オツベルと象
オツべルと象を初めて読んだ時不思議な世界観に惹きつけられました。 子供の頃の私は宮澤賢治の神秘的な話を何故か受け入れられず 少し意味のわからない絵本のように感じていました。 独特な言い回しなど、わからないことが多く イソップ話のようには簡単に頭で整理することができませんでした。 けれど大人になって読み返してみると、その世界観にただ驚きました。 仏教信仰が強く、物語の中に巧みに含まれていること 農業などの確かな知識から書かれた表現 また、独創的な感性。 それは誰にでも与えられたものではない才能だと思いました。 オツベルと象は現代社会の中にあるブラックな雇用を絵本で表現している 内容のように大人になった私は感じました。 雇う側と雇われる
2020/03/16 21:55