筒井康隆著「旅のラゴス」の感想
1986年刊行の筒井康隆著の「旅のラゴス」を読み終わりました。 僕は今まで50冊ぐらいの小説を読んできました。その中でもこの作品は一番好きな作品です。 物語の主人公ラゴスは旅に出て、様々なハプニングや不幸に見舞われます。 それを持ち前の知恵と理性と品の良さで乗り切ります。 ラゴスは旅の途中で様々な人に出会い、うまく人に取り入ることによって大変な状況を打開していきます。そして、出会う人ほぼすべてに慕われます。 みんな人生のなかで、付き合いたくない人と協力せざるを得ない状況に陥ると思います。僕なんかは壁を作って嫌ったりもします。 しかし、ラゴスはつらい状況を受け入れて、周りの人を上手く利用し相手が…
2020/03/31 21:43