運動不足などもあるのだろう、最近はこんな感じだ。もともとshort sleeperで、癌の治療をする前でも睡眠は6時間くらいだった。そして昼間15分くらい寝るのが至福のひととき。寝たいのに眠れない、という不快感は無いので、起きてネットに繋いで読んだり書いたりする。 座っている…
前回は2016年の6月だったので、ほぼ5年ぶり。2回目だ。 dv6.hatenablog.com dv6.hatenablog.com dv6.hatenablog.com dv6.hatenablog.com 前回は下顎の「30番」だった。今回は上顎の3番。ちょうど30番と噛み合わせる歯だ。日本での数え方ならば、たぶん「右上6番」、右上顎の奥から2本目の歯だ。親知らずが生えた人なら3本目にあたる歯で、奥歯として1番早くに生えてくる永久歯の一本だろう。 私は歯は子供の頃から管理が悪くて、早くにあちこち虫歯になり、この「右上6番」は確か10代早々に既に大きな銀のクラウン着けることになったはず。以…
ひきつづき夜3時間くらいしか眠れない。けれど元気で躁状態というのがデクサメタゾンというステロイドの凄いところで、あまりに効きすぎて夜中に靴磨きなんかしてしまう(本当にやった)ので、医者、というかNurse Practitioner に相談して、一錠4㎎の半分を服用しているのだけれど、それでもよく効く。 お陰でここ2週間くらいは食欲も戻り、食べるようになって、ようやく体重も下げ止まった感がある。180センチ66キロ。とにかく食べられるだけモリモリ食べて、7、8キロは増やしておきたい。また、いつ具合が悪くなって食べられなくなるかも知れないからバッファというか保険というか。けれどこの薬は無理やり元気…
職場に80歳は超えていると言われているヒスパニックの女性が居る。簡単な英語と、あとはスペイン語しか話さない。 昨日帰りがけに声をかけられ「Why you so skinny?」(意訳: 何でそんな痩せた?)と聞かれ、ううむ「cancer」はスペイン語でもcancerだったかなと思いつつ、やーcancerで食欲が無くてねぇ、と言ったら通じたらしく「No, joke!」(意訳: 悪い冗談は言うもんじゃないよー)と言われたので、いや本当(serious)なのよ、と返したら、Oh, no! と顔を曇らせてハグをしてきた。 この女性は、年齢もあり、動きが緩慢で仕事上のミスも多いのだが、彼女には彼女の事情…
実家が宮城県県の比較的沿岸部にあるので、今回の地震もかなり心配した。こんな時期に被災された方々は気の毒だ。お見舞い申し上げます。一刻も早く通常の暮らしに戻られますようお祈り申し上げたい。 実家は弟からメールがあり、「いい感じで揺れた」ものの、大した被害は無く、家の外壁に少しヒビが入ったのを確認したのと、親父の仏壇の線香立てがひっくり返って、あたり灰だらけになったくらいで、停電も断水も無く過ごしているという。母親は翌日パチンコに出かけてたとも言っていた。私に心配させないために本当のところを言ってない可能性もあるけれど。 それはさておき。報道を見る限り、、どうも今回の地震は宮城県よりも福島県の方が…
このところの寒さのせいか、車の中に置いていたiPod mini がバッテリーを充電しなくなった。10年以上前にeBay で買った中古品だ。 調べてみると、このモデルは2005年に製造中止になっているので、少なくとも15年選手いだ。iPod新しいテクノロジーのnな携帯音楽プレーヤーだと思っていたけれども、いや実際そうだけれども、15年も前に製造中止になっていたとは知らんかった。手持ちのCDの音楽をパソコンのiTuneに取り込んで、そこからこのiPod mini に適当に落とし込んで車のオーディオに繋いで運転中に聞いていたのだが、さて、新調するとなると、iPod nano とか言って、いちばん安い…
前回、食道の切除手術の術前の抗癌剤投与のときには、副作用らしい副作用が無かった。髪の毛も抜けなかった。 今回は使っている薬剤が(Fluorouracil + Oxaliplatin) と違うからか、はっきりとした副作用を感じる。 まず、思いのほか倦怠感と眠気がある。投与翌日の午前中は、ほぼ寝ていた。ここのところ飲んでいる、やたら元気が出るステロイド、デクサメタゾンのおかげで不眠気味だったので、眠れるのはむしろありがたいくらいだけれど、昼夜ずっと眠いのは少しつらい。 それから指先や舌が、冷たいものに触れると痺れる。これは事前に説明されていた副作用で、驚きはなくむしろ、ははぁ、こういうことか、と思…
化学療法は抗がん剤を2週間にいちど、5回の予定の、今日が2回目。 仕事の都合をつけてくれた職場の皆さまに感謝だ。もともと週休日の設定にして貰っていたとはいえ。 今回は鎖骨下にポートが埋め込まれているので、点滴はそこにプスリと針を刺すだけだ。両腕が自由なので楽は楽だ。 そして今回の化学療法は、持ち帰りというか、1種類の点滴は48時間かけて注入するタイプのもので、小さなバックにバッテリー付きのポンプと薬剤が入ったものを持たされる。48時間後にまた来院して取り外してもらうという算段になっている。前回で経験済みで、常に小さなバッグを肩にかけておかなければならず、風呂にも入れないという不便があるものの、…
