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醜形恐怖症日記 〜僕と薄毛〜 https://www.bdd-diary-usuge.com/

20代後半で薄毛が原因で醜形恐怖症を患い、会社を休職してから克服して行くまでの経験を4コマ漫画で赤裸々に綴っています。

shu-chang
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2019/09/06

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  • 【近況報告⑥】最近の病状と職業訓練に通いだした事

    こんにちは。shu-changです。 ↑は頭頂部ハゲあるある(背後からハゲを見られたくない)です。 最近の病状 人目があると相変わらずしんどいですが、少しずつ慣らしていければと思っています。 ただ、会社に勤めていた時のように急にトラウマ的な恐怖感が湧いてくることは無くなったので、強い恐怖を感じた同じ場所(会社)にいる事がストレスの原因だったのかなと考えています。 そう思うきっかけにもなったのが最近ツイッターのフォロワーさんのブログで読んだ記事です。 それは他人が自分の薄毛の頭をちらっと見ることに対するストレスと自分が勝手に薄毛を気にして他人の目に怯えるストレスだと、後者のストレスの方が圧倒的に…

  • 【脱サラ編⑤】職業訓練に通います。

    こんにちは。shu-changです。 会社を退職してからもうすぐ1ヶ月になります。 Webで稼ぐ!とは言ったものの、稼ぐとは程遠いブログを運営したり、新しいブログをワードプレスで立ち上げようとしたり、メルカリをしたり、自己アフィリエイトをしたり、有料NOTEを買ってみたり、育児したりという生活をしています。 醜形恐怖症の方ですが、相変わらず外で禿げ頭をさらしているとしんどくなります。 そのため薄毛治療を10月頭から再開しました。 どこまで戻るかは分かりませんが、経過もブログの方で公開していこうと思っています。(ワードプレスで立ち上げる予定のブログで公開していく予定です。) さて、色々と行き詰ま…

  • 【脱サラ編④】妻の野望

    こんにちは。shu-changです。 妻は地元に戻って、元の仕事をしたいものだと思っていたのですが、土日も仕事に駆り出される可能性がある士業には戻りたくなかったみたいです。 土日は子供との時間をしっかり持ちたいので、それを実現するために勉強して、後悔しないようやるだけやってみたいと言われました。 夫→ネットで稼ぐ宣言 妻→株で稼ぐ宣言 子供あり 果たして我が家の行く末は!? このブログが削除されていたら、ああ現実的な生活に戻ったんだなと察して下さい…。

  • 【脱サラ編③】ネットで稼ぐ(?)

    こんにちは。shu-changです。 会社を退職してから、ネットで稼ぐ方法を模索しています。 前の会社で約12年間働いたため、多少の貯蓄はあるもののしばらく収入が途絶えるため、作業の合間に趣味の品々の断捨離(メルカリ)を始めました。 これが本業になってはいけないのですが、メルカリって商売の基本が凝縮されている気がします。 例えば どんなユーザー向けのプロフィールを設定するか。 価格設定(市場調査) 値下げ交渉 売れそうな物を見極めて高く売る しかし、梱包、配送会社に持ち込む時間等を考えると時給換算すると割りに合わないですね。 世の中にはせどり(物を安く仕入れてネットで高く売る)で生計を立ててい…

  • 【近況報告⑤】薄毛治療再開⁉︎

    こんにちは。shu-changです。 先日 薄毛治療前→どげんかせんといかんという恐怖薄毛治療中→増えた?減った?と気になる恐怖薄毛治療中断→どれだけ戻るんだろうという恐怖全て経験しましたが、薄毛治療中の恐怖が一番マシ。もう一回治療するべきか…。 https://t.co/ZrcGdG6X6f— shu-chang@脱サラ生活1ヶ月目 (@shucha4komablog) 2019年9月23日 というツイートをしたところ、妻がそれを見ていたらしく「薄毛治療して楽になるんだったらやったら?」と言われました。 これまで良くも悪くも(勝手に)薄毛治療に振り回されてきました。 初期脱毛で醜形恐怖症にな…

