こんにちは、ぽっぽです。 2024年3月に読んだ本を一覧にまとめました。 読み放題なら「Kindle Unlimited」 【“Kindle Unlimited”のおすすめポイント】 目次今月読んだ本『ソラシド』吉田篤弘 ...
読んだ本の備忘録を更新していきます。 ●○好きな作家さん●○ 江國香織さん/吉本ばななさん/宮下奈都さん/東野圭吾さん/吉田篤弘さん/辻村深月さん etc...
こんにちは、ぽっぽです。 2024年3月に読んだ本を一覧にまとめました。 読み放題なら「Kindle Unlimited」 【“Kindle Unlimited”のおすすめポイント】 目次今月読んだ本『ソラシド』吉田篤弘 ...
失われた風景と幻の音楽をめぐる長編小説『ソラシド』吉田篤弘(著)
こんにちは、ぽっぽです。 235冊目はこちら↓ 『ソラシド』吉田篤弘(著) 「まずいコーヒー三部作」の一冊。 幻のデュオ「ソラシド」の音楽をめぐり、1986年の記憶と風景を辿っていく、兄と妹の物語です。 著者自身の経験を ...
コーダの視点でろう者の世界を描いた社会派ミステリー小説『デフ・ヴォイス』丸山正樹(著)
こんにちは、ぽっぽです。 234冊目はこちら↓ 『デフ・ヴォイス』丸山正樹(著) 聴こえる世界と、聴こえない世界。 その両方を生きる「コーダ」の視点で描かれた、社会派ミステリー小説。 ろう者独自の文化や手話についてなど、 ...
純粋な願いが日常を歪ませる、衝撃と安堵の短編集『木になった亜沙』今村夏子(著)
こんにちは、ぽっぽです。 232冊目はこちら↓ 『木になった亜沙』今村夏子(著) 以前から気になっていた作品が文庫化されていました! 全三篇とエッセイ、そして村田沙耶香さんの解説が収録された一冊。 不思議で、不穏で、切実 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2024年2月に読んだ本を一覧にまとめました。 今月は大好きな作家さんの小説からはじまり、新NISAにまつわる投資の本、戦争をテーマにした漫画などなど。 いろんな本を読んだ一ヶ月でした。 (数年 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2024年1月に読んだ本を一覧にまとめました。 今月は小説以外に、珈琲の本やビジネス書、漫画などなど。 気の向くままにいろんなジャンルを読んでみた一ヶ月でした。 (今回ご紹介する本はほとんどがK ...
自分の信じる「現実」が大きく揺さぶられる短編&エッセイ集『信仰』村田沙耶香(著)
こんにちは、ぽっぽです。 231冊目はこちら↓ 『信仰』村田沙耶香(著) 海外からのオファーを受けて描かれた作品も含む、短編&エッセイ集。 自分の信じている「現実」が揺るがされる表題作から、うまく現実を生きられない人たち ...
子どもの頃の思い出が甦る、ちょっと不思議な喫茶店物語『樽とタタン』中島京子(著)
こんにちは、ぽっぽです。 230冊目はこちら↓ 『樽とタタン』中島京子(著) ツヤツヤと輝く美しいりんごが印象的な、タルトタタン。 “タタン姉妹”の思わぬ失敗から誕生したスイーツとして知られている(諸説あり)、フランスの ...
幻想的な世界から浮かび上がる謎と違和感の考察『銀河鉄道の夜』宮沢賢治(著)
初めて最初から最後まで『銀河鉄道の夜』を読んでみた率直な感想や違和感について、気になった部分に焦点を当てながら考察してみました。
凄腕の殺し屋は”恐妻家”?殺し屋シリーズ第三弾!『AX』伊坂幸太郎(著)
こんにちは、ぽっぽです。 228冊目はこちら↓ 『AX』伊坂幸太郎(著) ”こんなにも人間味溢れる殺し屋がいたとは” 本書を読んだ多くの方が、とりわけ前二作を読了済の方は、きっとこう思うはず。 ここでしか出会えない殺し屋 ...
【ハリウッド映画化】殺し屋シリーズ第二弾!『マリアビートル』伊坂幸太郎(著)
こんにちは、ぽっぽです。 227冊目はこちら↓ 『マリアビートル』伊坂幸太郎(著) 伊坂幸太郎さんの大人気作「殺し屋シリーズ」第二弾となる本書。 シリーズの中でも特に人気が高く、2022年にはブラッド・ピット主演でハリウ ...
実在の絵画が迷える女性たちを導くアート短編小説『常設展示室』原田マハ(著)
上白石萌音さんも絶賛の、原田マハさんによるアート短編集。女性たちの心象の変化と実在する絵画が絶妙にリンクし、読者を芸術の世界へと誘ってくれます。アート小説の入り口となってくれるような一冊。
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら 幼少期からの読書習慣は、脳や心の成長に良い影響を与える。 というような話を聞いたことがある人も多いと思います。 子どもの頃から本を読んできたにも関わらず、頭も心もおよそ健や ...
衝撃の真相に心震える社会派ミステリ『震える天秤』染井為人(著)
「高齢者の運転問題」をテーマにした社会派ミステリ。登場人物の内面や複雑な思いを掘り下げ、事故の真相に迫ります。「正義」と「良心」を秤にかけた主人公は、はたしてどちらに天秤を傾けるのか......?
