読書日和〜お金とジェンダーと
電子書籍で三分の一くらい読んで、オーディブルに切り替えて読了した本。 黄色い家 作者:川上未映子 中央公論新社 Amazon 職業柄、読み始めてすぐに金銭トラブルの予感が頭をかすめ、登場人物全員に「あの〜確定申告はしていますか?」と聞きたくなってきた。 そして、主人公の元女子高生はついに特殊詐欺の出し子のリーダー格と成り果てるのである。 元女子高生は身分証を持たぬゆえに銀行口座の開設を諦め、自宅でファミレスのバイト代やスナックの売上金、出し子で得た金を保管。 バイト代は母親の彼氏に盗まれ、スナックの売上金の結構な分は母親に無心されて渡してしまい、特殊詐欺で得た金は仲間割れで金の切れ目が縁の切れ…
2024/02/25 12:10