  • 【脱サラ編②】退職後の手続き

    こんにちは。shu-changです。 無事(?)無職になり4日目を迎えました。 ここ数日は退職後の手続きを色々としていました。 結構ややこしいのかなと思っていたのですが、意外とサクッと終わりました。 今回は近々退職される予定の方や退職の手続きを簡単に知りたいという方のために僕がした手続きを必要書類とあわせて紹介します。(あくまで僕の近所のハローワーク、市役所で必要だったもので、他の地域の市役所等では異なる可能性があります。) なお、手続きは退職後、しばらく無職でいる人向けです。 今回紹介する手続き ハローワーク(ハローワークカードの作成・失業手当の申請・職業訓練の申し込み) 市役所(国民年金・…

  • 【脱サラ編①】会社を辞めて分かった妻の本音

    こんにちは。shu-changです。 脱サラ生活1日目です。 会社を辞めてから分かったことですが、どうやら妻は僕に会社を辞めて欲しくなかったようです。(普通はそうか…。) 僕はてっきり前々から妻は地元で親が開業しているため、仕事に復帰したがっていて、子供のためにも両親や親戚が多い実家に帰りたいのだと思っていました。 今回の僕の退職は申し訳ないことでしたが、僕の年齢やタイミングを考えると前向きな要素も多少はあったのかなと思っていました。 しかし、実際は会社に通ってどんどん病んでいく僕を見て辞めないでとは言えず、地元に帰ればいいじゃないと勧めてくれていたようです。 逆プロポーズをして私が養う!とま…

  • 【近況報告④】退職

    こんにちは。shu-changです。 今回は3本立てです。 最後の出勤日も終わり、今日で僕は11年6ヶ月勤めた会社を退職します。 その間もマンガは書き溜めていたのですが、文章を書こうとすると色々な思いがこみ上げ、うまく文章を書けませんでした。 退職して感じたことは 世間一般で言うとものすごくホワイトな職場であり、良い人にも恵まれていたということ。 そんな環境の中でもうまくやっていけなかった自分の不甲斐なさ でした。 明日からはしばらく、会社の後ろ立てのない無職の生活が続きますが、今までの会社での経験を無駄にすることなく頑張っていきたいと思います。

  • 【近況報告③】カウントダウン

    こんにちは。shu-changです。 会社の出勤日が残すところ明日から4日になりました。 先に地元に引っ越してしまったので、残りの日は会社近くのホテルに泊まって通います。 そしてそのホテルで今ブログを書いています。 正直なところ、会社に行くのが怖くて、新幹線での移動中も動悸がすごかったのですが、最寄り駅で降りると不思議と安心した気持ちになりました。 嫌な思い出ばかりだなと思っていたのですが、家族で散歩した公園や、お参りした神社、ご飯を食べたお店、買い物したスーパーなど、散歩をしていると不思議と懐かしい思い出が浮かんできました。 この土地にもう少しいたらどうなっていたのかとか ささいな一言に対し…

  • 【過去の自分へ⑦】あなたは頑張ってるよ。

    こんにちは。shu-changです。 古いメールを見返していたら、僕が病んでギリギリの精神状態の時に母親が送ってくれたメールが残っていました。 メールを返信する気力もなくほぼスルーだったのですが、母親はそれでも毎朝、僕を心配してメールを送ってくれました。 普段だと煩わしく感じる母親のメールもその時の僕にはとてもありがたかったです。 メールの中に 「あなたは辛い辛いと言いながら、会社に8年も勤めて、毎日通っています。それだけですごいことじゃない。あなたは頑張ってるよ。」 というメールがありました。 このオカンのメッセージを勤務年数や理由は違えど、会社に行くのが辛いという方に送ります。 辛い中でも…

  • 【雑記③】薄毛と美容室

    大丈夫ではないんですけどね…。 こんにちは。shu-changです。 本編でも書いていますが、僕は薄毛ながら美容室に通っています。 理由は新しい所に行って髪を切ってもらうのはもはや耐えられないというのもありますが、以下のような理由からです。 一対一の個室の美容室である。→他の客の目がない。 美容師さんが薄毛に理解があり、相談しやすい。→美容師さんも薄毛でお悩みです。そして育毛の知識が半端ない。 人柄→のんびりとした空気感が合う気がする。 ちなみに今日も髪を切ってもらってきました。 前回は3ヶ月前の薄毛治療薬(ミノキシジル)をちょうど止めた時に切ってもらったのですが、その際にこれからどんどん薄く…

  • 【心の治療法⑦】TFT(思考場療法)