【ナツイチ2023】人気声優たちが厳選タイトルを朗読! [よまにゃチャンネル/集英社文庫]
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら みなさん、いよいよこの季節がやってきましたね! 今年も集英社文庫による夏のイベント<よまにゃチャンネル>の朗読本についてご紹介していきたいと思います。 2023年はどの声優 ...
【宮城県警シリーズ】震災によって引かれてしまった境界線を描いたヒューマンミステリー『境界線』中山七里 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 224冊目はこちら↓ 『境界線』中山七里(著) 東日本大震災で心に傷を負った人々を描いたヒューマンミステリー。 佐藤健さん主演で映画化された『護られなかった者たちへ』につらなる“宮城県警シリーズ ...
【全7編】不器用な主人公たちが織りなす不気味でユーモラスな短編集『父と私の桜尾通り商店街』今村夏子 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 223冊目はこちら↓ 『父と私の桜尾通り商店街』今村夏子(著) 今村夏子さんの四作目の作品。 可愛らしい表紙を裏切るかのような、相変わらず不気味で痛々しい物語たちでした。 読み放題なら「Kind ...
こんにちは、ぽっぽです。 3月も終わり、いよいよ新年度が始まりますね。 せっかく暖かくなってきたので、春らしい小説を…… と思っていたのですが、結局季節に関係ない小説ばかり読んでしまいました。笑 ...
【教科書にも採用】不条理で不可思議な世界を描いた短編集『名もなき本棚』三崎亜記 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 222冊目はこちら↓ 『名もなき本棚』三崎亜記(著) 初めましての作家さん。 日常と非日常の境界を彷徨うような読み心地がなんだかクセになる作品でした。 バリエーション豊かな19編が収録された短編 ...
【ラスト一行の衝撃!】夢想家のお嬢様たちによる暗黒ミステリ『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信(著)
こんにちは、ぽっぽです。 221冊目はこちら↓ 『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信(著) 「小市民シリーズ」の次はちょっと不穏な感じがするこちらの一冊を。 慇懃な口調で語られるダークな物語を存分に堪能できました。 こちらもクリ ...
【芥川賞受賞】不安定で奇妙な世界に魅了される摩訶不思議な小説『むらさきのスカートの女』今村夏子 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 220冊目はこちら↓ 『むらさきのスカートの女』今村夏子(著) ずっと楽しみにしていた今村夏子さんの作品。 意外と気持ち悪さは控えめでしたが、この独特な不穏さはやっぱり今村さんだなと。 読みやす ...
こんにちは、ぽっぽです。 昼間はだいぶ暖かくなってきましたね。 花粉症には辛い季節がやってきました。 2月は念願の「角川武蔵野ミュージアム」に行ってきたのですが、みなさんはもう行かれましたか? 見渡す限り本で埋め尽くされ ...
【No.219】 閉ざされた世界で生きる家族を描いた繊細で濃密な物語『琥珀のまたたき』小川洋子(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『琥珀のまたたき』小川洋子(著) 閉ざされた世界で生きる兄弟たちを描いた、美しくも切ない物語。 以前読んだ『猫を抱いて象と泳ぐ』と少し独特な雰囲気が似ているなと感じました。 ...
【No.218】 孤高の猟師と売れないシェフが織りなす大人の成長物語『みかんとひよどり』近藤史恵(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『みかんとひよどり』近藤史恵(著) <ビストロ・パ・マル>シリーズ以来の近藤史恵さんの作品。 ジビエを通して友情を育んでいくふたりの成長を緩やかに描いたグルメ小説です。 ミ ...
【No.217】 新世代ミステリ作家による斬新な探偵小説!『その可能性はすでに考えた』井上真偽(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『その可能性はすでに考えた』井上真偽(著) テレビドラマ化された『探偵が早すぎる』の原作者・井上真偽(まぎ)さんの作品。 斬新な設定に驚きましたが、中身は正統派ロジックもの ...
【No.216】 メフィスト賞受賞!制裁と救済の本質を問う法廷ミステリ!『法廷遊戯』五十嵐律人(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『法廷遊戯』五十嵐律人(著) 第62回メフィスト賞を受賞したリーガル・ミステリー。 ゲーム要素も織り交ぜたエンタメ小説としても読み応えがある一冊でした。 専門知識は登場する ...
こんにちは、ぽっぽです。 2023年が始まりましたね。 今年は引き続きブログを更新しつつ、純粋に読書を楽しめたらなと思っています。 昨年はブログを意識するあまり、本を読むのがなんだか作業化してしまっていた気がするので。 ...
【No.215】〜科学の世界と人間ドラマが融合した心温まる短編集〜 『月まで三キロ』伊予原新(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『月まで三キロ』伊予原新(著) 人間ドラマに科学の世界が溶け込んだ、これまでにない短編小説集。 全7編の物語はどれもバリエーション豊かで魅力的でした。 日常に疲れたときや、 ...
【No.214】タイムリープ少年が祖父の死の謎に迫るSF本格ミステリ!『七回死んだ男』西澤保彦(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『七回死んだ男』西澤保彦(著) “SF本格ミステリの金字塔”とも謳われている本書。 新装版が出ていたので、この機会に読んでみました。 タイトルは不穏な感じがしますが、コメデ ...
【No.213】〜アンリ・ルソーの幻の絵画をめぐるアート小説〜 『楽園のカンヴァス』原田マハ (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『楽園のカンヴァス』原田マハ(著) アンリ・ルソーの幻の名画をテーマに描かれた、原田マハさんのアート小説。 絵画ミステリーでもあり、エンターテインメントとしても楽しめる一冊 ...
