その17
義母の死 再び福岡に旅立った夫から数時間後、母親の臨終に間に合わなかったという連絡が入った。 義母の暮らす施設にタクシーで到着した時点で知らせを受けたと言う。 点滴を外してからわずか1日で義母は旅立ってしまった。 わたしは愛息が自分の領域に確認出来た時点で逝ったのだと直観した。 少し可愛らしいせっかちさを持つ、義母らしい逝き方だと思った。 よほどこの時を待ち望んでいたように感じた。 発症当時、このようになって歯痒いと悔しがっていた義母の顔を今も忘れることは出来ない。 義母の葬儀が始まる。 今は同じ施設で暮らす義父と福岡市内に住む義姉と夫で、見送る準備が始まった。 つづく ホームページ⬇️ヒーリ…
2019/09/30 11:16