    こんにちは。shu-changです。 心の治療法の7回目はTFT(Thought Field Therapy:思考場療法)です。 同じ醜形恐怖症で悩まれていた方のブログを拝見して、その方がTFTによって病気を克服したという記事を見て興味を持ちました。 自分がやってみて、今のところ多少気持ちは楽になるかな?という感じでしたが(引き続きしばらくやってみようと思います。)、やってみる価値はあると思います。 ちなみに僕は以下の書籍を参考にしました。 ツボ打ちTFT療法 posted with ヨメレバ 森川綾女 講談社 2008年12月 楽天ブックス Amazon Kindle 【TFT(思考場療法)…

  • 【雑記②】退職理由

    こんにちは。shu-changです。 今回は僕が上司に自己都合退職を申し出た時の話です。 同じように会社をこれから辞めようとしている方で退職理由を考えている方の参考になればと思います。 明確な目標や理由があって辞めるという方には必要ないと思いますが、僕の「薄毛を見られたり、笑われたりすることが辛すぎて辞める」のように何らかの事情で本当の理由を言えない方には少しでも参考になるかなと思います。 僕は上司に以下のような理由で自己都合退職をしたいと伝えました。(一部表現をぼやかしている部分もありますが、全部本心ではあります。) 【前向きな理由】 夫婦ともに地元が同じで双方の両親に育児を手伝ってもらえる…

  • 【雑記①】病気と生きる人生

    こんにちは。 地元に引っ越してきてから更新が少し途切れ気味になってきています…。 shu-changです。 そろそろネタ切れ? 症状悪化した? ブログを書いている場合じゃないと気づいた? 等、色々憶測はあるかもしれませんが(そしてそうした理由も多少はあるかもしれませが…)最近、僕はこのブログを更新し続けることの意味を考えていました。 自分と同じような病気で悩む人の助けになりたいという思いはもちろんですが、最近は「病気になったこと=人生がダメになったこと」ではなく「病気になったこと=人生がより良いものになるということ」をこれから自分が証明したいんだなと思っています。(もちろんダメになったという結…

  • 【近況報告】2019年9月

    こんにちは。shu-changです。 薄毛治療薬を絶ち、人生で一番ぐらいの薄毛になりました。 症状としては変わらず、人が周りにいることがものすごく辛くて、自分の後頭部や頭頂部を人に見られたくない、陰口を言われたくないという恐怖から、多くの人と同じ空間にいると、物事に集中できません。(一人の場合は作業に没頭できれば集中できます。) 薄毛治療である程度回復した経験や髪型をほぼ坊主にするなど、気にならないように色々試しましたが、それはそれで周りが気になってしまいダメでした。(今の状態よりはマシかもしれませんが。) この間、妻に「私の言う事は何も聞いてくれていないのね…。」と言われました。 自分が情け…

  • 【過去の自分へ⑥】自分は醜形恐怖症なのか?

    こんにちは。shu-changです。 自分が病気になった時、病名を特定して安心したいと思うことは普通の感覚だと思います。 しかし、精神疾患は病名を診断するのが難しい場合が多く、同じ抗うつ薬でも様々な病気に対して処方されています。 また、同じ精神疾患の中でも複数の病気を併発していたり、状況によって病気が変わることもあります。 何が言いたいかというと「病名を特定するのも重要ですが、自分が辛いかどうかの方が重要」ということです。 僕も会社を休職することになって、容態が落ち着いてくると、自分は何の病気で、どんな治療が必要なのかということを多くの本を読んで調べました。 しかし、結局自分に当てはまる気がす…

  • 【過去の自分へ⑤】涙が止まらない

    こんにちは。shu-changです。 外出することが怖くなって、家に引きこもりがちになった時。 大好きだったバンド活動にも常に帽子を被って通い、何とかライブをやり遂げたと同時に辞めました。 家に帰ると涙が止まりませんでした。 上司にメンタルが限界である事を伝えた時。 ようやく自分の悩みを吐き出せた安堵感で涙が止まりませんでした。 休職初期に自分を責め続け、部屋にこもっていた時。 自然に涙が出て止まりませんでした。 涙が止まらない時は「ただ受け入れて、泣けるだけ泣いて下さい。」 特に「自然に涙が出る」のは体が限界である事を訴えています。 原因が分かればそれを取り除きましょう。 環境が原因である場…