【No.212】密室殺人事件の謎に挑む本格理系ミステリー!『すべてがFになる』森博嗣 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『すべてがFになる』森博嗣(著) “森博嗣さんの小説=難解そう”という勝手なイメージから読むのを躊躇してきた作品。 予想以上に面白くて、もっと早く読めばよかった!とめちゃめ ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら 2022年も本日にて終了ということで、下半期に読んだ本の中から印象に残っている10冊を選出しました! 初めましての作家さんも多く、自分の中でも発見の多かった下半期。 万人受 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2022年もいよいよ終わりを迎えますね。 みなさんは今年の年末年始、どう過ごされる予定でしょうか? 私は寒いのも人混みも苦手なので、家でまったり本を読もうかなと。 まとまった時間がとれるこういう ...
【No.211】物と時間が織りなす“この世にないもの”を巡る物語 『注文の多い注文書』小川洋子/クラフト・エヴィング商會(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『注文の多い注文書』小川洋子/クラフト・エヴィング商會(著) 「私の大好きな小川洋子さんと吉田篤弘さん(クラフト・エヴィング商會)がコラボしているなんて… ...
【No.210】緻密かつ大胆な傑作長編ミステリ!『ハサミ男』殊能将之(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『ハサミ男』殊能将之(著) “男”繋がりということで(前回が『七回死んだ男』だったので)、次はこちらの名作を。 グロテスクなのかと勝手に思っていましたが、意外とそんなことは ...
【No.209】実際の事件をもとに描かれた超濃厚な傑作長編!『BUTTER』柚木麻子(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『BUTTER』柚木麻子(著) 久しぶりに読んだ柚木麻子さんの小説。 こんなに食欲を刺激された作品は初めてで、読んでいる最中にバターを買いに走り出しそうになりました。 ダー ...
【No.208】世界の終わりをめぐる壮大で美しい群像劇『滅びの園』恒川光太郎(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『滅びの園』恒川光太郎(著) 久々に恒川光太郎さんの長編小説。 相反する二つの世界を描いたSFファンタジーでしたが、とても印象的な物語でした。 読み始めたら止まらなくなり最 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2022年も残すところあと1ヶ月。 年々月日が流れるのが早すぎて震えております。 今月は読んだことがない著名なミステリー小説を中心に攻めてみた月。 けっこう波があるタイプなのですが、最近めきめき ...
【No.207】〜冬に読みたいクローズド・サークル・ミステリ!〜 『星降り山荘の殺人』倉知淳 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『星降り山荘の殺人』倉知淳(著) 有名な作品ですが未読だったため、このたび新装版を読んでみました。 これからの季節にぴったりな王道の推理小説。 特にクローズド・サークル系が ...
【No.206】 “平成のエラリー・クイーン“によるデビュー作『体育館の殺人』青崎有吾(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『体育館の殺人』青崎有吾(著) 初めましての作家さん。 ライトノベルのような軽い読み心地ながらも謎解きは本格派。 アニメオタクの天才高校生探偵が、学校で起きた殺人事件の謎を ...
【No.205】〜就職試験を舞台に描かれた一気読み必至のエンタメ小説!〜 『プロパガンダゲーム』根本聡一郎 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『プロパガンダゲーム』根本聡一郎(著) 本書は電子書籍で人気を博した大人気作品を改稿した完全版。 「就活」をテーマにした内容なのかな?と思いきや、なかなか現代的で興味をそそ ...
こんにちは、ぽっぽです。 10月も過ぎ、朝晩はかなり冷え込むようになってきましたね。 ヒートテック・もこもこ靴下はすでに装着済みなので、いよいよ湯たんぽの出番か…… と今から冬を越せるか心配してお ...
【No.204】幼い嘘と過ちが連鎖する切ない物語『球体の蛇』道尾秀介 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『球体の蛇』道尾秀介(著) これまで読んだ作品とは少し違う趣を感じた物語。 ひとりの女性に執着する青年の苦悩や後悔が、誠実なまでに描かれている作品でした。 とても哀しくて恐 ...
【No.203】 不思議な飲み屋で紡がれる感涙の連作小説『銀河食堂の夜』さだまさし(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『銀河食堂の夜』さだまさし(著) タイトルに惹かれて手にとってみると、著者はまさかのさだまさしさん。 有名な作品がたくさんありますが、まだ読んだことがなかったので本書が初め ...
【No.202】 ファンタジーとミステリーが入り混じる圧巻のデビュー作!『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎(著) 大人気作家・伊坂幸太郎さんのデビュー作。 架空の島を舞台に描かれた、伊坂ワールド原点の物語です。 現実と虚構が入り混じる不可思議な世 ...
こんにちは、ぽっぽです。 今月は3連休が2回ありましたが、まさかのどちらも台風が来てしまいましたね。 被害を受けた地域の方は大丈夫だったでしょうか? 私の住む地域はあまり影響がなかったのですが、9月ということもあり防災備 ...
【No.201】依存と愛情を描いた傑作心理サスペンス! 『悪いものが、来ませんように』芦沢央(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『悪いものが、来ませんように』芦沢央(著) 初めましての作家さん。 なんの事前情報もなしに読み始めたので油断していたら…… 文庫本はこちら+ ...
【No.200】森見ワールドの原点がここに! 『太陽の塔』森見登美彦(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『太陽の塔』森見登美彦(著) 森見登美彦さんのデビュー作を今更ながら読んでみました。 というか、たまたま手に取ったのが本書でした。 まだまだ読んでいない作品がたくさんあるの ...
