過去の鉄道事故④
平成4年6月2日 関東鉄道常総線取手駅構内における列車脱線事故 事故の状況 関東鉄道常総線西取手駅において、ブレーキ不緩解となったため、当該運転士は、異常時の取扱いとして保安ブレーキ締め切りコック閉とした。しかし、その処置の際、車掌が扱っていた車掌弁を復位していなかったことおよび保安ブレーキスイッチが「ON」となっていたため、ブレーキシリンダに空気が供給できない状態となったままであった。 その後、当該運転士は、そのまま列車を出発させたため、終端駅である取手駅に進入の際、ブレーキが効かず車止め装置を突破し、駅ビルの2階の壁に激突し、乗客1名が死亡、251名が負傷した。 事故の原因 〇ブレーキ不緩…
2020/02/25 17:00