  • 【過去の自分へ④】メンタルを病むのは珍しいことではない。

    こんにちは。shu-changです。 僕はまさか、自分が薄毛の醜形恐怖症になって、うつ病と対人恐怖症を併発するとは思ってもいませんでした。 多くの人が精神疾患は自分とは縁のないものだと思っていると思います。 しかし、いざ自分がそうなってみると、精神疾患は自分が弱いせいだ、恥ずかしいことだと自分を責めてしまいました。 その当時の僕にかけてあげたい言葉は「メンタルを病むのは決して珍しいことではない」ので、受け入れて早く休めということです。 僕が会社員時代、精神疾患で会社を休んだり、抗うつ剤などを飲みながら、仕事をしている方は一定数いました。 他人がこうだから、自分もという考えは個人的にあまり好きで…

  • 【過去の自分へ③】自分の病気を理解してもらえない。

    こんにちは。shu-changです。 心療内科に通っていた時に周りの患者さんが一見、普通の人が多かったということを過去記事で書きましたが、メンタル疾患は見た目や言動でどれだけ辛いかが分かり辛い病気です。 僕の場合は薄毛を人に見られるのが怖くて、外出できないというものでしたが、周りに理解してもらうのはすごく大変でした。(相談し辛い悩みということもありましたが…。) 唯一、悩みを理解してくれたのが姉で、姉がいたからこそ良い心療内科も紹介してもらえたので、姉がいなければ僕はさらに最悪な状態になっていたことでしょう。 主治医に「髪の毛の話題を家の中で出さないで下さい。」と言われた後も両親なんかは「髪な…

  • 【過去の自分へ②】会社に復職するのが不安

    こんにちは。shu-changです。 薄毛を他人に見られるのが怖くなり会社を休職し、薄毛治療をして髪の毛を増やして復職することになった僕ですが、ものすごく復職することが不安でした…。 「ははーん。やっぱり薄毛が辛くて休んだ訳ね。」 「髪増やしてまで復職って必死だなあ。」 等と思われないかと気が気でなかったのです。 そんな当時の僕に対するアドバイスは「誰もあなたにそんなに興味ないよ。」ということです。 何人かは髪が増えたと不思議に思ったかもしれませんが、その一瞬だけで翌日からは何も変わらない普通の日々が続くのです。 さらに休職に入る前の半年以上の自分の風貌など他の人の記憶からは薄れていることでし…

  • 【過去の自分へ①】会社を休職している事に罪悪感を感じる。

    こんにちは。shu-changです。 「過去の自分へ」編では醜形恐怖症で休職し、また症状が悪化して会社を退職することに決めた過去の自分に対して、今の自分ならどのようなアドバイスをするか、ということを発信していきたいと思います。 実際にメンタル疾患で悩んでいて、境遇が近い方の少しでも参考になればと思います。 一回目は「会社を休職する事に罪悪感を感じる」という悩みに対するアドバイスです。 醜形恐怖症に限らず、メンタル疾患を患う人は過度に真面目だったり、責任感が強い人が多いと思います。(今思うと、僕は周りに嫌われないように真面目、責任感が強いキャラクターを演じていて疲弊していたように思います。) 過…

  • 【醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本⑦】生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

    こんにちは。shu-changです。 醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本6冊目は「生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害」です。 前回ご紹介した本「自分の顔が嫌いですか」の中で醜形恐怖症になりやすい性格として紹介されていた「回避性パーソナリティ障害」があまりに自分に当てはまりすぎていたため、もっと詳しく知りたいと思って手に取った本です。 筆者の岡田尊司さん自身も10〜20年以上生きるのが面倒くさいと強く感じていたそうです。(東大の文学部を中退して、京大の医学部卒、精神科医という、とんでもな経歴ですが…。生きるの面倒くさいというような人が辿れるキャリアなのか…。) ご本人も回避性パーソ…

