私的な思いが何よりの鎮魂に:星野博美『みんな彗星を見ていた』
わた:天正遣欧使節団についての本かと思ったら・・・ あめ:サブタイトルは「私的キリシタン探訪記」 わた:もともと星野さんは大航海時代とキリシタンに興味があったようで、訪れたキリスト教系の本屋で中浦ジュリアンが列福されることを知り・・・。 あめ:そこから広がってリュートを習い、加えてリュートのオーダーメイドもしちゃう。星野さんらしい。 わた:自らの先祖を探った『コンニャク屋漂流記』の裏テーマで「どこかにキリシタンとの接点がないか」というのもあったって。 あめ:『思い込みが妄想であったことを証明するために人生の多くの時間を費やしているような気さえする』(笑) わた:家康が禁教令を出すまでの経緯を整…
2019/11/29 22:19