【No.199】 驚きとスリルあふれる極上のエンタメ小説!『ホワイトラビット』伊坂幸太郎(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『ホワイトラビット』伊坂幸太郎(著) 独特な語り口と目まぐるしい展開が印象的な一冊。 最初は混乱しましたが、バラバラだった点が繋がっていく怒涛の後半戦は読み応え抜群! 楽し ...
こんにちは、ぽっぽです。 8月前半は猛暑日が続きましたが、後半にかけて徐々に涼しくなってきましたね。 今年は秋の気配が漂い始めるのが早い気がします。 みなさんはどんな夏休みを過ごされたでしょうか。 私はかき氷を食べに行っ ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら 夏は海や花火やお祭りなど、明るく楽しいイメージがありますよね。 しかしその反面で、他の季節にはない独特の嫌な感じもありませんか? 今回はそんな夏の嫌なところを凝縮したかのよ ...
【No.198】〜陰鬱で歪んだ世界観に惹き込まれるもう一つの夏休み〜 『向日葵の咲かない夏』道尾秀介(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『向日葵の咲かない夏』道尾秀介(著) 「向日葵」「夏」というワードから連想する明るさとは真逆の、歪で薄気味悪い物語。 好みはわかれそうですが、読み始めると止まらないことは間 ...
【No.197】〜覆面作家による話題のデビュー作!〜 『ルビンの壺が割れた』宿野かほる(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『ルビンの壺が割れた』宿野かほる(著) 覆面作家・宿野かほるさんによるデビュー作。 一時期話題沸騰となっていたのでご存知の方も多いかもしれませんね。 まさに「ルビンの壺」を ...
【夏休みにやりたい】〜わたしの本棚の「な・つ・や・す・み」〜
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら Twitterのハッシュタグで見かけたのですが、面白そうなのでやってみました! 何かというと、自分の本棚から「な」「つ」「や」「す」「み」の文字から始まる本を選ぶというだけ ...
【No.196】〜ゲスミス!?生活保護をめぐる後味最悪な物語〜 『悪い夏』染井為人(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『悪い夏』染井為人(著) 第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作品。 「生活保護」をめぐる後味の悪い物語ですが、意外とサラサラと読めました。 夏の嫌なところを凝縮したかの ...
こんにちは、ぽっぽです。 7月も終わり、いよいよ夏本番がやって来ました。 帰省や旅行の計画を立てている方も多いと思いますが、まだまだ気を抜けない状況が続きそうですね。 早く安心して出かけられる日が来るといいのですが ...
【No.195】〜「冤罪」をテーマに描かれた社会派ミステリ&ノンストップ・エンタテインメント!!〜 『テミスの剣』中山七里(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『テミスの剣』中山七里(著) 「冤罪」をテーマにした社会派ミステリ小説。 重たい内容ながらも、最後までぐいぐい読ませる内容になっています。 エンタメの醍醐味を堪能しつつも、 ...
【No.194】〜特別エッセイ集付き!全6編を収録した『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ作品〜 『祝祭と予感』恩田陸(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『祝祭と予感』恩田陸(著) 映画化もされた大人気小説『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ作品。 本編を読んだ方はぜひこちらも読んでみてください。 全6編の物語はもちろん、おまけのエッ ...
【#キュンタ大作戦2022】〜新潮文庫の100冊 で“ステンドグラスしおり”をゲットしよう!〜
こんにちは、ぽっぽです。 みなさんは最近書店に行かれましたか? 「読書の秋」なんて言われていますが、実は本好きにとっては「夏」も重要な季節。 毎年夏になると出版社さんごとに様々なイベントを開催するんですよね。 (この間ご ...
【No.193】〜生きづらさや弱さを抱える全ての人に寄り添ってくれる魔法の言葉〜 『おまじない』西加奈子(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『おまじない』西加奈子(著) 長編小説のイメージが強い西加奈子さんですが、本書は短編小説。 「女の子」「おじさん」「おまじない」というキーワードで描かれた8つの物語が収録さ ...
【No.192】〜本屋大賞受賞作!リアルとファンタジーミステリーが融合した、一気読み必至の感動長編小説〜 『かがみの孤城』辻村深月(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『かがみの孤城』辻村深月(著) ずっと読むのを楽しみにした作品! まとまった時間ができたのでやっと読むことができました。 かなりボリュームがあるので時間がかかるかなと思いき ...
【No.191】〜読むだけで旅の気分を味わえる、温もりいっぱいの架空の街の物語〜 『ブランケット・ブルームの星型乗車券』吉田篤弘(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『ブランケット・ブルームの星型乗車券』吉田篤弘(著) 大好きな吉田篤弘さんの小説。 寒い季節によみたくなる一冊ですが、我慢できずこんな暑い時期に読んでしまいました笑。 本書 ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら 2022年上半期が終了したということで、いったんここで今年読んだ本を振り返ろうと思い立ち。 1月から6月にかけて読んだ本の中から印象に残っている本を10冊選んでみました。 ...
こんにちは、ぽっぽです。 梅雨入りが宣言されたと思いきや、あまり雨が降らない6月でしたね。 雨不足で野菜の値段が高騰しないか不安でしかありません。 後半はまるで真夏のような暑さで「あれ?もう8月になったの?」と頭がバグを ...