  • 心療内科の選び方

    こんにちは。shu-changです。 僕は運良く、姉が昔通っていた心療内科を紹介してもらい、一発で当たりを引いたので心療内科選びには苦労しませんでした。 しかし、通っている病院が合わないという事は結構な確率であり得る事です。 今回は一発で良い主治医に出会えたからこそ分かる「良い心療内科の選び方」について考えてみたいと思います。 僕が考える良い心療内科の選び方は以下の通りです。 知り合い(友人や家族)が通って良かった所 会社の産業医が紹介してくれる所 直感で合うと感じる所(電話の対応、待合室の雰囲気、主治医との相性) 通いやすい所 復職までのサポートがしっかりしている所 それぞれについて順番に見…

  • 【心の治療法⑥】ACT 〜四つの神話〜

    こんにちは。shu-changです。 心の治療法の6回目はACTと呼ばれる心理療法の「四つの神話」という概念をお伝えします。 デイケアを途中で卒業して、一つだけ心残りだったのが、こうした治療法の勉強を途中で中断せざるをえなかったことです。 そのため、この記事ではACTのほんのさわりの部分と役に立つ概念のみを紹介させて頂きます。(ご興味のある方は是非調べてみて下さい。) ACTとは A:Acceptance(受容する) C:Commitment(決意して行動する) T:Therapy(療法)、Take Action(行動を起こす) の略です。 つなげると、「受容して、決意して行動する療法」。 分…

  • 【薄毛旅①】御髪神社

    こんにちは。shu-changです。 休職中、外出できるようになってからはリハビリを兼ねて色々な場所に行きました。 休職する前は、職場の皆に迷惑をかけてしまう、休んでしまったら人生終わりだ、等と自分を責めに責めてうつ状態になっていましたが、今になって思うと、休職した半年余りの期間は貴重な時間でした。 もし、これから休職される方は悲観的にならずに、割り切って、休んでる期間は自分の人生を見つめ直したり、ゆっくり楽しむ期間と考えてみてはいかがでしょうか。 僕も休職を経験して、休職前よりは物事を「なるようになる」と、楽観的に捉えられるようになりました。 さて、どこに行こうかと迷った時に、地元が京都であ…

  • 【心の治療法⑤】認知行動療法完全版(7つのコラム)

    こんにちは。shu-changです。 何回か認知行動療法について紹介していますが、いずれも簡略化したものなので、ここで正式な手順を紹介したいと思います。 7つのコラムと呼ばれる手順に沿って行います。 7つのコラムとは1.状況(5W1H)2.気分3.自動思考4.根拠5.反証6.適応的思考7.気分の変化 それでは順番に僕の例を挙げて見ていきましょう。 【1.状況】 5W1Hで具体的に書き出す。 僕が会社の飲み会で、他部署の人から、自分の頭を薄いと言って笑われた。 【2.気分】 その時の気分と点数を書き出す。(0点:全くない↔︎100点:最大) 次の図から選んでみても良い。 恥、焦り70点とする。 …

  • 【心の治療法④】マインドフルネス

    こんにちは。shu-changです。 心の治療法の4回目に紹介するのは「マインドフルネス」です。 イメージとしては瞑想に近く、一時期メディアでよく取り上げられていたり、CD付きの関連書籍も多く出版されています。 集中力アップ うつ状態の緩和、不安感、ストレスの減少 ネガティブな出来事や感情に対して自分をコントロールできるようになる 等の効果があるそうです。 うつ病の方はもちろん、普段の生活でストレスを溜めている方や、周囲に対して少し過敏な方にオススメです。 僕が療養中に学んだ座って行うマインドフルネスプラクティスの手順を紹介します。 3つのパートで構成されており、1から3までを1セットで行いま…

  • 【デイケア編④】僕ねー少年

    こんにちは。shu-changです。 デイケアで出会った人物の3人目は「僕ねー少年」です。 印象は茶髪で明るい、自己主張の強い学生という感じでしょうか。 少し場の空気を読むのが苦手なのかなという印象でした。 日本だと場の空気を読んだり、協調性を求められる場面が多いのでこういうタイプの人はなかなか生き辛いタイプなのかなと思います。(もちろん良い子なんですよ。) うつ病や強迫性障害などは過去のトラウマや、〜しなければならない等などの強迫感念から発症するケースが多いですが、こうした日本の「周りに合わせなければならない」という風潮は病みやすい環境なのかもしれないですね。 外国では逆に自己主張や枠からは…

