ソーメン節

ソーメン節

 贈り物が止まらない。昨今、うちの呼び鈴が騒がしい。やれピンポンだ、やれ御免くださいだ、しぶしぶ門まで出ていって折り返した僕の頬にはいつも微笑みがこぼれている。抱えた包みの重量や大きさから中身を予測しながらヨイショと蓋を持ち上げると、そこにはちょっといい