【ナツイチ2022】人気声優たちが厳選タイトルを朗読! [よまにゃチャンネル/集英社文庫]
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら みなさん、夏といえば「ナツイチ」ですよね!ね? 今年もこの季節がやってきました。 今回は7月1日から公開される<よまにゃチャンネル>の朗読本について。 事前にTwitter ...
【ナツイチ2022】人気声優たちが厳選タイトルを朗読! [よまにゃチャンネル/集英社文庫]
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら みなさん、夏といえば「ナツイチ」ですよね!ね? 今年もこの季節がやってきました。 今回は7月1日から公開される<よまにゃチャンネル>の朗読本について。 事前にTwitter ...
【No.190】〜Twitterで大反響の『ほねがらみ』の著者が描く”民俗学カルトホラー”!〜 『異端の祝祭』芦花公園(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『異端の祝祭』芦花公園(著) 最近蒸し暑くなってきたので角川ホラー文庫の小説を。 「試しに読んでみるかなぁ」くらいのテンションで読み始めましたが、ぐいぐい引き込まれました。 ...
【No.189】〜6/17映画公開!シリーズ史上最も奇怪な難事件に挑む、傑作長編小説!〜 『バスカヴィル家の犬 』コナン・ドイル(著)/駒月雅子(訳)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『バスカヴィル家の犬 』コナン・ドイル(著)/駒月雅子(訳) 前回読んだのは短編小説『シャーロック・ホームズの冒険』。 順番的に次は『緋色の研究』かなと思いましたが、本日映 ...
【No.188】〜不屈の古典的名作が最新訳で蘇る!傑作ぞろいのミステリー短編小説〜 『シャーロック・ホームズの冒険 』コナン・ドイル(著)/石田文子(訳)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル(著)/石田文子(訳) 本書は傑作中の傑作が詰まったシャーロック・ホームズシリーズの短編小説。 今まで読んだことがなかったとい ...
【No.187】〜あまりのおぞましさに身も凍る、衝撃のホラーミステリ!〜 『殺戮にいたる病』我孫子武丸 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『殺戮にいたる病』我孫子武丸(著) グロテスクという噂を耳にし、読むのを躊躇していた作品。 何度か手に取り、やめるを繰り返し…… やっぱり気になるの ...
【No.186】〜広大な盤上の世界に誘われる、美しくも哀しい物語〜 『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子(著) 「チェス」を題材に描かれた小川洋子さんの長編小説。 静謐で優しくてどこか奇妙な世界に引き込まれてしまう作品です。 チェスが好きな方はも ...
こんにちは、ぽっぽです。 GWもあっという間に過ぎ去り、気づけばもう5月も終わり。 みなさんはどこかにお出掛けしましたか? 私はちょうど株主優待の宿泊券があったので、1泊2日で那須に行ってきました。 カフェやコテージでの ...
【No.185】〜義兄への恋心と日常にひそむ謎を描いた連作短編集〜 『レモンタルト』長野まゆみ (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『レモンタルト』長野まゆみ(著) 初めましての作家さん。 表紙とのギャップに驚きつつも、独特の雰囲気と艶やかな文章に魅了されました。 義兄への恋心と日常で起こる不思議な出来 ...
【No.184】〜色とりどりの和菓子と家族の絆に心温まる時代小説〜 『まるまるの毬』西條奈加(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『まるまるの毬』西條奈加(著) 吉川英治文学新人賞受賞作品。 美味しそうな「和菓子」に心くすぐられる、人情味あふれる時代小説です。 文庫本はこちら⬇︎ 電子書 ...
【No.182】〜沖縄が起こした奇跡の三日間!母と子、そして家族を描いた感動の物語〜 『アンマーとぼくら』有川ひろ (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『アンマーとぼくら』有川ひろ(著) 久しぶりに読んだ有川浩ひろさんの小説。 本書はかりゆし58の曲「アンマー」に着想を得た、沖縄が舞台の「家族小説」です。 ガイドブック?と ...
【No.183】〜「世にも奇妙な物語」の大ファンである著者が書き下ろした、5つの奇妙な物語〜 『世にも奇妙な君物語』朝井リョウ(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『世にも奇妙な君物語』朝井リョウ(著) なんか面白そう!という単純な理由で手にとってみた作品。 5つのちょっと不気味で奇妙な物語が収録されています。 文庫本はこちら ...
【五月病の方へ】〜心が疲れているときに読みたい“旅”と”癒し”の小説3選〜
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら ゴールデンウィークが過ぎ去り早一週間。 みなさん、少しずつ通常の生活に慣れてきましたか? ちなみに次の祝日はなんと”7月”です…… この事実を知って ...
【No.181】〜疲れているときに読みたい!”小さな幸せ”に出会える20のギフト〜 『ギフト』原田マハ(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『ギフト』原田マハ(著) 短編と呼ぶにはあまりに短い、まるで詩のようなショートストーリーが詰まった作品。 どの物語もほっこりと優しい雰囲気に包まれているので、ちょっと一休み ...
【No.180】〜さまざまな呪縛からの解放を描いた爽やかな短編小説集〜 『独立記念日』原田マハ (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『独立記念日』原田マハ(著) ※本書は2010年に刊行された『インディペンデンス・デイ』を改題したものです。 前回読んだ『ギフト』に引き続き、原田マハさんの”アートじゃない ...