  • 【デイケア編③】美声のサラリーマン

    こんにちは。shu-changです。 デイケアで出会った人物二人目は「美声のサラリーマン」です。(本当にサラリーマンをされているかどうかは不明。) 見た目は普通の出来る営業マンという印象で、会話の受け答えもスムーズ。 本当にどこにでもいそうな普通の人という印象でした。 そして、歌がうまい。テノール歌手のような発声…。 デイケアに通って感じたのは、一見、「普通」という感じの人が意外と多かったことでした。 メンタル疾患は見た目では分からないことも多いため、こうした方が病気だと理解してもらえず、苦労されるケースがあるのだなと思います。 僕の通っていた心療内科は診察待ちをしている時も、どこにでもいそう…

  • 【デイケア編②】ナンプレおばちゃん

    こんにちは。shu-changです。 デイケアで出会った人物の一人目は「ナンプレおばちゃん」です。 ナンプレより数独という呼び方の方が馴染みがある方が多いかもしれません。 たまに電車の中でやっている人を見かけますが、一時期こうしたクロスワードパズルが流行りましたよね。 「ナンプレおばちゃん」はその名の通り、時間があるとずっとナンプレとにらめっこをしていて、他のデイケアの人にも「ナンプレするかい?」と勧めてくれる可愛らしいおばちゃんでした。(ナンプレのレベルもなかなかのもの!) 僕は中級の時点でデイケアを卒業してしまったので、その後はお会いしていませんが、今でもナンプレを見ると彼女のことを思い出…

  • 【デイケア編①】デイケアの1日の流れ

    こんにちは。shu-changです。 休職中、比較的症状が落ち着いてからは、2ヶ月程復職準備のため、通院している病院のデイケアに通いました。 年齢、性別、病気は人それぞれで、多い時は20人ほどが一つの部屋に集まって1日を過ごします。 1日の流れは来所してから退所するまで以下のようなスケジュールで行われました。 ○健康チェック ↓ ○ラジオ体操 ↓ ○午前のプログラム ↓ ○個別活動 ↓ ○昼食 ↓ ○午後のプログラム ↓ ○個別活動 プログラムは治療法の勉強や、瞑想(マインドフルネス)、皆で歌を歌ったり、パソコンの操作を学んだり、ヨガをしたりと色々なものがありました。(プログラムへの参加は基本…

  • 【醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本⑥】自分の顔が嫌いですか。

    こんにちは。shu-changです。 本の紹介も6回目になりました。今回は「自分の顔が嫌いですか」です。 今回の本も1回目に紹介した「身体醜形障害」と同様、精神科医の著者が醜形恐怖症患者の症例を紹介しながら、醜形恐怖症について解説しています。(こちらの方が症例多めです。) 「読んで楽になった本」として紹介していますが、もちろん自分がこういう性格の傾向があり、醜形恐怖症になったんだなと分かり、楽になった部分もあります。 しかし、症例によっては読んでいて、(自分が何となく共感できるからかもしれませんが)辛くなってしまう部分もありました。 なお、髪の毛へのこだわりはアメリカの醜形恐怖症患者だと約63…

  • 【近況報告】2019年8月

    こんにちは。shu-changです。 今回から月に一度ぐらいのペースで自分の症状の経過報告をしていこうと思います。 まず、醜形恐怖症日記本編で書いた通り、9月末で会社を辞めることにしました。 周囲に人がいる状態だとどうしても、誰かに薄毛を馬鹿にされるという強迫観念に襲われて、仕事も手につかず、疲弊して帰宅後も家族に悪影響を与えてしまうからです。 現在は有休消化に入っており、在宅で出来る仕事を模索中です。(この辺りの話も何か別の機会で話せたら良いなあと思います。) さて、しばらく会社に行かなくていい状況でだいぶ気持ちも楽になりましたが、現在の症状は相変わらず以下のような感じです。 常にある頭頂部…

  • 【心の治療法③】アサーショントレーニング

    こんにちは。shu-changです。 第3回目は「アサーショントレーニング」です。 アサーショントレーニングとは「自分の言いたいことを上手に相手に伝えるための練習」です。 対人関係には以下の法則があります。 力の関係:一方が支配的になると相手は服従的に、服従的になると相手は支配的になる。 距離の関係:友好的に接すると相手も友好的に、敵対的に接すると相手も敵対的になる。 言いたいことがうまく言えない、いつも相手を傷つけてしまうという人は自分を責めがちですが、自分を苦しめても意味はありません。 それでは「自分の言いたいこと」を「相手のこと」も「自分のこと」も思いやりながら伝えるにはどうしたらいいだ…

