イシグロカズオの「クララとお日さま」を読んで
「クララとお日さま」はイシグロカズオのノーベル文学賞受賞後初の小説である。正確に言えば、アマゾンのAudibleで聴いたのである。所要時間:標準スピードで13時間28分。途中で眠ってしまったり、ややいい加減なこともあった。クララはAIを搭載したAF(人口親友)と呼ばれる子供の友達用ロボットである。クララは物事を見通す目、観察力や理解力という特別の能力をもつAFだった。意図やあらすじは著者ご本人に語ってもらったものを見ることにしたい。ここ。広い視野での問題意識については、ここ。我ながら相当手抜きの感想である。というより思い付きのようなものだ。第1部と最後の第6部は対になっていると思う。著者の言いたいことは第6部にまとまっている。最初、聴いたとき(第6部)使命を終えたクララが廃品置き場におかれていることに、胸が痛ん...イシグロカズオの「クララとお日さま」を読んで
2021/05/16 19:45