父親が高齢で生まれた子供には遺伝子の変異が多い
昨年の6月に、このブログで「精子や卵子も老化する?体外受精による出産の課題」について書きましたが、今年の9月に科学雑誌Natureに、これに関連する大変興味深い記事が掲載されましたので、補足させていただきます。かいつまんでいえば、「父親が高齢になるほど、生まれた子供に遺伝子変異が多くなる可能性が高まる」ということです。日本語の要約はNatureJapanのホームページ(http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/89252)をご覧ください。母親の高齢出産(特に高齢での初産)でダウン症などの先天異常の発症率が高まることが知られていましたが、これまで父親の年齢が子供の遺伝子変異にどれほど影響するのかはよくわかっていませんでした。今回の調査結果が正しいなら、父親...父親が高齢で生まれた子供には遺伝子の変異が多い
2017/10/02 17:11