  • 【心の治療法②】スキーマ

    こんにちは。shu-changです。 今回のテーマは「スキーマ」を知るです。 ある出来事が起こった時に瞬間的に浮かぶ考えを「自動思考」と言いますが、スキーマとはその自動思考の元となる考え方の癖、根本のテーマのことを言います。 ※過去記事で自動思考のことを「ある出来事が起こった時に浮かぶ考え方の癖」と説明していましたが、どうやらスキーマの方が意味合いが近いようです。 自動思考→ある出来事が起こった時に瞬間的に浮かぶ考え スキーマ→自動思考の元となる考え方の癖、テーマ と定義を修正させて下さい。 子供時代に人間の当たり前の欲求が満たされない経験や、生まれつきの特徴によって偏ったスキーマが生まれます…

  • 【心の治療法①】認知のゆがみ

    こんにちは。shu-changです。 今回からは醜形恐怖症日記本編でも少し紹介しましたが、僕が闘病中に勉強した心の治療法についてさらに深堀りした部分や役に立ちそうな情報を発信していきたいと思います。 一回目は「認知のゆがみ」を知るです。 まずはあなたが最近、嫌な気分をした場面を想像して以下の三点を考えてみて下さい。 状況(5W1H) 気分(短いフレーズ) 自動思考(長いフレーズ) 「自動思考」とはある出来事が起こった時に浮かぶ考え方の癖である、ということを以前の記事でも紹介しました。 bdd-diary-usuge.hatenablog.com この「自動思考」が極端な場合やマイナスのイメージ…

  • 【醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本⑤】顔ニモマケズ

    こんにちは。shu-changです。 5回目は「夢を叶えるゾウ」等で有名な水野敬也さんの「顔ニモマケズ」です。 水野敬也さんは自己啓発本のイメージがあったので、このような「見た目」に関する本を書くのは少し意外だなと思っていたのですが、ご本人も思春期の頃、顔のむくみに対する醜形恐怖を抱えていたそうです。 余談ですが、昔、新宿の紀伊国屋で「夢を叶えるゾウ2」のサイン会でサインを頂いたことがあるのですが、醜形恐怖とは縁のなさそうなユーモアのあるかっこいい方でした。(この後合コンに行くので、そんな僕に対するメッセージを入れて下さいという無茶ぶりにさらっと対応して下さいました。申し訳ないことをしたなと思…

  • 【醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本④】打倒!円形脱毛症。私ピカピカの一年生

    こんにちは、shu-changです。 4回目に紹介する本は「打倒!円形脱毛症。私ピカピカの一年生」です。 こちらの本も会社を休職中に、たまたまNHK・Eテレの「バリバラ」という番組の”見た目”の悩みの回を見て、(NHK、病んでる人向けの番組多いです…。)出演されていた小豆だるまさんという漫画家が、自らの円形脱毛症の体験を綴った漫画を描かれていることを知り、興味を持って読みました。 男性型脱毛症と円形脱毛症は違う病気ですが、同じ髪の毛の悩みという点で共感できる部分があると思います。 ちなみにこの本以外にも日々ズレズレ (ビッグコミックス)という漫画を描かれており、こちらは色々な種類の脱毛症の悩み…

  • 【醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本③】死ぬくらいなら会社辞めればができない理由

    こんにちは。shu-changです。 3冊目は「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」です。 過労死まで追い込まれてしまう人の精神状態がリアルに描かれており、それを防ぐための思考方法が多く書かれています。 またマンガのため、さらっと読めて、心が楽になる処方箋のような本です。 個人的には死ぬくらいになる前の病むくらいの段階で会社を辞めるか環境を変えた方が良いと思います。 【内容】人はなぜ死ぬまで頑張りすぎてしまうのか。 「まだ大丈夫だと思っていた。」、「他の人も頑張っているから」と精神論で頑張っているといずれ正常な判断力を失ってしまいます。 「今日は何か起きたくない。」「普段通りのことができ…