後学の為と思って、ちょっと前に少し買ってみた。 外為相場もそうだけれど、真夜中に眠れないでふとその値動きを見てしまうとき、この世界はいつも何処かで24時間、人は息をして活動いるのだな、と気付かされ、暗い部屋のベッドの中に独り居ても、なんだか少し救われる気がする。いや孤独を感じているわけではないけれど。いつでも何処かで誰かが何か活動しているのだと思うと。経済活動というのは人間の活動そのものなわけで。 …などと下書きしていたら、ビットコイン相場が急騰。小額とはいえ私の手持ちのビットコインの価値が3倍になった。なんだこれは?あの世にカネは持って行けないけれども、まー残しておけば家人や日本の親や弟の少…
たしか、松本零士の漫画•アニメ「銀河鉄道999」は、裕福な人間が永遠に生きられる機械の身体を手に入れているのを羨んだ貧しい少年の哲郎が999に乗り込むという話しだったと思う。美しい母親が裕福な人間の「狩猟」の対象になって殺されて剥製にされたというエピソードがあったかもしれない。(うろ覚え) アニメ版をテレビで見ていた子供の頃は、毎回毎回の停車駅の不思議な時間と空間とその星の不思議な生活文化を面白いナァと思って見ていたものだ。空気で膨らましたオムライスとか。 ううむ。 が、旅の目的の永遠に生きられるという機械の身体よ。 癌になり「余命」を考えたりする私は、別に永遠に生きたいとは決して思わない。け…
元気がないと飲めない2大飲みのものだと極私的に思う。 年末に体調が悪くなって、いつも朝食後に飲んでたコーヒーが「キツい」と感じるようになった。その香りなのかカフェインなのか分からないけれど、口にしても美味しいと感じないし、何だか突然嫌いになったくらい飲まなくなった。代わりに紅茶やほうじ茶を少し飲むようになったけれどそれとて冬場だから少し温かいものが欲しいというだけの話しで。 ビールの話は良くある(聞く)と思う。 曰くのちに大病が見つかった人は、どうもビールが美味しくないと感じていたとかという話しをよく聞きく。いやわたくしは食道癌を告知される前日まで、プールでザブザブと泳いで、帰宅してビールをぐ…
ポートというのはあれだ。皮膚に埋め込む静脈注射、点滴用のカテーテルのことだ。今後の長期の抗癌剤の投与を見越して、毎回点滴の針を刺すことの不便さを回避するために、簡単な手術で鎖骨の下あたりに埋め込み、毎回の注射の不便さ解消する。 くわしくはこちら。 chemo-support.jp 日帰り手術というか、手術自体は部分麻酔で、1時間ちょっとで済むので、朝7時半に来いと病院から言われる。ただし麻酔のために車の運転は禁止で、要付き添いだというので、朝7時にタクシーを予約して家人と病院に向かった。 6時に目覚ましをかけたけれど、どうせ4時過ぎくらいから起きていた。今時の朝7時というと、日の出直前で、もう…
立春。 休日だけれど、朝からよく動いた。 しかし、昨夜は23時頃に寝付いたと思うけれど、まぁ寝たなという気がして目が覚めたら4時間くらいしか寝ていなかった。トランプ元大統領も服用したというデクサメタゾンの効果だろうか。そのまま起きてしまって、本をよんだり世界地図を眺めたりして長い朝を過ごした。 昨夜はふくらはぎ(脹脛)がムズムズしてなかなか眠れなかった。 原因が分かった気がする。運動不足とそれに伴う筋肉の減少だ、たぶん。それで日中、重力で下肢に降りた血液が戻れず、停滞しているのだ。普段の生活をしていれば、歩いたり階段を昇ったりで、「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎが、下肢に下がった血液を循環さ…
17:55帰宅。 久しぶりに完全に暗くなる前に帰宅した。薄暮の際だ。何故か気分が良い。地球は公転し続けており、季節は巡っている。来週また寒波-10度C 以下の予報が出ているけれど、ええいもう春だ。 節分なので豆を撒くことにした。 しかし何に対して豆を撒くのか。 審議の結果、ウチでは昨年から「鬼も内」制度を採用しており払うものがない。いやでも「鬼」と「邪気」は別物なのだろうか。別物にしておこう。なんか邪悪な気を払おう。 大豆を炒る。 去年、味噌を仕込んだ残りの大豆だ。 今年は味噌を仕込まなかった。寂しい気もするけれども、去年仕込んだ味噌が半分以上残っているし、ちょっと今はガッツが足りない。暖かく…
食道と胃を切ったせいか、転移癌のせいか、多分両方なんだろう。いづれにせよずっと食欲がない。口にすれば食べられるし、吐くこともなく入っていくのだが。 この「食欲が無い」ってのは厄介だ。何も食べなければ何も食べずに不快感もなく1日が過ぎてしまう。そしてスルスルと痩せる。馬鹿みたいに痩せる。 体重のコントロールに苦労していた頃から考えれば夢のような話しかも知れないけれど、もはや健康体とは言い難い癌患者なので、体重はこれ以上減らしたく無い。180センチ66キロ。来てる服も仕事のスーツも全てブカブカになった。下げ止めなければならない。今後の治療を続けるためにも、体力の維持に務めるにも。 というわけで3食…
1月は順調に滑り出したかと思いきや、夜中に病院に駆け込むほどの腹痛に見舞われ4日ほど入院した。原因は良くわからず、胆嚢炎や胆石の疑いで、ずいぶんと検査されたのだけれど、胆石は見つからず胆嚢炎でもないという。結局、胆嚢の下にある転移癌の在る肝臓からくるものだろうということで、数日分の抗生物質と、オキシコドンというオピオイド系の疼痛治療薬を処方されて帰宅となった。まだ時々100℃(38.5)を超える熱が出て、どこかの炎症のせいに違いないのだが、癌患者ではよくあることみたいな話しで、市販のアセトアミノフェン(商品名: タイレノール)をそのたびに頓服して凌いでいる。タイレノールは、というか薬という殆ど…
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