連載。タイトル:もう何も考えられなくなった5
明るいは滅びの姿である 翌朝、貧しい、いや、間違えた、まぶしい朝陽に照らされて、起きた。雨戸を閉め忘れていたのだ。ひろしさんとのロング戦。よもやま話から始まって………。雨戸を閉める余裕さえなかったのだ。ベッド上で、明るい光の中で考える。昨夜、私は、オナニーを撮影し、人に見せるという行為を行った。そこにはなにも+も-もないはずだ。いや? もしかしたら、人に影響を与えた、つまり、ひろしさんにという意味になるけれど、そんな+さえあったかもしれないのだ。影響と言っては大げさかもしれない。正確に言おうと頑張ると、ひろしさんの心に多少のアメンボが作るような波紋、さざ波を起こした可能性はあるという意味だ。 …
2019/10/29 16:31