  • 【醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本②】嫌われる勇気

    こんにちは。shu-changです。 今回紹介する本は3年ほど前にベストセラーになった、アドラー心理学を哲人と青年の対話形式で学ぶ「嫌われる勇気」です。(ドラマ化もされましたが、視聴率は良かったのでしょうか。) ちょうど自分が会社を休職している時、NHKの「100分で名著」という番組で取り上げられていた本で当時の僕にとって生きるヒントをくれた本でした。 今更かよ…という方も多くいらっしゃるかもしれませんがお付き合い下さい。 【内容】 アドラー心理学の根底に流れる概念は「人間関係の悩みは、すべて対人関係の悩みである」というものです。 多くの人は「あの人は自分のことをどう思っているんだろう」と気に…

  • 【醜形恐怖症の僕が読んで楽になった本①】身体醜形障害

    こんにちは。shu-changです。 今回からは醜形恐怖症と診断された僕が、読んで気持ちが楽になった本を紹介していこうと思います。 まず一冊目は「身体醜形障害 なぜ美醜にとらわれてしまうのか」です。 【内容】 醜形恐怖症(身体醜形障害とも言われる)とはどんな病気か?がわかる本です。 この本では醜形恐怖症を「傍目には(客観的には)醜くないのに、身体の全体やある部分についてきわめて醜いと悩む心の病、あるいは想像上の醜さを悩む病」としています。 20数年以上の醜形恐怖症の臨床経験をもつ精神科医が、醜形恐怖症の症状や特徴を、自身の様々な患者の症例ケースを紹介しながら分かりやすく解説しています。 醜形恐…

  • 【最終話】再出発

    こんにちは。shu-changです。 「20代後半で薄毛が原因で醜形恐怖症を患い、会社を休職してから克服して行くまでの経験を4コマ漫画で赤裸々に綴っています。」 とブログの説明に記載しましたが、結局のところ、僕は醜形恐怖症を未だ克服できていません。 どんなに薄毛治療に頼っても、頭を丸めても、頭を隠しても、感じる強迫観念とはもうしばらく付き合っていくことになりそうです。 ただ、強く強迫観念を感じる環境からは離れ、少しずつでも意識を前に向けて歩いていきたいと思います。 話は一旦ここで最終話となりますが、克服して行くまでの経験を綴るという醜形恐怖症日記の目標は変わりません。 不定期にはなりますが、状…

  • 【第23話】決断

    こんにちは。shu-changです。 僕は「組織で働く」ことを辞め、「個人で働く」決断をしました。 薄毛が気になり、周りの目がある環境から逃げて、周りの目がない環境に身を置くということです。 もう一度会社を休職し、病気と向き合って復職する、あるいは職場を変えてもらうという方法もあったかもしれません。 ただ、それではまた同じことの繰り返しで、何より、自分の感覚として職場を変えてもおそらく無理だろうという予感があったのです。 醜形恐怖症は年をとるにつれて、症状がなくなっていくというデータがあります。 僕でいうと、薄毛でもハゲてても気にならない年齢になれば症状はなくなるであろうということです。 しか…

  • 【第22話】再受診

    こんにちは。shu-changです。 精神論で抗うつ薬と薄毛治療薬を中止したものの、快方に向かうわけはなく、髪も精神状態も悪化した僕は再び主治医のもとへ向かいました。 余談ですが、薄毛治療の継続治療のために行った二つ目の病院の良心的な医者は 「高濃度のミノキシジルを長期間服用すると、髪がそれに慣れ、薬なしでは維持できなくなってしまい、やめると元に戻るどころか、さらに髪が薄くなってしまうことが多い。」 とおっしゃっていました。 薄毛クリニックは症例写真等で髪が生えると言う部分だけをクローズアップするのではなく、こうした負の側面があることもしっかりと伝えるべきだと思います。 「どうしたら、髪への執…

  • 【第21話】叫び

    こんにちは。shu-changです。 小さい頃から頭の片隅にあった頭への執着。 頭への執着から仕事が手につかず他人の目に怯える職場。 家族と触れ合っている時にもふと意識に上る頭への執着。 頭へ執着して本当に大事なことに向き合えない日々。 そんな人生にはケリをつけたい。 一体どうすればケリをつけて家族ときちんと向き合えるのか。 僕は妻から「帰省したい。」と言われたその時から抗うつ薬と薄毛治療薬を完全に絶ちました。 そして再び主治医のもとへ向かうのでした。

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