【No.179】〜見た目は総理、中身は庶民?日本の政治に一石を投じる痛快なエンタメ小説!〜 『総理にされた男』中山七里(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『総理にされた男』中山七里(著) 売れない舞台役者が、ある日突然総理大臣に!? 政治ど素人の主人公が、総理の”替え玉”として奔走する姿を描いたポリティカル・エンターテインメ ...
こんにちは、ぽっぽです。 いよいよ新年度が始まりましたね。 4月は何かと忙しい時期。 本を読む暇もないほど、慌ただしく過ぎ去っていったという方もいるかもしれません。 GWがお休みの方はしっかりと休養をとり、本を読んで癒や ...
【No.178】〜架空の司法制度を通して描かれた”憎しみ”と”赦し”の物語〜 『手の中の天秤』桂望実 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『手の中の天秤』桂望実(著) 大胆な設定の架空の司法制度がテーマの物語。 加害者と被害者、両方の立場から”憎むこと”と”赦すこと”について考えさせられます。 重たいテーマで ...
【No.177】〜疲れた心に沁み渡る、人間ドラマと絶品ランチ酒〜 『ランチ酒』原田ひ香 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『ランチ酒』原田ひ香(著) 主人公は「見守り屋」として夜に働く30代の女性。 彼女が昼間にその日の仕事を振り返りながら、絶品ランチとそれに合うお酒を嗜む物語です。 様々な事 ...
【No.176】〜爽やかな感動に心が透き通る、大人も読みたいベストセラー小説〜 『青空のむこう』アレックス・シアラー (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『青空のむこう』アレックス・シアラー(著) 子どもの頃に読んだ懐かしい小説。 ユーモアを交えた明るい文章は読みやすく、切なくも優しい物語に胸が温かくなった記憶があります。 ...
【No.175】〜あなたの働く理由はなんですか?頑張る女性たちに勇気をもらえる、珠玉の短編小説集〜 『絶対泣かない』山本文緒(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『絶対泣かない』山本文緒(著) 「仕事」と「女性」をテーマにした、15の短編小説集。 悩みながらも頑張る女性たちに、元気をもらえる作品です。 電子書籍はこちら⬇ ...
【No.174】〜日常にひそむささやかな怪異を描いた”ちょっと怖い”13の物語たち〜 『きのうの影踏み』辻村深月 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『きのうの影踏み』辻村深月(著) 辻村さんは青春ミステリ系のイメージがありますが、実はホラー小説も書かれているんですよね。 私は基本的にホラー・オカルト系は苦手なのですが、 ...
【No.173】〜したたかな悪女の欲望渦巻く、一線を超えた戦慄ミステリー!〜 『キリコはお金持ちになりたいの』松村比呂美 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『キリコはお金持ちになりたいの』松村比呂美(著) お金に強い執着を持つ主人公・霧子による、一線を超えた戦慄ミステリー。 後半に向かうにつれて膨れ上がる底なしの欲望と、女性達 ...
【No.172】〜旧友を捜しに”激動の東欧”を旅した著者によるドキュメンタリー小説〜 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』米原万里 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』米原万里 (著) 子ども時代をプラハのソビエト学校で過ごした著者による、ノンフィクション小説。 音信不通になってしまったかつての友人たちと、 ...
【No.171】〜異能の凸凹コンビの絆深まる、民俗学ミステリー第二弾!〜 『准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る』澤村御影(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る』澤村御影(著) シリーズ二作目までKindle Unlimitedの対象になっていたので読んでみました。 今作では深町君の耳に ...
【No.170】〜ちょっと残念なイケメン准教授と孤独な大学生の凸凹コンビによる、民俗学ミステリー!〜 『准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき』澤村御影(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき』澤村御影(著) 普段は読まない「キャラクター文庫」に挑戦してみました。 ちょっと残念な准教授と孤独な大学生がタッグを組んで、怪異 ...
こんにちは、ぽっぽです。 朝晩はまだまだ冷えますが、昼間はすっかりあたたかくなりましたね。 花粉症の方はさぞかし辛い時期でしょう。(そういう私もですが) 今月はブログの執筆に時間をとっていたので、読書量は少なめでした。 ...
【読書術 No.12】〜あなたはどちら派ですか?新品と古本のメリット・デメリットについて〜
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら 本を買うなら、新品か古本か。 私の経験上「絶対に新品がいい!」という人はいましたが「絶対に古本じゃなきゃ嫌だ!」という人には出会ったことがないような気がします。 金銭的な理 ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら 朝晩は冷えるものの、昼間はすっかり春の暖かさになりましたね。 今年の桜の開花は、例年よりも少し早めのようです。 皆さんはこの時期なにを思い浮かべますか? 桜、お花見、三色団子 ...
【No.169】〜”五人と一匹”の奇妙な共同生活からはじまった、詐欺師たちによる怒涛の逆転劇!〜 『カラスの親指』道尾秀介 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『カラスの親指』道尾秀介(著) 直木賞作家である道尾秀介さんの大人気作品。 阿部寛さん主演で映画化もされた、詐欺師たちによる読み応え抜群のミステリー小説です。 まさかの展開 ...
【No.168】〜出版業界の裏側をブラック・ユーモアたっぷり描いた痛快ミステリー〜 『作家刑事毒島』中山七里 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『作家刑事毒島』中山七里(著) 「作家兼刑事」という異色の肩書きを持つ主人公が、猛毒を吐きまくる痛快ミステリー。 素人目には華やかそうに見える文壇の裏側が、皮肉たっぷりに描 ...
