KONICA C35 EF 期限切れのAGFA ULTRA100で撮った、都電の走る街 梶原停留場付近
神奈川県にあるチャンプカメラ青葉店でこのようなフィルムを入手しました。 このフィルムは極彩色な色合いで有名なフィルムです。その色は「ペンキで塗ったような発色」という風に言われています。写真家の蜷川実花さんが使用されているということでも有名です。 このフィルムですが、実は現在では生産が終了しています。2005年にAGFAのフィルム事業撤退により生産が終了しています。私が入手したのは、その生産が終了して、しかも2007年12月期限が切れたフィルムです。 この手のフィルムを期限切れフィルムと言います。実は、フィルムには期限があります。カラーフィルムだと2年、白黒フィルムだと3年ぐらいが期限だと言われています。 期限が切れたフィルムは使えないかというと使用することが可能です。ただし、ただ保存状態にもよりますがフィルム自体は劣化してしまいます。そしてこれらは以下のような写真を写すことが多いのです。 (1)感度が落ち、光を読み込めなくなり、ISO感度通りの設定で撮ると、暗い写真になります。 (2)コントラストが低下してしまい、画像の明るい部分と暗い部分の差がなくなり、その結果締まりのない写真薄い写真になります。 (3)カラーバランスが損なわれ、その結果。各部分の色が変色した写真になります。 (4)粒子が粗くなり、ざらついた写真になります。 そんな中で、保存状態が良かったため大した劣化が見られなく、「期限切れフィルム10年で+1段(+1EV)」という言葉通りに設定すると、まともな写真になるフィルムも存在します。私の場合ですが、今回入手したAGFA ULTRA100の2007年12月期限が切れたフィルムがそうでした。フィルムはISO100のフィルムだから、ISO50のフィルムの設定で撮ったのです。そうしたら若干マゼンタが強い程度で、今売られているフィルムで撮った写真と言ったら信じてもらうことが出来る写りをしてました。 ただこれはたまたまこういうフィルムに偶然出会ったってことでしょう。他のサイトを見ると散々な結果になった写真も載せられています。いい状態のフィルムに出会うことが出来るかは、はっきり言って分からなく、ある種ギャンブルに近い感じで撮る形式になるので、余りオススメは出来ないのが本音です。 なおAGFA
2020/02/23 20:30