【No.167】〜いくつもの偶然によって紡がれてゆく、秘められた恋と消えゆく音の物語〜 『遠くの街に犬の吠える』吉田篤弘 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『遠くの街に犬の吠える』吉田篤弘(著) 「遠吠え」から始まり、いくつもの偶然によって紡がれてゆく物語。 今回はほんのりと「恋」についても描かれてて、これまでの作品とは少し雰 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2月は28日しかなかったので、なんだかあっという間でしたね。 あまり意識はしていなかったのですが、今月は読んだことのない作家さんの小説を中心に読書をした一ヶ月でした。 中には相性があまり良くなか ...
こんにちは、ぽっぽです。 2月は28日しかなかったので、なんだかあっという間でしたね。 あまり意識はしていなかったのですが、今月は読んだことのない作家さんの小説を中心に読書をした一ヶ月でした。 中には相性があまり良くなか ...
【No.166】〜祖父の手料理に胃袋から癒される、心の再生を描いた物語〜 『エミリの小さな包丁』森沢明夫 (著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『エミリの小さな包丁』森沢明夫(著) 前に読んだ『夏美のホタル』が印象に残っていたので、別の作品も読んでみることに。 本書は都会で全てを失ってしまった主人公が、田舎の祖父と ...
【No.165】〜忙しすぎる現代人にこそ読んで欲しい、世界で愛され続ける児童書の名作〜 『モモ』 ミヒャエル・エンデ(著)
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『モモ』ミヒャエル・エンデ(著) 今回私が読んだのは、世界中で愛され続ける児童書の名作『モモ』。 子どもだけでなく、全世代に読んで欲しい一冊です。 昔読んだことがあるという ...
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こんにちは、ぽっぽです。 2024年3月に読んだ本を一覧にまとめました。 読み放題なら「Kindle Unlimited」 【“Kindle Unlimited”のおすすめポイント】 目次今月読んだ本『ソラシド』吉田篤弘 ...
こんにちは、ぽっぽです。 235冊目はこちら↓ 『ソラシド』吉田篤弘(著) 「まずいコーヒー三部作」の一冊。 幻のデュオ「ソラシド」の音楽をめぐり、1986年の記憶と風景を辿っていく、兄と妹の物語です。 著者自身の経験を ...
こんにちは、ぽっぽです。 234冊目はこちら↓ 『デフ・ヴォイス』丸山正樹(著) 聴こえる世界と、聴こえない世界。 その両方を生きる「コーダ」の視点で描かれた、社会派ミステリー小説。 ろう者独自の文化や手話についてなど、 ...
こんにちは、ぽっぽです。 232冊目はこちら↓ 『木になった亜沙』今村夏子(著) 以前から気になっていた作品が文庫化されていました! 全三篇とエッセイ、そして村田沙耶香さんの解説が収録された一冊。 不思議で、不穏で、切実 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2024年2月に読んだ本を一覧にまとめました。 今月は大好きな作家さんの小説からはじまり、新NISAにまつわる投資の本、戦争をテーマにした漫画などなど。 いろんな本を読んだ一ヶ月でした。 (数年 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2024年1月に読んだ本を一覧にまとめました。 今月は小説以外に、珈琲の本やビジネス書、漫画などなど。 気の向くままにいろんなジャンルを読んでみた一ヶ月でした。 (今回ご紹介する本はほとんどがK ...
こんにちは、ぽっぽです。 231冊目はこちら↓ 『信仰』村田沙耶香(著) 海外からのオファーを受けて描かれた作品も含む、短編&エッセイ集。 自分の信じている「現実」が揺るがされる表題作から、うまく現実を生きられない人たち ...
こんにちは、ぽっぽです。 230冊目はこちら↓ 『樽とタタン』中島京子(著) ツヤツヤと輝く美しいりんごが印象的な、タルトタタン。 “タタン姉妹”の思わぬ失敗から誕生したスイーツとして知られている(諸説あり)、フランスの ...
初めて最初から最後まで『銀河鉄道の夜』を読んでみた率直な感想や違和感について、気になった部分に焦点を当てながら考察してみました。
こんにちは、ぽっぽです。 228冊目はこちら↓ 『AX』伊坂幸太郎(著) ”こんなにも人間味溢れる殺し屋がいたとは” 本書を読んだ多くの方が、とりわけ前二作を読了済の方は、きっとこう思うはず。 ここでしか出会えない殺し屋 ...
こんにちは、ぽっぽです。 227冊目はこちら↓ 『マリアビートル』伊坂幸太郎(著) 伊坂幸太郎さんの大人気作「殺し屋シリーズ」第二弾となる本書。 シリーズの中でも特に人気が高く、2022年にはブラッド・ピット主演でハリウ ...
上白石萌音さんも絶賛の、原田マハさんによるアート短編集。女性たちの心象の変化と実在する絵画が絶妙にリンクし、読者を芸術の世界へと誘ってくれます。アート小説の入り口となってくれるような一冊。
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら 幼少期からの読書習慣は、脳や心の成長に良い影響を与える。 というような話を聞いたことがある人も多いと思います。 子どもの頃から本を読んできたにも関わらず、頭も心もおよそ健や ...
「高齢者の運転問題」をテーマにした社会派ミステリ。登場人物の内面や複雑な思いを掘り下げ、事故の真相に迫ります。「正義」と「良心」を秤にかけた主人公は、はたしてどちらに天秤を傾けるのか......?
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら みなさん、いよいよこの季節がやってきましたね! 今年も集英社文庫による夏のイベント<よまにゃチャンネル>の朗読本についてご紹介していきたいと思います。 2023年はどの声優 ...
こんにちは、ぽっぽです。 224冊目はこちら↓ 『境界線』中山七里(著) 東日本大震災で心に傷を負った人々を描いたヒューマンミステリー。 佐藤健さん主演で映画化された『護られなかった者たちへ』につらなる“宮城県警シリーズ ...
こんにちは、ぽっぽです。 223冊目はこちら↓ 『父と私の桜尾通り商店街』今村夏子(著) 今村夏子さんの四作目の作品。 可愛らしい表紙を裏切るかのような、相変わらず不気味で痛々しい物語たちでした。 読み放題なら「Kind ...
こんにちは、ぽっぽです。 3月も終わり、いよいよ新年度が始まりますね。 せっかく暖かくなってきたので、春らしい小説を…… と思っていたのですが、結局季節に関係ない小説ばかり読んでしまいました。笑 ...
こんにちは、ぽっぽです。 222冊目はこちら↓ 『名もなき本棚』三崎亜記(著) 初めましての作家さん。 日常と非日常の境界を彷徨うような読み心地がなんだかクセになる作品でした。 バリエーション豊かな19編が収録された短編 ...
こんにちは、ぽっぽです。 221冊目はこちら↓ 『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信(著) 「小市民シリーズ」の次はちょっと不穏な感じがするこちらの一冊を。 慇懃な口調で語られるダークな物語を存分に堪能できました。 こちらもクリ ...
こんにちは、ぽっぽです。 224冊目はこちら↓ 『境界線』中山七里(著) 東日本大震災で心に傷を負った人々を描いたヒューマンミステリー。 佐藤健さん主演で映画化された『護られなかった者たちへ』につらなる“宮城県警シリーズ ...
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こんにちは、ぽっぽです。 220冊目はこちら↓ 『むらさきのスカートの女』今村夏子(著) ずっと楽しみにしていた今村夏子さんの作品。 意外と気持ち悪さは控えめでしたが、この独特な不穏さはやっぱり今村さんだなと。 読みやす ...
こんにちは、ぽっぽです。 昼間はだいぶ暖かくなってきましたね。 花粉症には辛い季節がやってきました。 2月は念願の「角川武蔵野ミュージアム」に行ってきたのですが、みなさんはもう行かれましたか? 見渡す限り本で埋め尽くされ ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『琥珀のまたたき』小川洋子(著) 閉ざされた世界で生きる兄弟たちを描いた、美しくも切ない物語。 以前読んだ『猫を抱いて象と泳ぐ』と少し独特な雰囲気が似ているなと感じました。 ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『みかんとひよどり』近藤史恵(著) <ビストロ・パ・マル>シリーズ以来の近藤史恵さんの作品。 ジビエを通して友情を育んでいくふたりの成長を緩やかに描いたグルメ小説です。 ミ ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『その可能性はすでに考えた』井上真偽(著) テレビドラマ化された『探偵が早すぎる』の原作者・井上真偽(まぎ)さんの作品。 斬新な設定に驚きましたが、中身は正統派ロジックもの ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『法廷遊戯』五十嵐律人(著) 第62回メフィスト賞を受賞したリーガル・ミステリー。 ゲーム要素も織り交ぜたエンタメ小説としても読み応えがある一冊でした。 専門知識は登場する ...
こんにちは、ぽっぽです。 2023年が始まりましたね。 今年は引き続きブログを更新しつつ、純粋に読書を楽しめたらなと思っています。 昨年はブログを意識するあまり、本を読むのがなんだか作業化してしまっていた気がするので。 ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『月まで三キロ』伊予原新(著) 人間ドラマに科学の世界が溶け込んだ、これまでにない短編小説集。 全7編の物語はどれもバリエーション豊かで魅力的でした。 日常に疲れたときや、 ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『七回死んだ男』西澤保彦(著) “SF本格ミステリの金字塔”とも謳われている本書。 新装版が出ていたので、この機会に読んでみました。 タイトルは不穏な感じがしますが、コメデ ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『楽園のカンヴァス』原田マハ(著) アンリ・ルソーの幻の名画をテーマに描かれた、原田マハさんのアート小説。 絵画ミステリーでもあり、エンターテインメントとしても楽しめる一冊 ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『すべてがFになる』森博嗣(著) “森博嗣さんの小説=難解そう”という勝手なイメージから読むのを躊躇してきた作品。 予想以上に面白くて、もっと早く読めばよかった!とめちゃめ ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日のテーマはこちら 2022年も本日にて終了ということで、下半期に読んだ本の中から印象に残っている10冊を選出しました! 初めましての作家さんも多く、自分の中でも発見の多かった下半期。 万人受 ...
こんにちは、ぽっぽです。 2022年もいよいよ終わりを迎えますね。 みなさんは今年の年末年始、どう過ごされる予定でしょうか? 私は寒いのも人混みも苦手なので、家でまったり本を読もうかなと。 まとまった時間がとれるこういう ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『注文の多い注文書』小川洋子/クラフト・エヴィング商會(著) 「私の大好きな小川洋子さんと吉田篤弘さん(クラフト・エヴィング商會)がコラボしているなんて… ...
こんにちは、ぽっぽです。 今日の一冊はこちら↓ 『ハサミ男』殊能将之(著) “男”繋がりということで(前回が『七回死んだ男』だったので)、次はこちらの名作を。 グロテスクなのかと勝手に思っていましたが、意外とそんなことは ...